能登半島を襲ったマグニチュード6.9の地震。被災地ではいまも多くの人々が余震の恐怖に怯えながら避難生活を続けている。今回の地震は高齢化が非常に進んでいる地域を襲った。輪島市の深見地区は道路が寸断され孤立したが、高齢者同士の助け合いで危機を脱出。災害時にはコミュニティで受け継がれてきた住民同士のつながりが大きな力を発揮することを示した。一方、避難生活が続くなか懸念されているのが「生活不活発病」。体を動かす機会が減り、心肺機能や筋力が低下する高齢の被災者に起きやすい症状で、厚生労働省も注意を呼びかけている。高齢化した地域を巨大災害が襲った時に、何が課題になるのか? 被災から1週間が過ぎた現地から報告する。
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