しんべヱがうどん屋さんに行くと、キクラゲ城の６７歳の若様・木耳良兼（きくらげよしかね）がうどんをやけ食いしていた。良兼は、９１歳になる父の持兼（もちかね）がいつまでも家督（かとく）を譲ってくれないので、城を飛び出して来てしまったのだ。

喜三太（きさんた）が部屋に戻ると、そこに金吾（きんご）と戸部（とべ）先生がいた。戸部先生は大家さんに借家を追い出され、行くあてがなくなってしまったという。喜三太はペットのナメクジと戸部先生は一緒に住めないと、ナメクジの引越し先を探し回る。

なにかと一年は組に対抗意識を燃やす一年い組の教科担当・安藤（あんどう）先生。安藤先生は、実技担当の厚着（あつぎ）先生に、い組が唯一、負けている実戦経験でもは組に負けない方法を考えなくてはと、熱く訴える。厚着先生は困ってしまい・・・。

四年生の滝夜叉丸（たきやしゃまる）は、「私ほど実力のある忍たまに後継者がいないのはおかしい」と、突然、「二代目滝夜叉丸」となる人材を探し始める。滝夜叉丸は、あれこれ悩んだあげく、二人の忍たまに白羽の矢を立てる。

夢の中で、しんべヱのパパからお金もうけのコツを聞いたきり丸。そのコツとは、人に喜ばれるようなお金の使い方をすること。きり丸は、ドケチの自分が誰かのためにお金を使うことなど考えられないと思い、自分はお金もうけできない・・・と悩む。

きり丸は、食堂のおばちゃんに作ってもらったおむすび弁当を街道で売っていたところ、ウスタケ忍者のウードン臼茸（うすたけ）と出くわす。ウードン臼茸は、仮免（かりめん）の忍者・赤ヒゲ（あかひげ）の免許試験を行うため赤ヒゲを待っていたのだが・・・。

乱太郎（らんたろう）、きり丸、しんべヱは、食堂のおばちゃんからぼたもちを届けるおつかいを頼まれる。途中、子どもたちが土手で遊んでいるのをうらやましがるしんべヱ。きり丸は、手分けしてぼたもちを届ければ、後で遊ぶ時間ができると提案する。

実習で、ある代官屋敷に潜入した立花（たちばな）先輩。殿様の命をひそかに狙っている代官の裏切りを突き止め、阻止しようとしていたのだ。順調に実習をこなす立花先輩だったが、そこにしんべヱと喜三太（きさんた）のお約束コンビが現れる。

ドクタケ忍者の風鬼（ふうき）は、息子のふぶ鬼（ふぶき）のために、優秀な忍者を家庭教師につけようと思いつく。きり丸のアドバイスで合戦場に人材探しに出かけた風鬼は、そこにいた利吉（りきち）に家庭教師になってくれるようお願いするが・・・。

乱太郎（らんたろう）たちが火縄銃の掃除をしていると、一年い組の左吉（さきち）と彦四郎（ひこしろう）がやって来た。左吉に「頼れない学級委員長」と言われてしまった彦四郎。彦四郎は、は組の学級委員長の庄左ヱ門（しょうざえもん）に悩みを相談する。