かながわ鉄道さんぽ


箱根町編6月19日(木)~20日(金)放送

箱根登山鉄道とは?

神奈川県西部、箱根山を登る箱根登山鉄道は日本有数の山岳鉄道。明治21年(1888年)に設立した「小田原馬車鉄道」にはじまり、大正8年(1919 年)には箱根湯本~強羅間で運転を開始しました。小田原を始点としていますが、山岳鉄道は箱根湯本から強羅までの全長8.9km、7駅の区間。その間の標高差が450m弱にもなるのは驚きですね!100メートル進むごとに最大で8メートル上がるという急勾配、半径が30mの急カーブ、3か所のスイッチバックという特色を交え、自然の中をゆっくり進む箱根登山鉄道。四季折々の景観はどれも見応えがありますが、多くのアジサイが咲く初夏は格別。この時期は「あじさい電車」の名で親しまれ、多くの観光客が訪れます。

※小田原~箱根湯本間は小田急電鉄の車両となります。
※箱根湯本で乗り換えが必要になります。
※スイッチバックのある山岳鉄道区間は箱根湯本~強羅です。

『初夏の箱根特集① 強羅公園と箱根登山鉄道』

箱根登山鉄道
強羅~大平台駅

1日目

6月19日 木曜日

出演者

キャスター
佐久川智 ( さくがわさとい )
強羅案内
強羅観光協会  坂本万須美 ( さかもとますみ ) さん
箱根登山鉄道案内
箱根登山鉄道株式会社 強羅管区 首席助役  大木賢治 ( おおきけんじ ) さん

※中継時(18時~)は暗くなりますので、リハーサル時(16時ごろ)の写真も使ってご紹介しています


6月の中継は、足柄下郡箱根町強羅にある強羅公園正門前からスタート!強羅公園は開園が大正3年(1914)で、ことし100周年を迎えました

正門前からは箱根外輪山のひとつ、標高924mの明星ヶ岳(みょうじょうがたけ)が見えました。山肌にある“大”の文字は、「強羅夏祭り 大文字焼き」でお馴染みですね

強羅公園から徒歩で5分ほど。坂道を下って箱根登山鉄道の強羅駅にやってきました。山小屋風の駅舎は昭和52年(1977)に建て替えられたもので、周囲の自然に調和した佇まいは、平成9年(1997)、当時の運輸省が選定した“関東の駅百選”にも選ばれています

ホームの天井に設置されていたのは、箱根登山鉄道と姉妹提携を結んでいるスイスの鉄道会社から贈られた“カウベル”という楽器です。一時期は発車合図にも使われていたということで、その音色を特別に聞かせていただきました

強羅観光協会の坂本万須美さんに、強羅の魅力について話を聞きました。坂本さんと一緒に箱根登山鉄道の電車に乗り、車中からの中継です

坂本さんは「都会からすぐ来ることができるところに深い自然があり、鳥のさえずりや四季折々の風景に心が安らぎます」と強羅の魅力を話してくれました。車窓からも緑深い山中の様子がうかがえますね

強羅の魅力や観光活性化策などを話してくれた坂本さんとは、強羅駅から3駅目の小涌谷駅でお別れです

続いて登場していただいたのは、箱根登山鉄道の首席助役、大木賢治さんです。大木さんには国内では屈指の山岳鉄道と言われる箱根登山鉄道の魅力について、たっぷり話を聞きました

強羅駅から電車に揺られること20分、大平台駅に到着です。この駅では箱根登山鉄道の特徴である“スイッチバック”が行われます。
電車を降りてみると…

…なんと、ホームの先に線路がなく、行き止まりになっていました!大平台駅は車両の進行方向を変えながらジグザグに進む“スイッチバック”を行う駅で、電車はここで方向転換をします。箱根登山鉄道は大平台駅を含む3か所で方向転換を行い、険しい山の斜面を登り降りするんです

方向転換して、進行方向が変わるたびに運転士と車掌の位置が入れ替わります。先ほど乗ってきた電車も車掌が後ろに移動して発車して行きました。これまで走ってきた方向に戻ってしまうような感覚があるため、スイッチバックを初めて体験される乗客は、みなさん驚かれるそうですよ

スイッチバックのほかにも、角度が5度近くある急勾配や半径が30メートルしかない急カーブなど、大木さんは他では体験できない、箱根登山鉄道ならではの魅力をたくさん話してくれました。大木さん、楽しい解説をありがとうございました



中継こぼれ話

■強羅公園には、大正3年の開園以来ほとんど姿を変えていない庭園や建物が残っていて去年、文化庁から「国登録記念物」に指定されました。左右対称の配置が特徴的なフランス式の庭園も当時のままで、噴水や温室に加え、桜・ツツジ・バラ・アジサイ・モミジなど四季折々の花が園内で楽しめます。そして今年は開園から100周年という節目の年!…ということで、トンボ玉と呼ばれるガラスのアクセサリー作りなどが体験できる施設も新たにオープンしました。中継前には、佐久川キャスターが新しい体験施設にお邪魔して、トンボ玉作りを体験しました。

100周年を記念して新しく作られた体験施設がこちら。強羅公園の洋風庭園にふさわしい、レンガ造りの建物です
エプロンとアームカバー、ゴーグルを装着して準備オッケー♪
好みのガラス棒を選びバーナーの上で溶かすこと数分…。ガラス棒の先端が溶けてきました
絡めとったガラス玉が均等で美しい球体になるよう、棒をクルクル動かしながらバーナーで形を整えていきます。これがけっこう難しい…
別の色ガラスで模様をつけ、ゆっくり冷やすこと50分。ようやくトンボ玉が完成しました~。テーブルの上にある好みのパーツとトンボ玉を組み合わせてオリジナルの作品に仕上げます
自作のトンボ玉を携帯ストラップに仕上げた佐久川キャスター。「思った以上に上手にできました~」と満面の笑みですね
こちらが佐久川キャスター作の携帯ストラップ。夏らしく、海をイメージしてみたそうですよ

写真と文章 : 小林孝子(鉄道沿線さんぽコーディネーター)



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