NHK番組アーカイブス 学術利用トライアル

応募方法と審査について

応募について

応募者の条件

個人でもグループでも参加できます。
以下のいずれかにあてはまる方に限ります。

  • 大学または高等専門学校、公的研究所に所属する教員・研究者で、かつ日本学術振興会科学研究費補助金の応募に必要な研究者番号を持っている方。(非常勤も含みます)
  • 大学院生で、かつ研究者番号を持っている指導教員の承諾を得ている方。
  • 外国人研究者で、かつ研究者番号を持っている受入れ教員の承諾を得ている方。

※共同研究者も同様条件です。

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研究内容

研究の内容は自由ですが、NHKアーカイブスの保存コンテンツの分析が研究論文の重要部分となっており、その閲覧が不可欠であるものに限ります。また、学会誌等への寄稿論文、大学紀要への掲載論文、博士・修士論文等、アーカイブス学術利用の結果として「論文」の執筆が行われるものを前提とします。

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「課題テーマ型」の研究を重点的に募集します(2020年度第3回〜)
  1. 「東日本大震災10年」や「防災・減災」をテーマにした研究
  2. 2023年の「テレビ放送開始70年」、2025年の「放送開始100年」にかかわる研究

上記テーマに関連する研究については、NHKの放送やイベント、事業などと連携して、成果を広く紹介、活用させていただくことがあります。

次のような研究については応募の対象としておりません。

  • 製品開発やマーケティング調査等に関係した研究
  • ルポルタージュやエッセイのような文章を書くことを目的とした研究

著作権および番組に関わる契約等の理由から、研究成果の発表にあたり、動画の再生を必要とするものは、この募集では対象外としています。

これまでのトライアル研究の内容はこちら

応募方法

2021年度後期公募より、以下の2段階の手続きで応募をお願いします。

①番組保存状況などの問い合わせ

テーマを検討する際には、「番組保存についてのお問い合わせ」からの送信でNHKアーカイブスにどういう番組がどれくらい保存されているのか、以下の方法で確認してください。

  • WEBサイト「NHKクロニクル」にてNHKで放送された番組の「放送番組確定表」を見ることができます。【キーワード】か【番組名】で検索していただき、それがアーカイブスに保存があり、閲覧可能かをお問い合わせください。 事務局でデータベース検索を行い、保存のある関連番組リスト(放送日・タイトル)をメールでお送りしています。(回答には4日〜1週間ほどかかる場合もあります)
  • その他、学術利用トライアルでの閲覧などについてご不明の点があれば、「番組保存以外についてのお問い合わせ」から送信してください。
②応募票申請~記入した応募票送付
  • 研究テーマと閲覧希望番組が決まったところで、「応募票申請フォーム」に入力・送信して応募票の申請をしてください。事務局よりメール添付で送信いたします。 (応募の際の記載項目は ※この申請は上記①の保存問い合わせを済ませていることが前提です。
  • 応募票の必要事項のすべてを記入の上、メールで事務局へ申し込んでください。 ※応募票には閲覧希望の番組名記載が必須です。保存のあるもののみを記載をしていただくために、事前に①の問い合わせをしていただきます。

※「番組検索についての問い合わせ」は、応募締切日の1週間前までに送信してください。

2023年度前期締切
  • 保存問い合わせ締切:2023年1月19日(木)17時
  • 応募締切:2023年1月31日(木)17時

審査について

審査は、NHKが委嘱をしている学識経験者3名とNHK担当者2名で構成される「学術利用トライアル審査委員会」で行います。事務局業務は、NHK知財センターと放送文化研究所が担当します。

審査委員※敬称略、委員は50音順

北本 朝展
北本 朝展
国立情報学研究所
教授
谷本 奈穂
谷本 奈穂
関西大学総合情報学部
教授
丹羽 美之
丹羽 美之
東京大学大学院情報学環
教授
NHKの委員2名
NHKの委員2名

審査の評価基準

研究テーマの重要性・新規性
  • 研究の目的が学問的に見て推進すべきであり、評価できる成果に繋がるか。
  • 先行研究を十分に踏まえた上で、研究対象やテーマが革新的か。
NHKアーカイブス利用の妥当性
  • アーカイブス利用の意義と有効性が十分に認められるか。
  • その成果が社会に向けて広く発信力を持つとともに、放送文化の発展に寄与できるか。
研究方法と計画の妥当性・現実性
  • 研究方法は練られていて妥当なものか。
  • 研究計画に十分な実現性はあるか。

審査結果の発表

審査結果は応募者へメールで直接通知をするとともに、採択された研究については、研究課題・応募者・研究概要を学術利用トライアルのホームページ上で公表いたします。

2023年度前期採択枠
NHK放送博物館(6組)、川口・NHKアーカイブス(4組)、NHK大阪拠点放送局(2組)