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「大学生カフェ」で新たなつながりを!
村田優歌(キャスター)
2022年05月24日 (火)
5月12日のあっぷるライブでは、大学生が運営を始めた弘前市のカフェ「ぽんよう」をご紹介しました。
「ぽんよう」は学生が勉強しやすい環境が整ったスタディカフェとして1年前にオープン。
この春からは、本格的なカフェタイムの営業もスタートし、学生に限らず、より多くの人が集える場所にリニューアルしました。
カフェの魅力や、運営しているお二人の思いをお伝えしました!
ぽんようの店名秘話
カフェの名前「ぽんよう」には、中国語で「友達」という意味があります。
中国語の店名にしたのは、運営する佐藤萌野さんと佐藤多恵さんが中国語を勉強していたから。
軽くてかわいらしい語感でキャッチ―な言葉にしたい!という思いから、ひらがな表記で「ぽんよう」としたそうです。
一緒に頑張る友達のような居場所にしたい、という思いが込められています。
スタディカフェとしての工夫もたっぷり!
中継の中でもお伝えしたように、ぽんようは、コロナ禍で学生が夜遅くまで勉強できる場所がなかったこと、安心して居られる場所が家や学校以外になかったことから、もともと、学生のための「スタディカフェ」としてオープンしました。
そのため、店内は勉強しやすい環境が整っています。
手前の大きい席は一人のスペースを広く使うことができるので、資料をたくさん広げて、論文などを書く人もいるそうです。
奥の一人席ではリモート会議に参加している方もいましたよ。
カフェに置かれている文房具やコンセント類は誰でも自由に使うことができます。
穴あけパンチや接着剤、マスキングテープ、クレヨンなど、さまざまな文房具がそろっていました。
さらに、こちらのキッチン。
このカフェは持ち込みもできるので、勉強のお供にカップ麺を作って遅くまで頑張る人もいるんだとか!
キッチンの上にはプリンターも置いてあります。
手作りの「ぽんようマップ」もありました!
Wi-Fiなども使うことができて、長時間の利用も快適です。
…と、ここまでご紹介して、
「学生しか来ちゃいけないの?」
「勉強しないと使えないの?」
と思われた方もいるかもしれません。
いえいえ、そんなことありません!
4月からは、誰でも気軽に立ち寄れるカフェとしてリニューアルオープンしたんです!
リニューアルオープンで新たなつながりを!
これまではお二人が学生だったこともあり、学業との両立のため、お店を開くのは週2日、午後5時からでした。
4月からは毎週火・水・木・金の週4日、午後1時~午前0時までに営業時間を拡大したことで、より多くの人に使ってもらえるようになったんです。
学生をターゲットに始まったカフェですが、1年間やってみて、交流の場として多くの人に需要があると感じたんだそう。
学生に留まらず、社会人の方、地元の方、色々な人を受け入れる場所として生まれ変わりました。
オープンが午後1時からに早まったことで本格的に始まったカフェタイム。
イチオシのメニューは、カヌレと紅茶です。
カヌレは地元のお菓子屋さんから仕入れたもの。
美味しいと人気で、カヌレを食べにくるお客さんもいるそうですよ!
紅茶はアールグレイとキームンの2種類。
キームンは疲れに効くと言われていて、勉強のお供にもピッタリなんです。
このほかにもドリップコーヒーやホットアップルジュースなどもあります。
居心地のいい空間を目指して雑貨などにもこだわりました。
作品を通して新たな交流が生まれればと、これからはハンドメイドの作品なども広く募集して、コーナーを設ける予定です。
こちらは、5月から販売を始めたばかりのハンドメイドアクセサリー。
キラキラしたビジューを使ったものやドライフラワーが入ったものなど、素敵な作品ばかりでした!
中継には、作品を作った作家さんにも登場していただきました。
弘前大学の学生でアクセサリー作家の岡田美優さん。
これから多くの人に作品を手に取ってもらえればと意気込んでいました!
学生が安心して、落ち着いて勉強できる場所。
そしてこれからは、誰でも気軽に立ち寄れて、様々な交流が生まれる場所として新たなスタートを切った「ぽんよう」。
たくさんの人が集う、地域の憩いの場になりそうです!
ぽんよう/店舗情報
住所:〒036-8221 弘前市大字紙漉町4-6 集会所indriya
営業時間:火・水・木・金 午後1時~午前0時
(カフェ:午後1時~午後5時、スタディ:午後5時~午前0時)
連絡先:0172-34-6858