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秋の味覚 弘前生まれのりんごのお酒

執筆者赤坂 理菜 (キャスター)
2022年09月16日 (金)

秋の味覚 弘前生まれのりんごのお酒

りんごから作られるシュワシュワとしたお酒「シードル」の話題を中継でお届けしました!
りんごの収穫時期となり、シードルを製造する工房は、これから繁忙期を迎えます。
実は、日本で最初にシードルが作られたのは弘前市なんですよ!
中継では、その発祥の地に2年前にオープンしたシードル工房からお伝えしました!

 

弘前吉野町シードル工房はどんなところ?

写真右:弘前れんが倉庫美術館 左:シードル工房

※写真右:弘前れんが倉庫美術館 左:シードル工房

ここが日本のシードルの発祥地、弘前市吉野町です。
およそ70年前、ここから日本のシードルの歴史がはじまったんです…!
かつて、大手酒蔵メーカーがここでシードルを作っていたんです。
中に入ると…

カフェ

シードル工房 カフェ ショップ にわかれています。

シードル工房、カフェ、ショップにわかれています。
お客さんは、施設の中でシードルを飲むことができて、買って帰ることもできるんです!

工房内

中継当日は、工房ではこれからの繁忙期に向けてタンクの洗浄作業をしていました。
一般のお客さんもこちらに来ると、ガラス越しに作業の様子を見ることができます。味への期待感がより高まりますよね!

発祥の地でつくられたシードル

シードル

弘前吉野町シードル工房は、青森のりんごを使ってシードルを作っています。
こちらの工房では年間1万リットル、瓶にするとおよそ2万本のシードルを製造しています。

早速、味わってみた!

帰宅後、シードルを飲みました!

赤坂キャスター

華やかなりんごの香り~。
ほどよい苦みの中に、さわやかなりんごの風味と酸味があり、スッキリとしていました!

酵母も青森県産

酵母も青森県産

このシードルには、他とは違う特徴があるんです。
りんごだけでなく、酵母まで100%青森県産なんです。
「吉野町煉瓦(れんが)倉庫」敷地内にある桜の木から採取された酵母を使って醸造されています。
酵母は通常、乾燥したものを海外から取り寄せることが多いそうです。

生産者の思い

どんな思いでシードルを作っているのでしょうか!
お二人に話を伺いました。

工藤さんと木立さん

りんごの帽子をかぶって登場した工房スタッフの木立善明(きだち・よしあき)さんは、シードルをつくるだけでなく、セミナーを開いてより多くの方にシードルを知ってもらう活動もしています。

もっと知って!シードルのこと

赤坂理菜キャスター
なぜ、りんご帽子をかぶっているんですか?

木立善明さん(工房スタッフ)
シードルはりんごのお酒だ!ということを印象付けるためにセミナーの時にかぶっています!

赤坂理菜キャスター
セミナーでは、どんな話をしているんですか?

木立善明さん(工房スタッフ)
シードルの歴史やシードルの作り方などについて話していますが、座学だけだとつまらないので、クイズも交えて楽しくシードルの魅力を伝えています。

赤坂理菜キャスター
みなさんの反応だったり、シードルの知名度は上がってきたりしているんですか?

木立善明さん(工房スタッフ)
みなさん、楽しそうにセミナーを受けています。知名度は上がってきてはいると思うんですけど…店頭に立つとシードルって何ですか?と聞かれることがあるので、まだまだこれからですね!

もっと飲んで!シードル

実は、シードルを購入する方の7割が観光客なんだそうです…
工房長の工藤直樹(くどう・なおき)さんの思いを伺いました。

工藤直樹さん(工房長)
地元の方の消費量が少ないんです…もっと地元の人にも気軽に飲んでほしいです!

気軽に飲んでほしいといわれても、どんな食べ物と合わせればいいのか…みなさん迷いますよね…

そこで‥‥!!!

割烹着の赤坂キャスター

中継では、赤坂食堂を開店し、シードルに合う食べ物をご用意しました!
たくさん飲んで、色々なものを食べて…すごく合う組み合わせ見つけました!!!

こちら!

「イガメンチのマヨネーズ添え」

「イガメンチのマヨネーズ添え」でございます
オシャレに用意してみました…!

そこにやや辛口のシードル!

木立さんに食べていただきました。
どうでしょうか‥‥!

木立善明さん(工房スタッフ)
たんげ めぇ~~~~!!!(すごくおいしい!!!)
塩っけのあるものがよく合うんです!実は、地元の人が普段食べているものにすごく合うんですよ!

他にも、
「鶏肉を使った料理」「魚の塩焼き」「シーザーサラダ」
なんと、辛口のシードルにはホタテやマグロのお刺身も合うということです!

デザート系だと、「あっぷるパイ」「チーズケーキ」
おつまみ系だと、「生ハム」「チーズ」「ナッツ」にも合うそうです!

いつも飲んでいるお酒をシードルに変えてみるのもいいかもしれませんよね!
みなさんも晩ご飯とご一緒にシードル味わってみてください!

まだまだこれから!シードルづくりこれから

最後に、工房長の工藤さんに今後の目標を伺いました!

工藤直樹さん(工房長)
最近はりんごをつくる農家さんが高齢化で減少してきています。こんなにおいしいシードルができるならと、若い人たちがりんごをつくりたいと思うきっかけになる世界一おいしいシードルを作り、地域活性化に貢献していきたいです。

工藤さんの熱い言葉に心が打たれました。
青森人の私も応援しています。

これからも吉野町からシードルで青森を盛り上げていきますよ!

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