自由律句らぶ
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平成29年10月分
【番組内で紹介した投稿句】

@


A


B

【解説】
<@句目>
⇒「サンマ戸惑う」とは面白い発想ですね。最近は漁獲量が減ってきて、値段も高くなってきたということでしょう。この句の主役はなんと言ってもサンマですから、倒置して「サンマ」を句の最初に持ってきてはどうでしょうか。句の主役が何なのかを明確にするとよりわかりやすくなります。そして、「サンマ」が庶民の味方から高級魚になったわけですから「ランクアップ」としてみるとどうでしょうか。
●参考句●サンマとまどう高級魚にランクアップ

<A句目>
⇒運転中の車の窓から、田んぼ一面のコスモスが「わっ」と目に入ってきたんでしょう。 少し言葉を削ってコスモスを強調してみましょう。句を作るときに、情景を色々説明したくなりますが、必要な言葉だけに絞って、あとは読者の想像力にゆだねることも大切です。
●参考句●アクセルも緩む一面のコスモス

<B句目>
⇒道草さん、「小さなため息」とあります。つい、でてしまうため息も幸せが逃げないよう、小さくしたんでしょう。もう少しコメントの内容を句に盛り込んで、実感のこもった言葉を足してみるとより読者に伝わりやすくなるでしょう。
●参考句●うっかりため息コスモスと笑う



【俳人の句】

【解説】
⇒この句は山頭火の代表的な句の一つです。 山頭火は、お酒に酔っていく状態のひとつとしてこの句では「ほろほろ」と表現しています。 この「ほろほろ」という擬態語が、山頭火のほろ酔い気分と木の葉散る様子とを融合させています。これを「物心融合」といいます。
「自然を通して自分を詠う」、まさに山頭火らしい表現です。

【その他の投稿句】

※コンピューター環境で表示するため横書き表記としています。あしからずご了承ください。また句はご投稿いただいた原文のまま掲載しています。あしからずご了承ください。

松浦章(岩国市・80代男性)
松浦章(岩国市・80代男性)
⇒思わずラジオを切って秋の虫の音に聞き入ってしまいますね。
●参考句●ラジオ切って秋を聞く夜

あくび(下関市・60代女性)
⇒笑顔を作れば気持ちも明るくなりますね。少し説明になりました。句ができたときのコメントも書いてください。
●参考句●鏡に笑ってポカポカ私の朝

中村好徳(周南市・60代男性)
中村好徳(周南市・60代男性)
⇒「夏の名残り」に、後悔や無念な思いを重ね、しっとりと詩的に表現されました。

村田和幸(防府市・70代男性)
村田和幸(防府市・70代男性)
⇒せっかく植えた白菜の苗を食べられてしまった。残念でしたね。
●参考句●コオロギの餌になった白菜のこれから

自由律バイク(茨城県・50代男性)
自由律バイク(茨城県・50代男性)
⇒アキアカネ、いわゆる赤トンボですね。そのトンボに問いかけながらのバイクの旅、ロマンチックですね。これから寒くなります、どうぞお気をつけて。
●参考句●アキアカネに尋ねる峠道

詞意魔の輝久(大分県・60代男性)
詞意魔の輝久(大分県・60代男性)
⇒鍬の汚れ落としは藁が一番とは経験から生まれた知恵ですね。「皺の掌」によく働く日々の暮らしぶりや実直さが伝わります。

takuonly(宮崎県・50代男性)
takuonly(宮崎県・50代男性)
⇒亡人への思いが印象的に表現されました。蜩も鳴くではなくあえて泣いているんですね。

酔春(静岡県・70代男性)
酔春(静岡県・70代男性)
⇒カラスも水が飲めなくてがっかりでしょう。カラスに焦点を絞ってみましょう。
●参考句●カラスあくびしている枯れた手水鉢

荒木勉(東京都・男性)
荒木勉(東京都・男性)
⇒美しく詩的な表現ですが、不安や現代社会への警鐘ですね。太陽に異変があれば、地球への影響は計り知れませんね。その上核兵器なんてとんでもありません。

