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初任地・青森で過ごした4年間の思い

執筆者園田遼斗(アナウンサー)
2023年03月30日 (木)

初任地・青森で過ごした4年間の思い

青森に来てから4年が経ち、この春で青森を離れることになりました。
みなさん、4年間お世話になりました。

初めて青森に来たのは、2019年の春。
アナウンサーとしての初任地でした。

長崎で18年育ち、自分がまだ知らないものを見てみたいと思い、
大学は北海道へ。

初任地の希望も、その気持ちは変わらず、
「どの土地でも新たな発見と出会いがあるはず!」と信じ、
どの都道府県にも行ってみたいです!と言ったのを覚えています。

園田アナウンサー(初任地が青森と分かった直後に撮った写真)

そんな中、初任地になった青森で過ごした日々は、
新たな発見と出会いの連続でした。

鮮やかな色、四季おりおりの景色。
引き継がれてきた歴史と文化。
寒さに負けないスポーツへの熱。
優しい人とあったかいお国ことば。

何度も心動かされました。

アナウンサーとしてもいろんな経験をさせてもらいました。

1年目の夏から4年間、取材・実況を担当した、高校野球。
3年間という時間の中で、必死にプレーする高校生のみなさんは
輝いていました。
「その瞬間を伝えたい!」とスポーツ実況を志した私にとっては、
一つ夢が叶った瞬間でした。

高校野球解説者の鶴飼忠晴さん(初実況を一緒に担当していただいた、高校野球解説者の鶴飼忠晴さん)

2年目から3年目にかけては、
北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けて、
縄文アナウンサーとして取材をしました。
縄文時代にどっぷり浸り、各地の遺跡はもちろん、
縄文人の暮らしを体験して、魅力を肌で感じました。

縄文人の服を着た園田アナウンサー(縄文人と同じ格好をして、各地を取材させていただきました)

この1年間担当した「イッツア相撲ワールド」。
相撲の知識がほとんどなかった私に、一緒にコーナーを担当させていただいたエッセイストの能町みね子さん、今靖行さんをはじめ、県内のみなさんから相撲の魅力を存分に教えてもらい、
「自分が今度はこの魅力をまだ知らない人に伝えたい!」と
実況を志すようになりました。

中央:能町みね子さん、右:今靖行さん(中央:能町みね子さん、右:今靖行さん、最後に色紙をいただきました)

「あおもりもりもり」でのキャスターも1年間担当しました。
深~い青森愛を持ったアオモーレの皆さん、シャモリくんと一緒に話す30分はいつも楽しくてあっという間でした。
シャモリくんの森の中だけでなく、
SNSを通してみなさんとお話しできたのもすごくうれしかったです。
放送ではすべて紹介することはできませんでしたが、放送後に読んで、
いつも元気をもらっていました。

最後はシャモリくんと同じ色の服を着て(最後はシャモリくんと同じ色の服を着て)

ここまでの4年間を振り返ると、
私が初任地を希望する際に抱いた、
“どの土地でも新たな発見と出会いがあるはず!”
という思いは間違いではありませんでした。

しかし、この思いは間違いではありませんでしたが、少し足りません。
私のこの4年間は、
“青森でしかできない発見と出会いがありました”

ここに来たからこそ出会えた人、気づけたこと、できた経験、数え切れません。これまで本当にありがとうございました。

4月からは、NHK帯広放送局で「ぐるっと道東!」のキャスターを担当します。その土地でしかできない出会いと発見が楽しみです!

NHK帯広放送局「ぐるっと道東!」

ぐるっと道東!新メンバーと新年度スタート! | NHK北海道

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