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「君に見せたい縄文がある」 青森 つがる市編
編集部
2021年08月01日 (日)

地元を愛する案内人が、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の遺跡を出発点に、おすすめスポットを方言をまじえながらご案内!つがる市を案内してくれるのは、野呂 駿(のろ・しゅん)さん。子どものころ道路を歩いていると土器の欠片が落ちていたり、田んぼや畑から矢じりやまが玉が掘り出されたり…というのが当たり前で、昔から遺跡を身近に感じていたといいます。つがる市は、縄文界のアイドル“遮光器土偶のしゃこちゃん”であふれているから、探しにいぐべ!
見て!縄文界のアイドル・しゃこちゃん
亀ヶ岡遺跡にどーん!と立っているのは、遮光器土偶、通称しゃこちゃん。“縄文界のアイドル”とも言われ、全国の縄文ファンに愛されています。特徴は大きな目!雪眼鏡をしているんじゃないか?ということから「遮光器土偶」と名付けられたみたい。そのしゃこちゃん、当時田んぼだったこの場所で見つかったときは、右足だけ出した状態で埋まっていたそう。
亀ヶ岡遺跡全景
亀ヶ岡遺跡
問い合わせ つがる市教育委員会社会教育文化課
0173-49-1194
見て!赤い漆が塗られた土器
つがる市にある縄文館では、亀ヶ岡遺跡で発見されたものが展示されているよ!特に見てもらいたいのは、赤い漆が塗られた土器やアクセサリー!イヤリングも赤い漆が塗られていて、縄文人はオシャレな人が多かったんだな~。
赤い漆が塗られた土器
イヤリング
木造亀ヶ岡考古資料室
(木造農業者トレーニングセンター「縄文館」内)
0173-45-3450
体験して!街中にあふれるしゃこちゃん
つがる市を歩くと、マンホールやお菓子、お弁当までしゃこちゃんをモチーフにしていて、どのしゃこちゃんもユニークでめんこい!
中でも一番の目玉が、でったらなしゃこちゃん!
高さ17.3メートルあるコンクリート製のしゃこちゃんは木造駅にあって、土偶がいる駅として全国的にも珍しいと人気。
そのでったらなしゃこちゃん、駅に列車が到着すると、目が七色に光る!
どってんするべ!地元の人でも知らないしゃこちゃんが隠れているから探してみでな!
しゃこちゃんクッキー・しゃこちゃんケーキ
たいま菓子店
0173-42-2232
しゃこちゃん弁当
華かるこ
0173-42-5565
でったらなしゃこちゃん
JR五能線木造駅
0173-42-2110
体験して!津軽亀ヶ岡焼に挑戦
会わせたい人がいるだばって!と野呂さんが紹介してくれたのは、つがる市で活躍している陶芸家の一戸さん。縄文が大好きで庭に竪穴住居もつくっちゃった、ちょっとお茶目な方!
庭には手づくりの竪穴住居!ここでよくお酒を飲むんだそうだ
縄文をイメージして一戸さんがデザインした作品
一戸さんに手伝ってもらって挑戦するのは、津軽亀ヶ岡焼。地元の土で作りこむのが特徴。本当は、立派な土器を作りたかった野呂さんだけど…現実は厳しく、シンプルなお皿になっちゃった。。
しかし、それだけでは終わらない~お皿に何やら大きな目?もしや、これは!!
完成~しゃこちゃん!「じょんずだ!じょんずだ!」と一戸さんも褒めてくれて大満足!焼きあがるのが楽しみw
津軽亀ヶ岡焼 しきろ庵
0173-45-3452
他にもおすすめ!
つがる市には、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の遺跡がもう1つあります。
田小屋野貝塚
青森県つがる市木造館岡田小屋野
野呂 駿(のろ・しゅん)
現在は家業である建設業を継ぎ、今年から亀ヶ岡遺跡周辺の環境整備を担当しているそう。 「観光客が来てキレイだなと思える場所つくりをしたい!」と意気込みも!
NHKではほかにも「北海道・北東北の縄文遺跡群」に関する情報を発信しています!ぜひご覧ください。
「NHK北の縄文プロジェクト」