佳子(下関市・70代女性)
佳子(下関市・70代女性)
⇒栗は皮を剥くのが一苦労ですが、栗ご飯おいしいですよね。
●参考句●手の痛み忘れる栗ご飯の味

都忘れ(下関市・80代女性)
都忘れ(下関市・80代女性)
⇒よく観察されました。「音楽が聞こえる」は少し直接的すぎるので、工夫してみましょう。
●参考句●雨だれ葉から枝への音に遊ぶ

山口農(岩国市・男性)
山口農(岩国市・男性)
⇒「精一杯語りかける」の措辞に虫の健気さや生命力を感じます。

美都(下関市・80代女性)
美都(下関市・80代女性)
⇒よくある光景です。御馳走は早く食べたいですね。
●参考句●ご馳走前に祝詞の続く敬老会

岡成安子(周南市・70代女性)
岡成安子(周南市・70代女性)
⇒一輪だけ咲いている彼岸花に惹かれたようです。説明にならないように少し工夫して、彼岸花に焦点を絞ってみましょう。
●参考句●彼岸花の凛と一りん墓に寄り添う

きさらぎ(光市・70代女性)
きさらぎ(光市・70代女性)
⇒前向きで明るい句になりました。リズムもよく実感も出ました。

ハッピーレモン(防府市・40代女性)
⇒「内臓様」とは片岡鶴太郎氏の言葉ですか、内臓に負担をかけないようにゆっくり良く噛んで食べるきっかけになったようですね。もう少し手がかりを入れてみましょう。
●参考句●ゆっくり噛んで内臓様いただきます

酔いどれチャッピー(東京都・50代男性)
酔いどれチャッピー(東京都・50代男性)
⇒アルコールは控えるように言われているのでしょう。だから内緒で飲む。内緒だけど家族は知っているんですね。
●参考句●内緒の缶ビール友にして父の散歩

山のくまさん(岩国市・60代男性)
山のくまさん(岩国市・60代男性)
⇒暦は土の中にあるという感性は素晴らしいです。一字空けをしないで「彼岸花の」とするとどうでしょう。

開地会(山口市・男性)
⇒空き家や更地など、侘しい風景が見られますね、過疎化していく寂しさを残された止水栓に重ねました。
●参考句●また開かれる日までひとりぼっちの止水栓

ねこはもも(山口市・70代女性)
ねこはもも(山口市・70代女性)
⇒エンマコオロギは面白いですね。短詩型文学は断念の文学でもあります。言いたいことは一つに絞って一息に言えるくらい短くすると印象的になります。
●参考句●エンマコオロギに転ぶと言われ草抜き

形山弘子(光市・70代女性)
形山弘子(光市・70代女性)
⇒三日月が何となく淋しそうに見えたんですね。「三日月様」を「三日月さん」にすると下の句の表現に自然につながります。

河野一遊(下関市・80代男性)
河野一遊(下関市・80代男性)
⇒懐かしい郷愁を感じる句になりました。
●参考句●子守歌の影ゆれる夕焼け小焼け

藤井君江(宇部市・女性)
藤井君江(宇部市・女性)
⇒懐かしんでいるコメントになっていますので、そのようにしてみましょう。
●参考句●足腰強かった頃なつかしむ鍬の錆

芝田隆至(下関市・80代男性)
芝田隆至(下関市・80代男性)
⇒実感ですね。少し短くしてみましょう。
●参考句●人生一瞬のこと八十路にも明日

コスモス栄ちゃん(周南市・70代女性)

舞田純子(岩国市・60代女性)
舞田純子(岩国市・60代女性)
⇒家庭菜園を楽しんでおられるようです。「自己満」はコメントの言葉を使うと優しい印象になります。
●参考句●それなりの収穫で満足の秋も

向井桐華(愛媛県・50代女性)
向井桐華(愛媛県・50代女性)
⇒確かにオクラは星型をしていますね。「アフリカの星」とはロマンチックで想像力が膨らみます。

茶々(防府市・70代女性)
⇒「空を見上げる」の明るい印象と、どこか神秘的な彼岸花の行列との対比が鮮やかで印象的です。
●参考句●青空見上げる彼岸花の赤い行列

和侮。人(下松市・60代男性)
和侮。人(下松市・60代男性)
⇒「夏にしがみついて」の措辞がいいですね。暑かった夏も終わると思えば淋しいい気持ちになります。

塚本多美枝(岩国市・60代女性)
⇒戻りたい日とは作者にとってどんな日なのでしょう。想像が膨らみます。
●参考句●帰りたい昔日をひとり辿る

希林(下関市・60代女性)
希林(下関市・60代女性)
⇒清々しく気持ちの良い句です。子ども達の表現を少し工夫してみましょう。
●参考句●幼い声のはずんで響くコスモス畑

