いちご煮の名前の由来は?
- 2021年12月13日
八戸市のペンネーム、あーちゃんから
「八戸に『いちご煮』という郷土料理がありますが、どうして”いちご”というのか疑問です。由来を知りたいです。」
という質問が寄せられました。
いちご煮は八戸市や階上町など太平洋沿岸に伝わる郷土料理で、ウニとアワビを使ったぜいたくなお吸い物で、現在もお祝いの席などには欠かせません。
昔、漁師たちが潜って捕ったウニやアワビを浜で豪快に煮て食べた漁師の「浜料理」が始まりと言われていて、大正時代に料亭の料理として現在のような形になったとされています。
いちご煮の名前は、お椀に盛り付けたときに、アワビなどのエキスによって乳白色に濁った汁に浮かぶウニが、朝露にかすむ野いちごのように見えたことが由来といわれています。
これからお正月にかけて食べる機会が増える、いちご煮。名前の由来となった朝露の風景を思い浮かべながら味わってみてはいかがでしょうか。