2011年07月27日 (水)「Play Back 2010年-12月②-」 中澤輝


nakazawa_2011-1.jpg 12月の後半の素晴らしい出会いや思い出をお伝えします。


突然ですが、私がこよなく愛する番組の一つに
『生中継 ふるさと一番!』があります。
(2011年度からは、『ひるブラ』に番組タイトルを変更)
総合テレビ 平日の午後0時20分~43分まで全国放送している番組です。

 

2010年12月15・16日の2日間。
待っていましたとばかりに、この番組を担当しました。およそ1年半ぶりのこと。

初日・15日の放送は、「中華街の一押し 新年を迎える"味"と"舞" 
~神奈川県 横浜市~」というテーマでお伝えしました。

中華街は、この時期、忘年会・年末年始・中国の旧正月 春節と立て続けに
イベントが並びます!
冬という寒い季節ですが、街は熱を帯び、一年で最も賑わうシーズンです。

御一緒したのは、俳優の...

 

渡辺 徹さん 渡辺 徹さん。

初めてお会いした瞬間、私は思わずのけぞってしまいました。
渡辺さんから溢れだす格好良いオーラを浴びたからです。
同時に、私自身が年を重ねて行く中で、
渡辺さんの様なダンディーな男性になりたいと思いました。

アナウンサーとして、男性としてこの表現が正しいのか分かりませんが(!?)、
「惚れてしまいました♪」。
また、「兄貴~」と呼びたくなりました。
私のことを実の弟の様にとても可愛がって下さったからです。

 

 

高下駄隊中継の序盤で登場したのが、派手な衣装に身を包んだ高下駄隊(たかげたたい)の皆さん。
大きなイベントの際に登場するので、普段はなかなかお目にかかれないんです。
モチーフにしているのは、三国志の武将 関羽。
中国で商売の神様として信仰されています。
中華街の皆さんにとっては大切な神様&縁起の良い神様です。

 

 

謝さん1Sこの日、街の案内役を務めて下さった謝 成発(しゃ・せいはつ)さんです。
生まれも育ちも中華街。街一番のお祭り男です。
白粉(おしろい)を塗り、付け髭姿。
素顔は...鼻筋の整った端正な顔。御覧頂けないのが残念です。

謝さんがまずお薦めしてくれたのは「味」。
私たちを中国料理店にいざなってくれました(中華街からの中継では、外せないですよね)。
11月、中華街の各店舗が点心を持ち寄って行われた「品評会」で金賞・銀賞を獲得した3品を紹介。

金賞:鮑(あわび)と貝柱の蒸し餃子
銀賞:ホロッとやわらか肉シュウマイ 、 海老にらまん

金賞・銀賞の栄冠に輝いただけあり、美味しさは申すまでもありません。
渡辺さんは、放送のみならず、
リハーサルの段階から出された点心を全て平らげていました(笑)。(兄貴、さすが!)

 

謝さんが次に薦めてくれたのは「道具」。

 

セイロ中継で紹介した料理器具専門店では、大きさや材質の違いによって、
およそ200種類に及ぶセイロを取り揃えています。

値札には、値段以外にもちょっとした情報が!!
写真にあるように「ちょっとよいタイプ」をはじめ、「すばらしいセイロ」などを見かけました。

店主の方が教えてくれたトリビア(雑学)を紹介します。
「セイロは水や洗剤で洗わない。固く絞った布で拭く。
セイロには、余分な蒸気を逃す"紙"が内包されているから。
セイロの命とも言える部分。洗うとその紙が駄目になってしまう」ということです。

この日の中継の最後は、獅子舞が華やか且つダイナミックな舞を披露してくれました。
イベントでしか見る事が出来ないのですが、特別に駆け付けてくれました。
頭を噛まれれば幸せになると伝えられる獅子舞。
中継では、渡辺さんの頭はもちろん、NHKのカメラも噛んでくれました。
カメラの向こうにいる「全国の視聴者の皆さんに福が訪れるように!」という、
粋な計らいでした♪

 

 

にっぽん丸2日目・16日の放送は、「出港直前 豪華客船からの招待状 ~神奈川県 横浜市~」がテーマでした。
舞台となったのは、横浜港大桟橋にタイミング良く停泊している豪華客船でした。
世界を股にかけるクルーズ客船は、日本に4隻しかありません。そのうちの1隻からでした。

 

 

デッキからの風景中継は、豪華客船のデッキからスタート。

この日の『生中継 ふるさと一番!』は、いつもと違った演出で臨みました。
メッセージカードを用意。
渡辺さんにそれを渡し、書かれているヒントを解いて貰いながら客船の魅力を伝えて行く
内容でした。
まさに"ミステリーツアー"!!

最初に、渡されたカードに記載されていた文言は、【豪華客船は2度泡立つ】。

某刑事ドラマで"ラガー"として人気を博した渡辺 徹"刑事(デカ)"。
このミステリーツアー開始と同時に、当時の血が騒いだようで
「これは、事件だ!」とノリノリでした(笑)。(兄貴、お茶目!)

 

 

リビングルーム最初に向かったのは、セキュリティー万全のスイートルーム。客船の自慢です。
リビングルームを通り抜けて向かった先は...

