特集

2014年8月の特集

大河ドラマ発掘大作戦!!第三弾!“レア度5つ星”大河ドラマ!?

「歌は世につれ 世は歌につれ」 その時代を映し出してきた歌、NHKでは放送開始から様々な音楽番組を放送してきました。今月の特集は懐かしの音楽番組です!

「のど自慢素人演芸会」('53~'70)素人にマイクを渡し、その歌声が全国に流れることが大人気に。
初代司会は、宮田輝さん。のちに「NHKのど自慢」とタイトルが変わり、今に続いています。初期は当然、ビデオがまだ存在しない時代です。
音声を録音したものでも大変貴重です!「当時のテレビを録音していた」という方、お知らせください!情報はこちらへ

「NHK紅白歌合戦」('53~)第1回は’51年1月3日 ラジオ放送の正月特集「紅白歌合戦」でした。
第3回まではお正月番組、第4回から大みそかにテレビとラジオで同時放送され、以降、大みそかの恒例番組となりました。
第1回(’51)~第13回(’62)、第15回(’64)の紅白歌合戦の情報をお持ちの方、是非こちらに!

「夢であいましょう」(’61~’66)「目で楽しめる音楽」を目指したバラエティ音楽番組。構成 永六輔さん、音楽担当 中村八大さん、初代司会は中島弘子さん。そして、渥美清さん、黒柳徹子さん、坂本九さんたちが歌にコントに大活躍しています。番組の終わり間近の1965(昭和40)年に、1/2オープンリールデッキが発売。録画をお持ちの方はこちら

「あなたのメロディー」(’63~’85)アマチュアが作詞作曲した作品を、希望する歌手の歌として発表する「のど自慢」ならぬ「作詞作曲自慢」、この番組から「与作」「空よ」などのヒット曲が生まれました。初代司会は長谷川肇さん。その後、谷啓さん、神津善行さん、五十嵐麻利江さんなども司会を務めました。4月の発掘ニュースNo.5でも出演者から発掘した回を紹介しています。ご出演された皆さんからの情報も引き続きお待ちしています。

「歌のメリーゴーラウンド」(‘64~’68)♪まわ~れ くるくるまわれ~ まわ~れ たの~しく~♪の主題曲でおなじみでした。
午後6時から放送の、こども向け音楽番組です。少年少女合唱団がジャンルを問わず素敵な歌を紹介、世界中から名だたる合唱団を招き、その国の歌を届けました。
透き通る歌声に心洗われた方も多いのでは…
253回の放送のうち、保存は第157回の1本のみ。音声だけ録音したという方も是非、情報をお願いいたします!情報はこちらへ

「歌のグランドショー」(’64~’68、’76~’77)日曜夜のゴールデンタイムに登場した歌番組。NHKホールで公開録画され、豪華なタレントの歌と踊りで、最高視聴率41.7%を記録する人気番組になりました。司会にNHKのアナウンサーではなく、倍賞千恵子さん、アントニオ古賀さん、金井克子さんなどを起用。72回放送された中で、残されているのは1968年4月25日放送回と1977年11月16日放送回の2本のみです。情報お待ちしております!情報はこちらへ

「若さとリズム」(’65~’66)初代ジャニーズがレギュラー出演、若い世代向けに若いポピュラー歌手中心に構成したミュージカルショーです。司会、台詞を使わず、映像合成など、当時としては新しい表現にチャレンジした音楽番組です。今まで、第1回が残るのみでしたが、今年6月 第5回が発掘されました。詳しくはこちら

「ふるさとの歌まつり」(’66~’74)日本各地を回って、その土地の歌だけでなく芸能や風俗も紹介する番組。司会は宮田輝さん。♪歌でつなごう西東 ほんにふるさと良いところ~♪主題歌の「ふるさと音頭」 の作曲は古賀政男さん、作詞は宮田隆さん。「私のふるさとが紹介された回のビデオを持っている!」という方、是非、是非、ご連絡を!情報はこちらへ

「歌の祭典」(’68~’71)毎週NHKホールでの公開録画番組。「歌のグランドショー」からタイトルを変え、人気タレントのヒット曲を中心にした歌謡番組、さらにカラー化で一段と豪華に!司会はダーク・ダックスさん、伊東ゆかりさん、谷啓さん、森山良子さん。映像はないけど音ならあるという方もお願いいたします。情報はこちらへ

