かながわ鉄道さんぽ


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横浜市中区編12月17日(木)~18日(金)放送

『横浜から送る世界のクリスマス!横浜市中区編① 山手西洋館のクリスマスイベント』

みなとみらい線
元町・中華街

1日目

12月17日 木曜日

出演者

キャスター
佐久川智 ( さくがわさとい )
エリスマン邸案内
マインシュティール本校「グリューン」主宰  石井万里子 ( いしいまりこ ) さん
外交官の家案内
横浜市教育委員会  コヴァリョヴァ・ナタリャ さん

※中継時(18時~)は暗くなりますので、リハーサル時(16時ごろ)の写真も使ってご紹介しています


中継1日目は、横浜市中区の山手西洋館で12月25日まで開かれていた「世界のクリスマス展」の話題をお届けしました。最寄り駅はみなとみらい線の元町・中華街駅です

駅から南東に広がる高台に向かって坂を上ると「港の見える丘公園」があります。ここは、みなとみらいやベイブリッジなど横浜港が一望できることでも知られていますね

公園前の道をさらに進むと、横浜市が管理する山手西洋館のひとつ「山手111番館」がありました。この建物は、大正15年にアメリカ人実業家、ラフィン氏の住宅として建てられたものです

山手西洋館では毎年この時期、世界各国のクリスマスにちなんだ展示が見られます。山手111番館は“オーストラリア”のクリスマスがテーマでした

畜産が盛んなオーストラリア、クリスマスツリーには、羊のぬいぐるみがいっぱい飾られていました

真夏にクリスマスを迎えるオーストラリアでは、野外でバーベキューをしながら祝う人も多いということで、部屋の一角にはバーベキューコンロやサーフボードも置かれていましたよ

ユーカリの木やコアラの飾りのほか、サーフィンをするサンタの窓飾りなどもあった山手111番館。オーストラリアの真夏のクリスマスも楽しそうですね

次に向かったのは、スイス生まれの貿易商フリッツ・エリスマン氏の邸宅として大正15年に建てられた「エリスマン邸」です

今年の「エリスマン邸」はヨーロッパの“オーストリア”のクリスマスがテーマ。ツリーにはオーストリアのクリスタル製品が飾られ、少し大人っぽい雰囲気でした

装飾を担当した石井万里子さんは、オーストリアの伝統的な装飾に魅了され、現地で装飾の技術を習得した方なんです

部屋の中央に置かれた豪華なテーブルセッティングは、石井さんがハプスブルグ帝国時代の女帝、マリア・テレジアをイメージしてコーディネートしたというもの

女帝にふさわしい気品あるコーディネートの中でも目を引くのが、テーブル中央にあるろうそくの台など、石井さんが手がけた飾りです。金や銀のワイヤーや淡い色彩のリボン、ビーズなどで作られた飾りは、かなり細かいものですね

石井さんには、街のあちこちが華やかに飾り付けられて盛り上がるオーストリアのクリスマスの様子もお聞きしました

最後に訪れたのはイタリア山庭園内にある「外交官の家」。こちらでは東ヨーロッパの“ウクライナ”のクリスマスがテーマでした。部屋の一角にはキリスト生誕の様子が描かれた飾りが置いてありましたよ

案内してくれたのは、ウクライナ人のコヴァリョヴァ・ナタリャさん。
来日して20年というコヴァリョヴァさんは、日本の小学校などでウクライナの文化を紹介しているだけあって、日本語がとっても上手です

ウクライナのクリスマスは旧暦で祝うため、1月7日であること、どの家でも食卓の中央に先祖をまつるためのわら細工を飾ることなど、ウクライナの伝統的な風習のお話は興味深かったですね

中でも動物に感謝の気持ちを捧げるため「クリスマスの1か月前くらいから肉は食べない」というお話にはちょっとビックリ!クリスマスイブは麦やクルミ、レーズン、ケシの実にハチミツを混ぜた“クチャ”という食べ物がメインディッシュになるそうです

ウクライナのクリスマスは家族だけではなく、先祖や動物などいろいろなものに感謝を捧げる意味があると話してくれたコヴァリョヴァさんはじめ、中継のため特別に閉館時間を延長していただいた山手西洋館関係者のみなさん、ありがとうございました!



写真と文章 : 小林孝子(鉄道沿線さんぽコーディネーター)



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