大鷹睦美(下関市・女性)
大鷹睦美(下関市・女性)
⇒感じの良い車掌さん二人に、一日に二度も会えるとは、気持ちの良い日が沢山あるといいですね。上の句を印象的にしてもいいでしょう。
●参考句●秋晴れ駅で「またお会いしましたね」

角田誠(岩国市・80代男性)
角田誠(岩国市・80代男性)
⇒山のでこぼこ道を散歩される作者、「足が笑う」に大変でも楽しんでおられる様子が伝わります。私を「わたし」にすると読みやすくなります。

竹下善造(下関市・男性)
竹下善造(下関市・男性)
⇒稲刈りが終った充実感と、落穂をついばむ鳩の姿は、ほのぼのとしてほっとできる光景です。

三宅仁代(下関市・90代女性)
三宅仁代(下関市・90代女性)
⇒人間の老いという宿命を、老いを知らない地蔵様はどんな風に見ておられるのでしょう。
●参考句●老いていく私に地蔵は変わらず静か

翠(下関市・80代女性)
翠(下関市・80代女性)
⇒作者はとても想像力豊かな方です。懐かしい名曲を聴けばその頃の映画や出来事を思い出しますね。
●参考句●名曲聴いてヒロインになる部屋

福村益子(下関市・70代女性)
福村益子(下関市・70代女性)
⇒今年の夏は本当に暑かったですね。汗が遠慮するとは面白い発想です。
●参考句●汗が少しずつ遠慮して残暑

道草(周防大島・80代女性)

川田恵美子(下関市・女性)
川田恵美子(下関市・女性)
⇒「ピカピカ」においしそうな新米の様子が表現されました。「届き」は削ってもいいでしょう

佐藤茂子(萩市・女性)
佐藤茂子(萩市・女性)
⇒お彼岸の頃に咲く彼岸花ですが、まるで彼岸花が咲くからお彼岸がくるようですね。短律で彼岸のリフレインでリズムもいいです。

竹田千恵子(下関市・女性)
竹田千恵子(下関市・女性)
⇒関門橋の夕日に染まった雲、そして十四日の月、想像しかできませんが、とても美しい貴重な光景だったことでしょう。誰かに知らせたくなりますね。

くちなし(下関市・70代女性)
くちなし(下関市・70代女性)
⇒コスモスを見ると「誰がかぞえたのか」という亡母の純粋でユーモアのある鋭い指摘も懐かしく思い出される作者。
●参考句●コスモス百万本って誰が数えたん亡母の言葉

宮川初子(下関市・80代女性)
宮川初子(下関市・80代女性)
⇒「香を散らす」の表現がいいですね。庭が大好きな作者らしい句です。金木犀は先ず香りですね、秋の香りです。

チャトラ(静岡県・70代男性)
チャトラ(静岡県・70代男性)
⇒動いている時計が捨てられているとは、もったいないです。電池は外さなければいけませんし、何とも切ない光景です。
●参考句●棄てられたこと知らず置時計今を刻んでいる

すずめうり(下関市・60代女性)
すずめうり(下関市・60代女性)
⇒川棚の楠は見事な枝ぶりで国指定の天然記念物でもあります。山頭火も句を詠んで尊敬と親愛の情を持った大楠です、何とか元気になって欲しいですね。
●参考句●枯れ始めた大楠見上げて復活の願い

清水美枝(山口市・80代女性)
清水美枝(山口市・80代女性)
⇒美しい虫の音は腰の痛みも忘れさせてくれたようですね。畑仕事は無理されませんように。
●参考句●腰痛もしばし忘れて虫の音

高村ノリ子(山口市・60代女性)
⇒美しい十五夜をどこで見ようかと迷っている様子に、一番良い場所で見たいと思う作者の気持ちが表現されました。栗餡の御団子おいしそうですね。
●参考句●お団子とどこで見ようか十五夜

