シリーズ「18祭先輩たちのうしろ姿」〜あの時みんな18歳世代だった〜

Seitaro[1期生]

だから何も恐くない

 18祭の景色は唯一無二、ずっと忘れることのできないものです。

 当時、心のどこかで溜め込んでいたような希望と、漠然とした言語化するのが難しい不安。何もかもひっくるめて1000人の多様なエネルギーが一つの曲になったあの感覚は、6年経った今でも忘れられず、どこかそれに似たような感覚を求めながら生活しています。

 18祭開催の翌年、野望を抑えきれず、夏休みの2週間1人でアメリカに行きました。幼少期から洋楽が大好きで仕方なくて、アメリカで音楽に携わりたいという思いから、自分は何がしたいのかを実際に観に行きました。そこではやはり、このアメリカで自分の音楽を追究したいと強く思うようになり、帰国後すぐにオリジナルバンドを結成しました。

 現在は社会人として昼間の時間働きながら、毎日音楽を追究しています。素晴らしいメンバーにも恵まれ、ONE OK ROCKさんのアルバム制作に携わった経験のあるプロデューサーと共に、ファーストアルバムを制作しています。

 僕の今の原動力、生き方、その全ては、あの18祭があったからこそ。

「我慢するな、感情剥き出しでいけ」

 Takaさんが放ったこの言葉が支えとなり、挑戦することがもう何も恐くないと感じます。

 ONE OK ROCKさんと音楽をぶつけ合って、“ありがとう”を直接言える日が来るまで、We areを越える日まで、ずっと追究し続けます。

 あの日を創っていただき、本当にありがとうございました。