FMシアター ねぷたの来ない夏に

あらすじ

祭りが四季を彩る街、青森県弘前市。しかし2020年、祭りは来なかった。東京から弘前の大学へ進学した美咲は、ろくに友達もできないまま、孤独な日々を送る羽目になっていた。中止となった「ねぷたまつり」最終日の8月7日、美咲は不思議な青年、律と出会う。なぜか美咲のことを知っている律は、弘前の街を巡りながら、彼女の悩みを解決しようとする。
美咲の弟、樹は同じ日、弘前のカフェで受験勉強をしていた。樹は店を切り盛りする女性、奏に声をかけられ、自分がカフェに来た理由を話し始める。いつもとは違う夏の日、次第にきょうだいの過去が明らかになっていき……。
あらゆる日常が崩れてしまった弘前を舞台に、四人の若者が「つながり」を見つめ直す物語。



番組情報

【放送予定】
NHK FM 2021年2月20日(土)
午後10時~午後10時50分(全1回)<全国放送>
【  作  】
葉月けめこ
【演  出】
正籬卓(NHK青森 ディレクター)

登場人物

出演者コメント

村上穂乃佳さん

美咲役・村上穂乃佳さん 弘前ねぷたまつり、初めて見たのは画面越しでしたが、魅了されたのを覚えています。変わってしまった世界、いつもと違った夏。何かを変えたくて走り出した先には素敵な物語がありました。思いが詰まった作品になっています。

三上陽永さん

律役・三上陽永さん 青森市出身の僕にとっては「ねぷた」は少し違和感…というか、何で「ねぶた」じゃないの!?という青森人特有の地元愛がメラメラと湧き上がりましたが、脚本を読んで納得。この物語には確かに「ねぷた」が合う。…うむ、今回は「ラッセラー」を封印して「ヤーヤドー」で…許せ、ねぶた!

中田翔真さん

樹役・中田翔真さん   相手を本気で大事に思うからこそ悩み続けているきょうだいのお話です。僕が演じたのは5歳上の姉を持つ樹という役。樹の中にある優しさ、繊細さ、臆病さと、相手役との間に生まれる微妙な距離感などを意識して演じました。大切な人を思う気持ちを感じてもらえたら嬉しいです。

駒井蓮さん

奏役・駒井蓮さん 奏を演じさせて頂く中で、ねぷたや、岩木山、岩木川などの青森の景色が、私にとっても心の支えになっているのだと改めて感じました。皆さんにとって大切な青森の風景を思い浮かべながら、聴いて頂けると嬉しいです!

脚本家・ 葉月はづき けめこさん

作:葉月けめこさん

“誰か”、あるいは“どこか”“なにか”と、距離をとらざるをえない状況がつづいています。あたりまえがあたりまえじゃなくなった日々を、“新しい日常”と名付けて前を向いてはみても、さびしさは拭いきれず……つながりについて見つめなおすことも増えました。たいせつな人や愛する故郷に想いを馳せながら、お聴きいただけたらうれしいです。

演出:正籬 卓

2020年はとにかく大変な年でした。その年をどのように表現するか、自分なりに試行錯誤しながら作ったドラマです。物語の舞台は弘前。人も土地も魅力的で、彩り豊かな文化が根付いている街です。様々なつながりが断ち切られてしまった今、このお話が、人と人、地域と人のつながりを改めて考えるきっかけになればと思っています。


※放送から1週間配信します!




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