「音楽の花ひらく」(’67)当時、型破りな指揮者として有名だった山本直純さんが出演し、司会には映画俳優の三橋達也さんを起用するなど、味のある演出で人気のあった音楽番組です。
32回放送されたなかで、4月19日に放送された回のみ保存。お心あたりのある方はこちら

「思い出のメロディー」(’69~)年末のNHK紅白歌合戦に対して、夏の特集として始まった公開番組。以降「夏の紅白」として現在に続いています。8月9日放送予定の今年の「思い出のメロディー」で、’75年に放送された石原裕次郎さんのビッグショーの秘蔵映像を大公開。詳しくはこちら

「ステージ101」(’70~’74)NHKで1番広い101スタジオを舞台に「ヤング101」が歌やダンスを披露する若者向け音楽バラエティーショー。「ヤング101」出身者に太田裕美さん、田中星児さんがいます。「涙をこえて」などの名曲も生まれました。
番組の情報、思い出はこちら

「ワンマンショー」(’73~’74)芸能界の第一線で活躍するトップタレントがその魅力をあますことなく見せるワンマンショー形式の音楽番組です。北島三郎さん、石原裕次郎さん、ディック・ミネさん、淡谷のり子さん他が出演。残されているのは、最終回の藤山一郎さんの回のみ。番組の情報、思い出などお願いいたします!情報はこちらへ

「ビッグショー」(’74~’79)歌手にとどまらず、俳優、作詞家、作曲家など芸能界の第一線で活躍する人々の魅力を伝える45分間。視聴者の皆さんのご協力で、山口百恵さん、石川さゆりさん、小柳ルミ子さん、八代亜紀さんなどの回が着実に発掘されています。ありがとうございます!ベータやVHSのデッキが発売されてすぐ購入された方、今一度押入れチェックをお願いいたします。番組の情報、思い出はこちら

「レッツゴーヤング」(’74~’86)フォーリーブス、キャンディーズ、松田聖子、田原俊彦らがレギュラーを務め、若者に絶大な人気を誇った公開番組。「スター」から、より親しみやすい「アイドル」といわれるようになったのもこの時期。テレビの前で一緒に歌ったり踊ったりした皆さんも多いのでは?。詳しくはこちら

「音楽の広場」(’76~’84)クラッシックをはじめ様々な音楽をオーケストラの素晴らしい演奏と、おしゃべりでつづる音楽教養番組。司会は黒柳徹子さんと芥川也寸志さん。上質で贅沢な音楽番組と好評でしたが、残念ながら’82年までの放送回がほとんど残っておりません。番組の情報や思い出はこちら

発掘にご協力いただいた茨城県在住のY.Hさん(61歳)

タイガース時代の「君だけに」を熱唱する沢田研二さんの姿を見て一目ぼれしたというYさん。以来、沢田研二さんのファン一筋だそうです。
そんな沢田研二さんが「勝手にしやがれ」を出した1977年、「この姿を残さなければ…」と、当時まだ発売されたばかりの高価なビデオデッキを購入することを決心したといいます。しかし買えるようなお金は無く、厳しかったというご両親に「勉強を必死になって頑張る!」という条件で粘り強くお願いし続けたところ、熱意に負けたご両親が、渋々ビデオデッキを買ってくれたそうです。

このYさんの並々ならぬ頑張りのおかげで、1970年代に放送された沢田研二さん出演の「ビッグショー」「ひるのプレゼント」「ワンマンショー」など、NHKに保存の無い貴重な番組がビデオテープに録画され発掘へとつながりました。「’70年代のジュリーが一番カッコいい」というYさん。多くの人たちにあのジュリーをもう一度みてもらいたい…という気持ちで提供してくださいました。今でも、仕事に疲れた時や自信をなくしたときに、ビデオを見、ジュリーが歌う姿、人生を前向きにとらえるジュリーの言葉に元気づけられているといいます。
ちなみに、当時、勉強を頑張ったYさんは、見事歯科医師免許を取り、現在も歯医者さんとして頑張っています。

皆さん、夏休み、実家に帰られた折に押入れや物置を探してみませんか?!見慣れないビデオテープ、番組の音声を録音したテープなどを見つけた場合には、是非、ご一報ください!

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