「たばこをやめたくてもやめられない」
?今、病院の禁煙外来で、子どもの患者が急増している。年間50人の子どもが訪れる関西の禁煙外来の最年少患者は8歳。喫煙の低年齢化も進んでいる。子どもは、大人に比べてニコチン依存に陥る期間が短く、いったん依存すると禁煙の成功する率も低いため、その対策が急がれている。
取り組みが進む和歌山県では、教師が吸うたばこの影響を与えないために、去年から全ての公立学校で、敷地内の全面禁煙を行っている。また、喫煙した生徒を校則違反として罰せず、校医と協力して治療していこうという高校もあらわれてきた。しかし、校外に目をうつすと、子どもにとってたばこの最大の入手経路である自動販売機の問題など、課題は残されたままである。
番組では、禁煙外来を訪れる子どもたちがたばこから抜け出せない深刻な実態を描き、各地で始まっている未成年者の喫煙を防ぐための取り組みを紹介する。
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