発掘ニュース

No.024

2014.09.19

趣味/教育

“理科”大好きっ子のお気に入り!
「みんなの科学 たのしい実験室」

NHK初の子供向け科学番組!それが『みんなの科学』です。1963(昭38)年に放送が始まり1980(昭55)年までの17年間、子供たちだけでなく大人も楽しめる本格的科学番組として人気を集めました。

この『みんなの科学』が30本余り発掘されました!
今回登録された中で最も古いものは1966(昭41)年放送の「たのしい実験室 スリットカメラ」です。

この頃はまだ白黒放送、月曜から金曜まで夕方6時半から29分間の放送でした。
平日、毎日の放送だったことにビックリ!
なかでも毎週火曜日に放送される「たのしい実験室」が人気で、学校から帰った子供たちの楽しみだったようです。

「スリットカメラ」を取り上げた1966年4月5日の放送では、冒頭コントのようなお芝居から!「やせたい人」と「ふとりたい人」が出てきて写真を撮ってもらいます。

出来上がった写真はご覧の通り!細く見えたり、太く見えたりと不思議な写真が…。
子供向けの科学番組ということで遊び心たっぷり、子供たちの好奇心をつかもうと知恵を絞っていたようです。

もちろんそのあとは原理の説明です。分かりやすく専門家の先生が図や実験映像を用いて教えてくれます。

『みんなの科学』は曜日ごとにサブタイトルを変えて放送していましたが、放送開始当初から17年間続いたのはこの「たのしい実験室」だけです。

1975年4月から司会者となったのがこの方…

高校の先生だった安井幸生さんです。明るく楽しいトークで番組を盛り上げてくれました。もともとは「たのしい実験室」の実験をサポートしていた“NHK科学実験グループ”のメンバーの一人でした。解説する立場で出演していた安井さんが司会者になった形です。

今回発掘されたいくつかのテーマをご紹介すると…

こうした“回路図”を、テレビの前の子供たちはメモを用意して一生懸命書き写したといいます!いろんな意味でアナログの時代でしたね。

ハンダ付けなど、工作好きの子供たちにはたまらないノウハウを丁寧に教えてくれたのも「たのしい実験室」の人気の秘密でした。

このほか…

1978(昭53)年放送の「花のリトマス試験液」では、まず花びらを絞ってきれいな色水を作ります。ここまでは「私も子どもの頃にやりました!」という方がいると思います。

ここからが「たのしい実験室」の「へぇ~!」というところです。

レモン(酸性)を絞って入れると色が変わる花や、アンモニア(アルカリ性)を入れると色が変わる花が!なんとリトマス試験紙のような働きをするんですね!

例えば三色スミレ(パンジー)はレモン(酸性)を入れるとに!
紅いシクラメンはアンモニア(アルカリ性)を入れるとに!

これはアントシアニンという色素を含む花にみられる性質だということです。
そもそもリトマス試験紙とは、こちら…

「リトマスゴケ」というものから作られたという事実にも「へぇ~!」とうなずいてしまいました。

この「みんなの科学 たのしい実験室」は、今も根強いファンが多いのも特徴です!
ネット上にもファンの皆さんのサイトがあったり、一昨年はEテレで再放送番組のリクエストを募集している『お願い!編集長』で、ファンの皆さんから多くの投票をいただき、見事、再放送されました。

詳しくはこちらです。

今もファンが多い『みんなの科学 たのしい実験室』。今回発掘された30本余りも、いつか皆さんにご覧いただく機会を設けられれば…と考えています。

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