「なぜ長寿?長野で調査」

今回は、日本一長寿の長野県に出張し、長寿の秘密を調査してきました。

先月26日、松本市内で開かれていたのが、年に一度の保健補導員たちの研究大会です。

会場には大勢の女性の姿が。保健補導員の中心となるのは、家庭の主婦たちなんです。

保健補導員は、普段から地域の人に健康診断の受診を呼びかけたり、

生活習慣の改善をアドバイスしたりと、地域の健康づくりのために活動しています。

研究大会では、長野県全域から集まった補導員たちが、日頃の成果を披露します。

笑いで健康を保つ方法や・・・

健診の受診を呼びかける寸劇。

さらに、地域オリジナルの健康体操まで。

長野に1万人以上いる保健補導員たち。始まりは70年前にさかのぼります。

その生みの親は、保健師の大峡美代志(おおば・みよし)さんです。

戦後、新人保健師の大峡さんが村で一生懸命働く姿を見て、

地元の主婦たちが手伝いを申し出たのが保健補導員の始まりです。

今回は、日本一長寿の長野県に出張し、長寿の秘密を調査してきました。先月26日、松本市内で開かれていたのが、年に一度の保健補導員たちの研究大会です。

健康についての知識を習った主婦たちは、

家族や地域の人に減塩を呼びかけたり、

脳卒中にならないように部屋を暖かくすることなどを伝えていきました。

定着している理由を、保健補導員を研究している今村晴彦さんに聞くと、
その理由は「ほっぺた回し」との答えが・・・

ほっぺた回しとは長野での言い方で、面倒な役でも順番が回ってきたら引き受けること。

町内で保健補導員を持ち回りで回していくことで、定着したんです。
そうして持ち回りにすると、もともと健康について意識の高くない人も補導員になって、
健康に気をつけるようになるというのです。

実際に意識が変わったという中嶋ゆり子さんを訪ねると、補導員になってから、特に減塩を心がけるようになったとのこと。

薄味の味噌汁は野菜をたっぷり入れて、うまみを感じられるようにしています。

さらに補導員になって教わった裏ワザが「醤油スプレー」。
10回のスプレーでたった1ミリリットルなので、かけ過ぎを防ぎます。

今では家族も健康を心がけるようになっています。

最後に、保健補導員制度の生みの親 大狭さんが残された言葉をお伝えします。


「やがて全家庭の主婦が補導員2か年コースの修了者となる。その時こそ、住民自らが築いた健康都市となる。」

9月26日放送「防げ!ロコモティブ症候群」