今年の夏、違法な無登録農薬が全国各地で大量に使われていた事が明らかになった。「違法農薬」の中には発ガン性を指摘される物もあり、収穫期を迎えた今、産地では農作物の回収や焼却といった対応に追われている。
10月8日現在、「違法農薬」の販売・使用が確認されているのは、43都道府県に及び、2600戸を超す農家の購入が確認されている。
安全な食べ物を求める消費者の声が高まる一方、現在の農薬取締法のもとでは、「違法農薬」の使用については何の罰則もなく、農家側は、高齢化と人手不足の中で、「よく効く農薬」に頼らざるを得ない現実もある。
食の安全への信頼を揺るがす「違法農薬」使用の背景とその対応策を探っていく。
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