トップページ  FMサウンド☆クルーズ 中継シリーズ

かながわ鉄道さんぽ

1日目
海老名

3日目
相模大野

『古い町並みが残る鈴鹿長宿と座間の大凧』

小田急小田原線
座間

2日目

4月19日 木曜日

出演者

キャスター
坂井好江 (さかいよしえ)
農村歌舞伎案内
入谷歌舞伎会前会長 吉川正昭 (よしかわまさあき)さん
大凧煎餅案内
大凧煎餅 矢澤商店 店主 矢澤富夫 (やざわ)さん
座間市大凧まつり案内
座間市大凧保存制作部長 大矢憲一 (おおやのりかず)さん


座間駅西口から徒歩8分ほど。長〜い坂道を下った先にある"鈴鹿長宿(すずかながじゅく)"という地域から中継はスタートしました

鈴鹿長宿は古い町並みが残るほか、わき水が多い地域です。
水路の脇に落ちた真っ赤な椿にも情緒を感じますね

わき水はかつて生活用水として使われていました。ご近所みんなが気持ちよく使えるよう、朝は顔や歯磨き、午前中は食器洗いや洗濯、午後は農機具など、水を使う時間が細かく決まっていたそうです

用水に沿って南下すると、鈴鹿明神社(すずかみょうじんじゃ)
がありました。この神社は1500年前に建立されたと言われる
由緒正しい神社。昔から地域の鎮守様として親しまれています

境内にはしだれ桜が一本あり、ちょうど見頃を迎えていました。
実はこの桜、プロ野球の長嶋茂雄さんが植えたものだそう。
この神社には無病息災、五穀豊穣のほか、先勝祈願の後利益も
あるということで、長嶋さんは監督時代にたびたび訪れていたと
いうことです。

神社を出て来た道を少し戻ると街道沿いに大きな農家がありました。大正時代に建てられたという家屋は軒が高いため風通しがよく、
玄関などの入口は南からの直射日光を避けるため東西に設けられています。こうした造りは養蚕に適していたそうです

古くから農家を営むこのお宅のご主人、実はこの地域に残るある
伝統芸能の担い手でもいらっしゃるとのこと。お話を聞きにちょっと
お宅へお邪魔させていただきました

吉川正昭さんは、江戸末期にこの地に伝わったとされる農村歌舞伎を復活させました。入谷歌舞伎会という会を結成し、農村歌舞伎の普及に尽力しています

中継では、同じ入谷歌舞伎会に所属している後藤文四郎さんと
岩山ありさちゃんのお二人も加わって「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」という演目の一コマをやっていただきました。三人による台詞まわし、いかがだったでしょうか

会では歌舞伎の伝承者を増やそうと、数年前から小学生に歌舞伎を教えています。ありさちゃんのような子どもが大きくなった時にもぜひこの農村歌舞伎が続いていて欲しいですね

鈴鹿長宿から徒歩3分ほどのおせんべい屋さんに来ました。
ここは座間名物のあるものを形どったあるおせんべいがあるんです
【大凧煎餅 矢澤商店: 住所:座間市入谷1-441-4 
                 電話:046-251-1616】

それは座間名物の大凧を模した「大凧煎餅」。
9pもある大判サイズの正方形に、 "大凧"の文字が刻まれています

店主の矢澤富夫さんにおせんべいを焼くところを実演していただき
ました。大きな鉄の網で挟むようにしながら、一度に30枚ほどの
おせんべいが焼けます

炭火が入った窯はなんと手作り。高さ30pほどの窯におせんべいを入れたり出したり、ひっくり返したりしながら焼いていきます。
次々といい色になってきましたね

焼きたての芳ばしい香りに誘われて、おせんべいを試食する坂井
キャスター。「バリン、バリバリ♪ 」と豪快な食べっぷりです!

炭火で丁寧に手焼きされる大凧煎餅は、座間の土産物としても定着。大凧が揚げられる5月に向けて売れ行きも伸びるといいですね

最後にお話をお聞きしたのは、座間市大凧保存制作部長の大矢
憲一さん。今年は震災復興の願いを込め、大凧に書かれる文字は
「興龍」の二文字に決まりました

座間の大凧まつりは江戸時代から続く伝統行事。近年は座間市の相模川グラウンドで、5月の子どもの日にあわせ2日間行われています。およそ100畳の大きさと言われる13m四方の大凧を100人もの大人が引き揚げる姿が見所とのことです





   写真と文章 : 小林孝子(鉄道沿線さんぽコーディネーター)
1日目
海老名

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