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ダムの役割

執筆者菅井智絵(キャスター)
2022年12月13日 (火)

ダムの役割

安全に、安心して暮らすために様々な情報をお届けする
「くらしの安心塾」のコーナー。

今回は『ダムの役割』です。
国土交通省 東北地方整備局 岩木川ダム総合管理事務所に
伺った内容を元にお伝えします。


岩木川の上流には、浅瀬(あせ)石川(いしがわ)ダムと津軽ダムという
2つの大きなダムがあります。

浅瀬石川(あせいしがわ)ダムと津軽ダム

▼では、ダムにはどんな役割があるのでしょうか。

ダムの役割は大きく分けて2つあります。

ダムの役割

ダムがないと、上流からの水がそのまま下流に流れ込むため、
氾濫などの被害が発生する恐れがあります。

▼大雨になりそうというとき、ダムではどんなことを行うんでしょうか。

大雨が降りそうな場合には、予測された気象データを用います。

大雨が降りそうな場合

一時的にダムの水位を下げて、貯められる容量を増やして大雨を待ち受けます。

▼今年8月の大雨の際、岩木川のダムはどのような状況だったのでしょうか。

今年8月の大雨の際、岩木川のダムはどのような状況

ダムの役割を十分発揮したと思われます。

▼ダムができたことで、洪水の心配はかなり減ったと言えるのでしょうか。

必ずしもそうとは言えません。

洪水調節容量

最近、雨の降り方が激甚化しているため、注意が必要です。

▼『緊急放流』という事態になったらどうすればよいのでしょうか。

緊急放流になった場合

最近は、ゲリラ豪雨など雨の降り方が変わってきているほか、
ダムよりも下流域で大雨になるとダムだけでは洪水を防ぎきれないことも
考えらます。早め早めの避難行動を心がけましょう。

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