学園長のおつかいで金楽寺（きんらくじ）にやってきたしんべヱと虎若（とらわか）。ごほうびに、唐渡りの香炉（からわたりのこうろ）でたいた極楽（ごくらく）へ行けるお香（こう）のかおりをかがせてもらった。そのころ、この貴重（きちょう）な香炉をぬすもうとする作せんが進（すす）められていた。

アルバイトを終えたきり丸が、ランチを食べに食堂（しょくどう）へ行くと天じょうからあやしい足音が・・・。ネズミたちの出げんにおばちゃんは、ほとほとこまりはてていた。土井（どい）先生の煙玉（けむりだま）や伊賀崎孫兵（いがさきまごへい）先ぱいのどくヘビも、こうかがなかった。それを知ったきり丸は・・・。

裏山（うらやま）で速歩（そくほ）のじゅ業中、草むらにあやしいかげが・・・。こうげきを仕かけてくる様子（ようす）はないが、ねんのため山田（やまだ）先生の指示（しじ）で乱太郎（らんたろう）がほかの先生たちをよびにいくことになった。そのころ学園には、ほっかむりをした八方斎（はっぽうさい）がやってきていた。

ドケチの金かし抜天坊（ばってんぼう）が学園にやってきた。自分のかっている馬を売りにきたのだ。学園長が乗（の）り気になり、土井（どい）先生、馬借（ばしゃく）の息子の団蔵（だんぞう）、そして乱太郎（らんたろう）たちが、馬の様子（ようす）をこっそり見に行くことになった。

元気をなくしたユキちゃんが、山本（やまもと）シナ先生のところにやってきた。さいきんすっかりやる気をなくし、忍術学園をやめたいと言い出した。心配（しんぱい）したシナ先生がはげまし、どうにか思いとどまった。そんなところへ、新しくできただんご屋（や）にでかけようと乱太郎（らんたろう）たちが通りがかった。

今までなかよしだったご近所とけんかをしてしまった学園長。乱太郎（らんたろう）たちは、なか直りさせるため、一年は組でお楽しみ会をやろう！ということになった。さいしょはしぶっていた学園長も、山田（やまだ）先生のせっとくで会をやるのをゆるすことにした。

きゅう食当番のきり丸と伊助（いすけ）は、おばちゃんのおつかいで町まで味噌（みそ）を買いに行くことになった。人ごみのなかで利吉（りきち）を見つけた二人。仕事（しごと）中の利吉は、話もそこそこに行ってしまった。あこがれの利吉とぐうぜん会えた伊助は、どこへ行ったのか気になって仕方（しかた）がない。

今日は第三協栄丸（だいさんきょうえいまる）さんの新しいアヒルさんボートの進水式（しんすいしき）。乱太郎（らんたろう）たちもかけつけ、式てんが始（はじ）まった。ところが、おいわいの酒（さか）びんを協栄丸さんがアヒルさんに投（な）げると大ばく発が起（お）こってしまった。いったいだれのしわざなのか？

学園長の思いつきで、忍たまとドクたまの忍術選手権（せんしゅけん）が行われることになった。選手は、きり丸としぶ鬼（しぶき）。勝(か)ったほうにはごほうびがもらえることに。手持ちの小ぜにをふやしたいきり丸は、はり切ってつぼにためている小ぜにを数（かぞ）えていた。ところが・・・。

おつかいを終えた乱太郎（らんたろう）たち。すると前方にあやしい人かげが・・・。その様子は忍者の身のこなしににている。もしかして・・・ゆうしゅうな忍者なのだろうか？ところがその人から「追われているのできょう力してほしい。」とたのまれた。ほうっておけない三人は・・・。