地震と津波、そして原発事故に見舞われてから2か月を迎える福島県浪江町。人々を取り巻く状況は厳しさを増している。捜索活動は始まったものの、遺体の損傷が激しく、身元確認は進んでいない。最新の調査で町の放射線量が高いことも判明し、避難生活が年単位に及ぶ恐れも高まってきた。そうしたなかでも希望を捨てずに動きだしたのが、町の将来を担うと期待されていた商工会青年部のメンバーだ。原発事故を収束させるため、汚染水の除去作業に新たに加わったクレーン運転士。バラバラに避難する人々の絆を守ろうと、炊き出しの集いを開く鉄工所の経営者。困難に直面しながら、町の復活をあきらめない人々の姿を追う。
※福島県二本松市より生中継
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