これまでの放送
シリーズ ヒトの謎に迫る③ 実験で解き明かす!心に潜む仕組み
「ヒトの謎に迫る」第3回は実験社会心理学によって、人に共通する心の枠組み=社会性を明らかにする研究に迫る。人間は他者との関係性の中で利他的な心を築いてきた。さらに複雑で大規模な集団の中で、脳の新皮質を発達させ、共感し協力しあう心も育んできたと考えられる。また他人を信頼する度合いが高い人は、他人の人間性を見抜く能力が高いことも実験の結果わかってきた。ヒトの心の本質に迫る研究の最前線を紹介。
放送日
2008年12月21日放送
ゲスト
 山岸 俊男
北海道大学大学院文学研究科教授
 佐倉 統
東京大学大学院情報学環教授
放送内容
情けは人のためならず
二人組の一方に「ふたりで分けなさい」とお金を預けたとき、独り占めではなく、均等に分けるという行動を多くの人が選択した。“無意識”のうちに心が、自分への将来の見返りを期待し、相手に公平に分けるという論理のもとで処理をしているというのだ。
心は進化の産物
心も臓器と同様に、進化の道を歩んできたのだという。その原動力として注目されている仮説は、複雑な社会関係のつながりの中で“協力し合う心”が生まれ、心が進化したのではないかというものだ。
人を見る目を養うには
他人を信頼する度合いが、高い人と低い人ではどちらが相手の人間性を見抜けるのかという実験。信頼する度合いが高い人ほど、相手の人間性を見抜く能力が高いという結果が出た。