かながわ鉄道さんぽ

2日目
飯田岡

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小田原市編2月18日(木)~19日(金)放送

『早春を伝える小田原梅めぐり 小田原市編① 「小田原駅前梅干博物館」で知る梅干今昔』

JR東海道線
小田原

1日目

2月18日 木曜日

出演者

キャスター
熊谷彩花 ( くまがいあやか )
「小田原駅前梅干博物館」案内
「ちん里う本店」店主  小峯孝子 ( こみねたかこ ) さん

※中継時(18時~)は暗くなりますので、リハーサル時(16時ごろ)の写真も使ってご紹介しています


2月の中継は小田原駅西口からスタートしました。小田原駅はJR東日本、JR東海、小田原電鉄、箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道の5路線が通るターミナル駅。箱根観光の玄関口としても知られています

西口のロータリーには、高さ3メートル以上もある大きな人物像がありました。馬にまたがって右手を天に突き上げた後ろ姿・・・これは一体誰だかわかりますか?

戦国時代に小田原を拠点にしていた大名の北条早雲です

現在放送中のNHKの大河ドラマ「真田丸」には、早雲が興した北条家の4代目、氏政が登場していますから、今後は地元小田原が舞台となる場面もあるかもしれませんね

駅の西口から小田急線とJR線の改札前を通過して、東口に向かいます。JR線改札口には大きな小田原提灯も見えました

駅の東口は、平成17年にリニューアルされた駅ビルのほか、商店や飲食店などが立ち並ぶ商業地域になっています

戦国時代は“城下町”江戸時代は東海道の“宿場町”として栄えた小田原には、長い歴史のある店が多いのも特徴。中継ではその中の1つ駅前の老舗店にお邪魔しました

ここは明治4年(1871)創業で145年の歴史を持つ梅干し屋さんです。店内は様々な種類の梅干のほか、梅酒や梅ジャムなど梅を使った商品がたくさん並んでいます

店内には、小田原の産業や文化を伝える展示コーナーもあるということで5代目店主の小峯孝子さんに案内してもらいました

まず目に留まったのは、壁いっぱいに作りつけられた棚と、そこに並んだガラスビン。ビンの中には梅干が保存され、作られた年が記されたラベルが貼られていました

この中で一番古いものは、なんと「天保5年(1834)」江戸時代後期の梅干です

天保5年の梅干は水分が蒸発して変色していましたが、182年前の梅干しがちゃんと残っているということにびっくりですね。自分の生まれた年の梅干を探してみるのも楽しそうですね

また江戸から昭和にかけて梅干を漬けるために使われていた大きな樽などが置かれ、小田原の梅干文化やその変遷に思いをはせることができます

梅だけでなく壁には大正時代の古い写真なども展示してありました。大正に入り小田原駅が完成すると駅前のにぎわいも増したそうです

現在、小田原で主に栽培されているのは「十郎梅(じゅうろううめ)」という品種。肉厚でやわらかく、まろやかな味わいは梅干向きですが、皮が薄く破れやすいため、ひとつずつ手で収穫し、天日干しも手作業で行われているそうです

この「十郎梅」の知名度をアップさせようと、小田原の梅生産者や販売業者などが一体となってブランド化に取り組んでいるということで小峯さんも「和歌山の南高梅のように、“小田原は十郎梅”と言われるようになってほしいですね」と話していました

最後に小峯さんが“若い人たちに梅干を身近に感じてもらいたい”という思いで始めた、梅干を使った洋菓子開発のお話も聞きました。
すでに商品化したパウンドケーキやブラウニーの評判も良く、今後も梅干を使った洋菓子の開発に力を入れていくということでした



中継こぼれ話

■大正9年(1920)に開業した小田原駅は、その後交通網が整備され、現在、JR東日本、JR東海、小田原電鉄、
箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道の5路線が通る、神奈川県下でも有数のターミナル駅となっています。江戸時代には、箱根越えをする旅人たちを支える東海道「小田原宿」として栄えた歴史もあり、小田原は古くから交通の要所として、人や物資が行き交う拠点として発達してきました。中継初日はそんな小田原駅周辺を巡りましたが、その際に駅周辺で見つけた小田原らしい光景を以下に紹介します。

駅ビル屋上からは小田原城も見えました。昭和35年に鉄筋コンクリート・鉄骨づくりで再建された小田原城は、現在耐震改修工事中です
同じく駅ビル屋上から見た東口方面です。遠くに相模湾が見えますね
中継で紹介した駅西口の北条早雲像の反対側、東口には小田原生まれの二宮尊徳像がありました

写真と文章 : 小林孝子(鉄道沿線さんぽコーディネーター)

2日目
飯田岡


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