山口 満開の梨園で(下関市)
梨の授粉作業進む
- 2024年04月15日
山口県下関市の梨園で真っ白な梨の花が開花し、農家の人たちが花に花粉をつける授粉作業に追われていました。
梨の生産が盛んな下関市豊田町では、およそ20軒の農家で梨を栽培していて、花の咲く時期はめしべに花粉をつける人工授粉の作業で大忙しです。
このうち、1点2ヘクタールの畑で豊水(ほうすい)や幸水(こうすい)など15種類の梨を育てている山野重慈さんの梨園では、連日10人程度で授粉作業にあたります。
山野さんたちは長さおよそ50センチの棒の先に綿毛のついた専用の道具を使って、1つ1つ丁寧に花粉をつけていました。
「ことしは順調に咲いています、秋には立派な梨が収穫できると思います」
下関市豊田町の梨はこのあと摘果や袋かけの作業を経て、8月上旬に収穫を迎えます。