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いきなりやってくる"自宅療養" これに備えて!

執筆者佐野裕美江(記者)
2021年09月17日 (金)

いきなりやってくる"自宅療養" これに備えて!

新型コロナの感染拡大が続く中、県内でも急激に増えたのが、自宅で療養する人の数です。

感染しても症状が軽い人は入院できず、自宅や宿泊療養施設で過ごすことになります。

いつ感染するかわからず、いきなりやってくる“自宅療養”。

万が一の事態を想定して、どんなことを備えればよいのかまとめました。

県内で急増した自宅療養者

自宅療養者数の推移

県内では8月中旬から感染が急拡大したのに伴って、自宅療養者が大きく増えました。

8月24日は140人台でしたが、9月2日には582人まで増加。

1週間あまりで4倍近く増えたことになります。

家族にうつさないために…

自宅療養する場合、一緒に住んでいる家族に感染を広げてしまわないか、心配ですよね。

そんな時に参考にしてほしいのが、こちらのハンドブック。

そんな時に参考にしてほしいのが、こちらのハンドブック。

東京都の専門家の監修のもと作成され、自宅療養の注意点がまとめられています。

「自宅でもマスクを着用」「こまめな換気」「共用部分のこまめな消毒」などなど。

こうした基本的な対策はもちろんですが、さらに踏み込んだ対策を3つ、抜粋してご紹介します。

自宅療養での感染予防

1つ目は、感染した人とそれ以外の家族の「生活空間を分ける」。

たとえば戸建ての家だと、2階に感染した人、1階に家族と分ける方法があります。

部屋の数が多くないという方は、少なくとも2メートル以上の距離をあけて、仕切りやカーテンなどで区切るなど、工夫して過ごすとよいということです。

感染リスクが高い食事も別々の部屋でとり、食器類は使い捨てのものを使いましょう。

衣類は熱湯消毒

2つ目は「衣類は熱湯消毒」。

衣類や布団カバーなどのリネン類は、ウイルスが付着している可能性があります。

これらは、洗濯機で洗濯する前に、80度の熱湯に10分間浸けると有効です。

ごみは密封

3つ目は「ごみは密閉」。

ウイルスは、鼻をかんだティッシュやマスクなどにも付着します。

直接触れないようにして、捨てる際は袋を二重にするなど、密閉してください。

弘前大学医学部附属病院 感染制御センター 萱場広之センター長

弘前大学医学部附属病院 感染制御センター 萱場広之センター長
デルタ株がまん延する前は、家族内でうつらないケースが多かったが、いまは家庭内感染が増えています。家族にうつさないというのは非常に難しいことですが、生活空間をきっちり分けたり、家の中でもマスクを着用したりと、配慮が重要です。

症状が悪化したら保健所に連絡!

自宅療養される方は、体調が悪化した場合はどうすればいいのか、不安に思う人もいるかと思います。

症状悪化したら、保健所に連絡を

現在、県内では、酸素投与が必要な状態になった場合、あるいは酸素投与が必要でなくても基礎疾患があるなどして重症化するリスクがあると判断された場合などに、入院することになっています。

県内ではいまのところ、入院が必要な人がベッドが足りずに入院できないといった事態にはなっていません。

自宅療養中は毎日、保健所から体調を確認する連絡が入りますが、急に体調が悪化したら、自分から落ち着いて保健所に連絡してください。

保健所に連絡する目安について、弘前大学医学部附属病院 感染制御センターの萱場センター長は、次の2点をあげています。

弘前大学医学部附属病院 感染制御センターの萱場センター長

▽息苦しい、食べ物を食べられなくなった場合など

▽パルスオキシメーターで95程度の数値が多く出る

自宅療養中の支援は?

パルスオキシメーター

「パルスオキシメーター」は血液中の「酸素飽和度」を測定するもので、県内で自宅療養を行うことになった場合、青森市と八戸市に住んでいる方はそれぞれの市から、それ以外の人は県から無償で貸し出されます。

感染拡大が深刻な八戸市では、一時、在庫が不足していましたが、その後、調達が進み、9月16日現在、希望する人に貸出ができているということです。

このほか、食料など生活必需品を買えない場合などは、配送する取り組みを行っている保健所もあるということです。それぞれの保健所に確認してみてください。

感染する前に備えるとよいもの

とはいえ、万が一の事態に向けて、自ら備えることも大切です。県内のドラッグストアでは、感染拡大にともなって、売れる商品に変化が出ています。

感染拡大で備蓄の動きも

青森市内にあるドラッグストアでは、県内で感染が拡大した8月中旬以降、レトルト食品や缶詰など、保存のきく商品は、前の年の同じ時期と比べると、およそ20%から50%増えているそうです。

ペーパータオルや生理用品などの消耗品も売れ行きが伸びている。

このほか、ペーパータオルや生理用品などの消耗品も売れ行きが伸びていて、自宅で必要なものを備える動きが活発になっています。

感染が判明した場合は、症状が落ち着くまでは自分で買い物にいくことができなくなるので、備えておくことが大切です。

このほか、普段飲んでいる処方薬がある方は、療養中に薬が切れないように、主治医と相談してください。

何よりもデルタ株が広がるなか、感染のリスクは高まっていますので、これまで以上に感染対策を徹底していきましょう。

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