シリーズ「18祭先輩たちのうしろ姿」〜あの時みんな18歳世代だった〜

れいな[4期生]

あの日の思い出が今の私の原動力

 18祭に参加したとき、私は17歳の高校2年生でした。

 当時の私は、「本当に私はこれで良いのだろうか」と常に自問自答していた記憶があります。

 自分で選んだはずの道なのに、自信が持てない。この選択は、間違っていたんじゃないかと考えてしまう。そんな自分に嫌気が差していました。

 そんなとき、友人から18祭に参加しようと誘われました。18祭は最初の年からリアルタイムで毎年見ていて、その度にパワーと感動を貰っていたので、あの場に立ちたいと思い、参加を決意しました。

 18祭に参加して感じたのは、自分はありのままで良いのだということ。周りにどんなに批判されても、自分で決めた道を突き進んで良いのだということ。

 そこで出会った同世代の仲間たちは、誰もが不安を抱えていて、悩んでいるのは自分だけじゃないんだと思えました。そんな18歳世代の1000人が集まったときの歌声は、とてつもないパワーを生みます。私はもう怖くない。あの場にいたというだけで、自分がちょっと強くなった気がしました。

 現在、私は大学で、小学校、中学校の国語、高校の国語、高校の書道の4つの教員免許と、学校図書館司書教諭の資格を取得するために、日々勉強をしています。

 そんなの無理でしょと思う人もいるでしょう。でも、やり遂げてみせます。

 キラキラしていたあの日の光景や、「誰もが束になって僕をどう批判したって、何事もない顔して見返せばいいのさ」という歌詞、1000人の歌声が持つ力が、今の私の原動力になっています。