西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱。初めて人口が密集する都市にまで感染が広がり、死者は1300人を超えている。WHO=世界保健機関は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。医療施設やスタッフの不足も深刻で、感染の拡大に歯止めがかかっていない。去年12月、ギニアの奥地の村で1例目の患者が出たといわれる今回のエボラ出血熱の流行を、なぜ早期に抑え込むことができなかったのか。都市に広がってしまった感染を今後どう食い止めていくのか。患者が増え続けているリベリアの首都モンロビアで医療支援を行う日本の医師の活動や、最前線で治療に当たる国際NGO「国境なき医師団」の医師の証言などから、エボラ出血熱の新たな脅威を明らかにする。
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