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再び増える還付金詐欺に注意!

執筆者小原敏幸(記者)
2022年02月07日 (月)

再び増える還付金詐欺に注意!

詐欺にだまされないための対策を考える「ストップ!詐欺」。
今回のテーマは「再び増える還付金詐欺に注意!」です。

還付金詐欺とは、支払った税金や医療費を返還するとうたって、金銭などをだましとる詐欺のことです。
このコーナーでも長く注意を呼びかけてきましたがいまだに増えています。

青森県内の還付金詐欺の被害

まずは、このグラフをご覧ください。

サポート詐欺被害のグラフ

これは去年(令和3年)までの5年間に、青森県内で実際に被害が確認された還付金詐欺の被害件数です。

平成29年が4件、平成30年が7件、令和1年と令和2年が、いずれも1件となっていますが、去年は30件と大幅に増加し、被害額は3077万円にのぼりました。

警察によると、還付金詐欺の電話は自宅などの固定電話にかかってくることがほとんどのため、コロナ禍で家にいる時間が増えていることも要因の1つとして考えられるとしています。

今回は、ほぼすべての還付金詐欺に共通した手口について、改めて注意すべき点を説明したいと思います。

さまざまな還付金詐欺に共通した手口

まずは、犯人からの電話についてです。

犯人からの電話

▽市や町などの職員を名乗って、家の固定電話にかけてくる。
▽医療費や保険料などの還付金を受け取れるという内容の話を持ち出してくる。
▽どこの金融機関を使っているか尋ねてくる。

公的な機関を名乗って信頼させ、たくみに話を進めるのが特徴です。


次にATMへの誘導についてです。

ATMへの誘導

ここでは、新たに違う人物が金融機関の職員を名乗って同じく固定電話にかけてきます。

そして、キャッシュカードと通帳を用意させ、本人確認のためといって口座の残高を聞き出したり、還付金を受け取るにはATMでの手続きが必要だと話したりして、近くのATMに行くように指示します。

犯人が残高を聞き出す理由は、振り込める金額を確かめるためです。

実際には、金融機関が本人確認で残高を聞くことはありません。

 

最後に、ATMでの操作です。

ここでなぜ振り込んでしまうのか、犯人の巧妙な言い回しがあります。

実際に県内であった犯人と被害者との電話でのやりとりを見ていきます。

ATMでの操作

被害者は犯人に指示されてATMにきてしまいました。

そして、キャッシュカードを入れたあと暗証番号を入力するよう指示され、番号を入れてしまいます。

その後、犯人から「お振り込み」ボタンを押すよう指示されます。

被害者は「振り込みですか?」と聞くと、犯人は「こちらから振り込むという意味ですよ」と話しました。

金額の入力

被害者を納得させるために、還付金を振り込むためとうそをつき、 暗証番号や振り込みボタンを操作させるのが手口の注意点の1つです。

2つ目の注意点は、金額の入力です。

金額の入力

犯人は自分の口座番号や銀行などの情報を教えたあとに、お客様番号を教えるので、入力するよう指示してきました。

このときは「999660」と6桁の数字を伝えてきました。

実はこの数字が振り込みの金額でした。

実はこの数字が振り込みの金額(99万9660円)だったんです。

警察によりますと、犯人は金融機関が設定する振り込み額の上限のギリギリの金額を入力させるといいます。

この事例の場合は100万円が上限だったということです。

還付金詐欺を防ぐためのポイントは?

還付金詐欺を防ぐためのポイント

まず、電話で「ATM」や「携帯電話」というキーワードが出たら家族や警察に相談してください。

また、周りの人たちもATMで携帯電話を使用している人を見かけたら積極的に声をかけることも大事です。

還付金詐欺の被害が再び多くみられています。
電話でATMに行くよう指示された場合、まずは周囲の人や警察などに相談するようにしましょう。

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