2008年12月16日 (火)12月2日放送 【いっと6けん】                      「川崎の魅力を切り絵で表現」 日高 治子


日高治子紙をカッターで切り抜き、自在に絵を作り出す“切り絵”。
川崎市にお住まいの藤田正俊さんは、10数年前から地元・川崎を切り絵で描き続けています。
これまでに生み出した切り絵による川崎の風景は、実に263点!
こんなにも様々な表情があったのかと驚かされるものばかりです。

川崎の風景を作り始めたきっかけは、近所を散歩していて意外と神社仏閣が多いと気づいたこと。こま犬、おさい銭箱、幕など藤田さんの心をくすぐる、切り絵にしたくなるものがたくさんあったんだそうです。
そういったものを切り絵にするうち、ほかにも川崎の表情を作品にしてみようと思ったのがきっかけになりました。
名付けて「川崎私景」シリーズのはじまりです。

12年前に作ったのは、高津区にある「二ヶ領用水 円筒分水場」でした。
二ヶ領用水とは、江戸時代に農業や生活のために水を引いたなごりの用水で、行ってみると当時の人たちの知恵や息づかいが伝わってくるような気がする場所です。
撮影した日も、たくさんの小学生が社会科の勉強で訪れていました。
当時の藤田さんは分水場と一緒に、写生に来ていた小学生と散り始めた桜の様子を切り絵に収めました。
二ヶ領用水 円筒分広場

それから12年…先日行ってみると、当時は空き地だった場所に大きなマンションが建っていました!切り絵と比べると、ずいぶん街の印象が変わったことがわかります。
現在の二ヶ領用水

藤田さんはその変化を驚くと同時に、「こういった変化も切り取って残していきたい」と作業手元おっしゃっていました。

ここ20年ほど人口増加が続く川崎市。
藤田さんは、川崎駅周辺の大型商業施設や、そこに集まる若い人たちのあでやかないでたちも新しい川崎の表情として切り絵にしました。

川崎は歴史あるものも新しいものも、両方が共存しているのが魅力だという藤田さん。
地元を歩き、街のよさや変化を見つめ続けているからこそ、多くの表情を切り取ることができるのでしょうね。
まんが寺 ラゾーナ

藤田正俊さん今度切り絵にしたい風景を藤田さんに尋ねると、変わりつつある湾岸沿いの風景だと話していました。
そのほかにもまだまだ、作りたい川崎を挙げるときりがないそうです。
これからも藤田さんの視点で見つめた川崎の魅力がどんな風に切り絵として残されていくのか、とても楽しみです。

藤田さんは作品をご自分のホームページで公開されています。
http://members2.jcom.home.ne.jp/higefuji/ (NHKサイトを離れます)
藤田さんの色鮮やかな切り絵を、ぜひご覧になってください。

投稿時間:11:32

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