 

 

デッキからの風景3客室専用のバルコニー。目の前に開ける景色は、みなとみらい21地区。
ヨコハマを象徴する風景を独り占めした感覚に浸れます。

ここで用意されていたのが、一つ目の"泡"。
ウェルカムシャンパンがサービスされました。

シャンパングラス越しに見た、横浜の街は今まで目にして来た魅力とは一味違った趣き
がありました。

 

 

バスルームシャンパンを手に渡辺さんが二つ目の"泡"を探しに向かったのは、バスルーム。
大きなバスタブと大きな窓が特徴です。
スイッチ一つで、ジェットバスに早変わり!ここに、もう一つの"泡"がありました。

【豪華客船は2度泡立つ】のミステリーがが解決した瞬間、すかさず次のメッセージカードが
渡されました。

そこに書かれていた文言は、【橋に響く8つの鐘】。

私たち一行は、操舵室(そうだしつ)へ。部屋の前には表札が。
操舵室という漢字表記の下に、「Bridge」の文字。もちろん意味は、"橋"です。

操舵室=Bridgeとなった理由は...
船の左右に外輪を付けた"外輪船"が出来た当時、視界が狭まり、操船に影響が出ました。
安全航行上、視野の確保が必要になりました。
船の上に橋をかけ、見晴らしの良い位置に操舵室を置きました。
橋(ブリッジ)の上にある操舵室。結果、ブリッジと呼ばれるようになりました。

では、橋(操舵室)に響く8つの鐘...それは?

 

 

時鐘この鐘のことです。しかし、室内には1つしか見当たりません。
では、"8つ"の鐘の意味するものは...鳴らす回数です。

かつて船に時計が無かった時代、鐘の音が時計代わりでした。
この客船では、当時の風習を守り、今なお毎朝8時になると鐘を8回鳴らして
時を告げています。
クルーズを楽しむ宿泊客には、好評を博すサービスだということです。

【橋に響く8つの鐘】のミステリーは解けました。

※ 取材で知ったトリビアを一つ紹介します。

船員の皆さんは操舵室への入室時、「ありがとうございました」と挨拶をします。
一方、退室時は「お願いします」と言います。

操舵室への入退室は、勤務交代のタイミングだからです。
入る際は、勤務を終えた船員の方々へ"お疲れ様"の意味を込めて。
逆に、退室時は"よろしく"との思いから。

3交代制で勤務する船員の皆さん。海上ではこの挨拶が日々交わされています。

次なるミステリーは、【壁裏に暮らす大家族を発見せよ】。

私たちは、利用客が足を踏み入れることが出来ない"空間"にお邪魔しました。
そこは、客室フロアとドア一枚(壁一枚)を隔てたプライベートの空間。
船で働くスタッフの皆さんの部屋です。皆さんは国籍も年齢も性別も様々です。
クルーズに出発した船での勤務は8ヶ月間に及びます。
それは同時に、スタッフ同士の共同生活が始まることを意味します。
その間、絆は深まり続け、皆さんは本物の家族のようになっていきます。

ミステリーの答えは、まさにファミリーとなった乗船スタッフの皆さんのことでした。

謎解きを終えると、最後のカードが渡辺さんの手元に!
【WELCOME TO 船上の午餐会(ごさんかい)】の文字が目に飛び込んできました。

食に関しては、鋭い感覚が更に鋭敏となる渡辺さん。
一瞬で、「午餐会とは、ランチのことだ!」とひらめきました。
(兄貴、グルメ!)

この日一番の即答で、正解を導き出しました!

食事会場へ行くと、すでに満席。
午餐会を楽しんでいたのは、かつてこの船に乗りクルーズを楽しんだ方々。
思い出話しに花を咲かせながら、舌鼓を打っていました。

渡辺さんも特別に用意された席で、ランチを堪能♪
もちろん簡単に平らげたのは、言うまでもありません。

渡辺さんも大満足した味。なぜなら、この客船、料理に一切妥協しないからです。
この船の自慢は、例え100日間のクルーズであっても、
同じメニューを航海中に2度出さないこと。

私もいつの日か...この船で世界へ。叶えたい夢がまた一つ増えました。

 

 

渡辺 徹さんと上に記載したように、午餐会のランチを堪能した渡辺さん。
しかし、中継終了後、渡辺さんは私を横浜中華街にある馴染みの店へと連れて行ってくれました。
そして、お薦めの美味しい料理を次々と注文。
私も食べる量には人一倍自信がありますが、渡辺さんには敵いませんでした。
(兄貴、カッコ良すぎます!!)

渡辺さんと御一緒し、濃密な時間を過ごせた2日間:priceless(プライスレス) = ∞

最後に、一緒に頑張った仲間を紹介させて下さい。
中継ディレクターを担当した高橋 晶子さんです。

 

高橋 晶子 PD高橋ディレクターと、一緒に仕事をしたのは今回が初めてです。
普段は、東京で勤務している高橋さん。何度も何度も取材で横浜へ足を運んでくれました。
私も負けるわけにはいかないと、地元 横浜の取材を重ねました。

そして、互いの取材をもとに中継直前まで連日連夜電話やメールでやり取りを重ねました。
どんな演出をすれば中継が面白くなるのか?
どんな構成なら視聴者の皆様に分かりやすいのか?
どんなコメントをすればより伝わるのか?...etc。

2日間の中継を終えた充実感の中に、高橋ディレクターとの切磋琢磨があったことは揺るぎない事実です。

中継大好きな二人。「また、どこかでタッグを組みましょう♪」と言って帰路につきました。

投稿時間:14:10

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