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電気料金安いに注意!

執筆者小原敏幸(記者)
2021年09月30日 (木)

電気料金安いに注意!

「ストップ詐欺」のコーナー。詐欺の現状とだまされないための対策を考えます。今回は「『電気料金が安くなる』に注意!」です。

電気といえば、数年前は地域の大手電力会社と契約するのが当たり前でしたが、今は契約する事業者を自由に選ぶことができます。

5年前から電力の小売りが全面的に自由化され、一般家庭も含めてすべての消費者が自由に契約する事業者や料金プランを選べるようになりました。
自由化と聞くと、いいように思いますが、ここ最近では、悪質な勧誘が増えているんです。

こちらは2020年度(令和2年度)までの5年間に県消費生活センターに寄せられた電気の小売りに関する相談件数です。

電力小売り自由化に関する相談件数の推移

2020年度の相談件数は168件と最も多く、消費生活センターによりますと、県内の一般家庭に電力小売りに関する電話が多くかかってきていることが相談件数の増加に関係しているとみられています。

こちらは2020年度の相談件数を年齢や性別ごとに表したグラフです。

相談した人の年代・性別(昨年度)

特に60代・70代の女性からの相談が多いです。
ここからは具体的な事例について見ていきます。

だまされないで!
電力会社を名乗る電話

2020年12月、つがる地方に住む70代の女性の自宅に当時契約していた大手電力会社を名乗る人物から電話があり、「来月から電気料金が安くなります」と言われました。

大手電力会社を名乗る人物から電話があり、「来月から電気料金が安くなります」と言われました。

そして、名前や生年月日などを聞かれたほか、電気使用量や契約プランなどについて聞かれたといいます。

女性は、実際に契約している電力会社の担当者だと思い込んでそれらの情報を伝えてしまいました。

女性は、実際に契約している電力会社の担当者だと思い込んでそれらの情報を伝えてしまいました。 

電話が終わったあと、不安になった女性は契約している大手電力会社に問い合わせたみたところ、「電話でそのような勧誘をすることはありえない」と言われました。

そこで、消費生活センターに相談したということです。

大手電力会社に問い合わせたみたところ、「電話でそのような勧誘をすることはありえない」と言われました。

その後、お金をだまし取られるなどの被害はありませんでしたが、個人情報を教えてしまったことに変わりはありません。

消費生活センターによりますと電力小売りに新規参入した事業者が大手電力会社を名乗って電気料金の契約会社を勝手に変更させるケースもあるほか、大手電力会社より安くなる料金プランを提示して、実際は高額な請求をすることもあるということです。

電力小売りに新規参入した事業者が大手電力会社を名乗って電気料金の契約会社を勝手に変更させるケースもある

だまされないポイントは?

だまされないポイントは?

まず、電力会社からの電話があったら質問に答える前に会社名や担当者の名前をしっかり確認することが重要です。相手が曖昧な回答をした場合は、すぐに電話を切りましょう。

また、安さを強調して電気料金プランの変更をもちかけられたとしても、その場ですぐ判断せず、身の回りの人にしっかり相談することも大切です。その上で、少しでも怪しいと思った場合は、断るようにしましょう。

悪質な電力事業者は、安さを売りにして勧誘してくることがあります。

個人情報を伝える前に、相手の会社をしっかりと確認し、電気料金プランの変更などを持ちかけられたら、身の回りの人に相談しましょう。また、少しでも不安に思った場合や、トラブルになった場合には、消費生活センター、局番なしの「188」に電話して相談して下さい。

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