しおみーたん(山口市・50代男性)

昼寝じーさん(下関市・70代男性)
昼寝じーさん(下関市・70代男性)
⇒お彼岸になるといつも通り咲いて待っていてくれる曼珠沙華「曼珠沙華が迎える」の措辞に安心感が伝わります。

倉敷のNY(岡山県・70代男性)
倉敷のNY(岡山県・70代男性)
⇒ススキが早くも冬を知らせているようです。ススキと招くの措辞が自然で、すっと入ってきます。

泉天柱(岡山県・70代男性)
泉天柱(岡山県・70代男性)
⇒「吸い込み」に秋の清々しい空気が感じられます。
●参考句●秋空を深く吸い込んでアキアカネ

ハラ アキヒロ(広島県・60代男性)
ハラ アキヒロ(広島県・60代男性)
⇒足音で餌がもらえるとわかっているんでしょう、メダカも可愛いですね。
●参考句●音に浮いてくるメダカの催促

広場 太郎(静岡県・60代 男性)
広場 太郎(静岡県・60代 男性)
⇒全員が緊張する場面です。娘さんの初々しさも伝わります。よい娘さんで良かったですね。

百合(佐賀県・60代女性)
百合(佐賀県・60代女性)
⇒雨の日の曼珠沙華は一段と澄み切った赤色だったのでしょう。コメントの雨の音を入れてみました。
●参考句●曼珠沙華の冴えて雨音

城尾公美(防府市・50代女性)
城尾公美(防府市・50代女性)
花は疲れを癒してくれるようです。コスモスは柔らかく強く見守ってくれるようですね。
●参考句●疲れた日のコスモスは優しい

滝部マーガレット(下関市・女性)
滝部マーガレット(下関市・女性)
⇒秋になると、ひまわりも淋しそうですね。コメントの言葉を使った方が伝わりやすいでしょう。
●参考句●ひまわりゆらゆら夏を惜しむ

賀代(静岡県・女性)
賀代(静岡県・女性)
⇒朝顔もそろそろおしまいだと思っていたのに、ポツンと咲いた。朝顔も頑張ってるなと励まされる作者。「いいえ」の措辞に愛情を感じます。

老人チャレンジ(宇部市・70代男性)
老人チャレンジ(宇部市・70代男性)
⇒朝晩も冷え込むようになり、秋が深まっていきますね。
●参考句●銀杏も桜も秋に染まっていく街

M.M.(下関市・70代女性)
M.M.(下関市・70代女性)
⇒小さな子ども達も色々な経験をしているんですね。「涙と笑い」に実感が出ました。お孫さんの成長これからも楽しみですね。

よしあき(下関市・60 代女性)
よしあき(下関市・60 代女性)
⇒亡きご主人とその友を思い出す一瞬が句になりました。沢山の懐かしい記憶が蘇ったことでしょう。
●参考句●亡夫も友もいて稲穂波打つ

植田鬼灯(光市・70代男性)
⇒流星を「したたる涙」とロマンチックに表現されました。作者自身の悲しみに重ねているのでしょうか。

コスモス(山口市・女性)
コスモス(山口市・女性)
⇒お喋りが弾む楽しい昼食会の様子がうまく表現されました。

キラークイーン(防府市・40代女性)
キラークイーン(防府市・40代女性)
⇒秋らしいですね。百匹と言わず千匹にして秋空の広さや高さを出してみましょう。
●参考句●雲の絵の具かすれていわし千匹

こちふかば(千葉県・60代男性)
こちふかば(千葉県・60代男性)
⇒穏やかな秋の日を連想します。カラカラ、ひそひその擬音語も効いてリズム良く表現も豊かです。

ほろほろ(東京都・50代男性)
ほろほろ(東京都・50代男性)
⇒「急いでやってきた意見」とは面白いですね。やってきた人の息づかいまで感じられるような臨場感のある句になりました。

くんたま(京都府・40代男性)
⇒雨の夜、連なる車のライトが幻想的に表現されました。
●参考句●雨のドライブ連なるライトの回遊魚

(参考句:富永鳩山)
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