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応急手当のしかた

執筆者菅井智絵(キャスター)
2022年10月20日 (木)

応急手当のしかた

安全に、安心して暮らすために様々な情報をお届けする「くらしの安心塾」のコーナー。今回は『応急手当のしかた』です。
青森地域広域事務組合消防本部に伺った内容を元にお伝えします。

私たちは、突然のけがにいつ見舞われるか分かりません。
そうした時に対応できる知識があれば安心につながりますよね。

自分がそうなった時だけでなく、他の人がけがをした時、または災害などの時でも、近くに居合わせた人が応急手当をすることで、けがの悪化を防ぐことができます。

応急手当は難しいものではありません。
特別な道具がなくても実践できるので、ぜひこの機会に覚えてください。

まずは、屋外だけではなく、家庭内でも多いけがの1つ、骨折についてです。

骨折した際の応急手当

骨折しているかもしれないという時、どうすればいいのでしょうか。

骨折した際の応急手当

手や足が変形し、骨折の疑いがある場合は、動かすと痛みが強くなりますので、動かさないように固定しましょう。

骨折は、放置しておくと悪化したり、その後の治療が遅れたりすることがあります。ねんざと思っていたら骨折していたということもよくありますので注意してください。

出血を伴うケガの応急手当

次に、出血を伴うケガをした場合です。

出血を伴うケガをした場合

体重が70キロ程度の人の血液は、およそ5リットルと言われています。
そのうちの20パーセント(1リットル)が急速に失われると、重篤な状態になり、30パーセント(1.5リットル)を失えば、生命に危険を及ぼすと言われています。

この時、注意が必要なのは次のことです。

出血を伴うケガをしたときに、注意が必要なこと

やけどをした際の応急手当

他によくあるケガとして、やけどがあります。
手当はどのように行えばいいのでしょうか。

やけどをした際の応急手当

やけどはすぐに流水を当て、痛みが和らぐまで十分に冷やします。
氷を使って冷やしたり、やけどが広範囲だったりする場合は体温が低下しやすいので、冷やしすぎに注意しましょう。

応急手当の方法を覚えておくことでケガをした際に、対応できるようにしたいですね。
応急手当の後には、医師の診察を受けるようにしましょう。

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