()
千年前のヘイアンチョウにある妖精界(ようせいかい)に、坂ノ上おじゃる丸という妖精貴族(きぞく)のこどもがいた。毎日にあきあきていたおじゃる丸は、エンマ界へと足をふみいれ、ひょんなことからエンマ大王のシャクを手に入れる。
()
ながれ星に「おとうとがほしい」とねがった月光町にすむ少年カズマ。すると月から、なんと小さなこどもがふってきた!それは満月(まんげつ)ロードをとおって現代(げんだい)に来てしまったおじゃる丸だった。
()
おじゃる丸のお世話係りでもあり、虫友の電書(でんしょ)ボタルの電ボもおじゃる丸やってくる。おじゃる丸にとって現代(げんだい)の生活はなにもかもがめずらしいことばかり。
()
みやびなお子さまであるおじゃる丸は歩くのがとても苦手。そこでカズマに背おってもらい、月光町見学に出かける。町外れにある月光タワーに興味(きょうみ)をもったおじゃる丸だったが……。
()
月光町のいろいろなものに興味をもつおじゃる丸をみて、カズマはじぶんのおきにいりの場所(ばしょ)へつれて行ってあげると言い出した。そこは、なんのへんてつもない川原(かわら)だったのだが……。