六年生たちがバレーボールをしていたところ、打ったボールがきり丸に当たって、きり丸は失神してしまう。その後、医務室で目覚めたきり丸は、乱太郎（らんたろう）としんべヱに「最近、不運が続いている。」と打ち明ける。

きり丸は、ドケチの師匠である日銭屋のおりん婆（ばあ）さんのところへ手伝いに行く。貸したお金の利息を受け取りに出かけた二人。そこできり丸はほうり投げられたお金をキャッチし損ねてしまう。それを見たおりん婆さんは・・・。

火薬委員の伊助（いすけ）は、焔硝蔵（えんしょうぐら）[火薬庫]で作業中、いっしょの当番のはずの三郎次（さぶろうじ）先輩が遅刻して現れないのを、ついぼやいてしまう。そこへやって来た三郎次先輩が伊助のぼやきを聞いてしまったことから・・・。

授業中、ぼんやりしていた金吾（きんご）。何か悩み事があるに違いないと察した乱太郎（らんたろう）が尋ねると、金吾は、このまま戸部（とべ）先生に剣術を習い続けていていいものか、悩んでいると話す。

しんべヱのパパさんからしんべヱに「街道の峠の茶屋で待つ。すぐ来るように。」と手紙が届く。大急ぎで出かけたしんべヱの後を、気になった乱太郎（らんたろう）ときり丸が追いかけると、そこに現れたのは・・・。

元教育実習生の北石照代（きたいしてるよ）が怒って忍術学園にやって来た。照代は、利吉（りきち）さんと一緒に忍者の仕事をした際ひどくバカにされたと、すごい剣幕で山田（やまだ）先生に訴えるのだったが・・・。

忍術学園で忍術大会が開催される。戦輪（せんりん）投げが得意な滝夜叉丸（たきやしゃまる）は、いつものようにスター気どりで派手なパフォーマンスを繰り広げる。忍たまたちのブーイングにもめげず、自信満々の滝夜叉丸だったのだが・・・。

偶然、苦手な出茂鹿之介（でもしかのすけ）と出会ってしまった乱太郎（らんたろう）、きり丸、しんべヱ。鹿之介は、「忍術学園の吉野（よしの）先生に、自分を事務員に雇うように学園長先生に推薦してくれと伝えてほしい。」と言う。

ポルトガルの貿易商人のクエン・カステーラさんが天竺（てんじく）で手に入れた珍しいつぼを堺から忍術学園まで運ぶことになった。学園長命令で、戸部（とべ）先生がボディーガードをすることになり、しんべヱ、金吾（きんご）が同行する。

忍術学園にタカ丸先輩を訪ねて知らない男がやって来た。以前、タカ丸先輩に「辻刈り」された髪型で一躍町の人気者になったというその男。髪が乱れてからは周りから相手にされなくなったので、もう一度あの髪型を結ってほしいというのだ