自由律句らぶ

投稿受付は2月15日をもって終了しました

今年3月をもちまして「情報維新!やまぐち」内のコーナーとしての放送を終了することとなりました。
これまで数多くの投句でコーナーをお支え頂きましたことを心より御礼申し上げます。なお2月分の投稿句までは引き続き掲載します。

平成30年1月分
【番組内で紹介した投稿句】

@


A


B

【解説】
<@句目>
⇒「アフアフ」という擬音語でアツアツのブリ大根の湯気まで見えるようです。共感できるいい句となりました。寒い季節と暖かい料理の対比を句に盛り込んでみるとどうでしょうか。
●参考句●寒い 何よりもアフアフいって鰤大根

<A句目>
⇒戌年の今年ならではの句ですね。愛犬と一緒に初日の出をみて、今年一年の健康や幸せを願った方も多かったのではないでしょうか。犬好きの方にはうれしい年になりましたね。せっかくですから、犬に動きをだして喜びを表現してみましょう。それから「初日」は「初日の出」とするとより新年らしい印象になります。
●参考句●尾を振る犬も戌年の初日の出

<B句目>
⇒なんともほほえましい光景です。寒い冬もお孫さんとコタツに入ったら身も心もあったかいですね。共感できる方も多いのではないでしょうか。少しユーモアも交えてみるとどうでしょうか。
●参考句●孫たちのお城はジジババのこたつ



【俳人の句】
(昭和10年の1月1日の山頭火の日記より)
※「いんで」=立ち去って・過ぎ去って
「去(い)ぬ・往(い)ぬ」という古語が変形したもの

【解説】
⇒この句は昭和10年の1月1日の山頭火の日記に書かれていたものです。 年末年始の挨拶に来た人達が「みんないんで」つまり、「みんな帰ってしまい、またひとりになってしまった」と詠っています。さらに「みんないんで」「とつぷりと暮れる」「冬木」と、寂しさを連想する言葉を並べて自身の「心象風景」を描いています。世の中は正月という晴れやかな雰囲気ですから、よけいに寂しさが身に沁みるのでしょう。

【その他の投稿句】

※コンピューター環境で表示するため横書き表記としています。あしからずご了承ください。また句はご投稿いただいた原文のまま掲載しています。あしからずご了承ください。

酔春(静岡県・70代男性)
酔春(静岡県・70代男性)
⇒陽ざしを「片影のネガ」として工夫されています。コメントから「片影」は「片陰」でもいいですね。「老女と歩く」の句も弱者と生きる思いが伝わる秀句です。

せいとう(山陽小野田市・40代男性)
せいとう(山陽小野田市・40代男性)
⇒ただ生い茂っているだけのような葛も、引っぱるとどこまでも続いて手こずりますね。それも生きて行くための知恵なんでしょう。
●参考句●絡まってしがみついて葛の生き方

中村好徳(周南市・60代男性)
中村好徳(周南市・60代男性)
⇒コメントの作者と同じ様に片肘ついている人を見て感じたことが表現できるともっと面白いでしょう。
●参考句●あなたも私も片肘ついてロダン

松ちゃん(山口市・80代女性)
松ちゃん(山口市・80代女性)
⇒「心さわぐ」に作者の不安感が表現されましたが、八十路の坂だけでも気持ちは伝わります。漢字が続いて少し読みづらいので工夫してみましょう。
●参考句●八十路の坂も師走となって心さわぐ

荒木勉(東京都・男性)
荒木勉(東京都・男性)
⇒「転んだ」と「美しい」の相反するような言葉が、様々な想像を喚起させます。大変短い句ですが、不思議な魅力がありますね。生きるものは悲しい時が一番美しいのでしょうか、コメントにも感動します。

山口農(岩国市・60代男性)
山口農(岩国市・60代男性)
⇒暑くても寒くても、辛抱強く黙々と農作業をしておられる方を見かけることがあります。本当に頭が下がります。
●参考句●寒風をひたむきに野良仕事

佳子(下関市・70代女性)
佳子(下関市・70代女性)
⇒賀状の見慣れた丸い文字を見て、思わず友の笑顔が浮かんだんですね。友との深いつながりが感じられます。
●参考句●賀状の文字がまあるい友の笑顔

松浦章(岩国市・80代男性)
松浦章(岩国市・80代男性)
⇒元気だった頃は一生懸命野菜を作っていたなあと友を思い出して寂しいですね。
●参考句●枯れた畑に逝った友の背中

takuonly(宮崎県・50代男性)
takuonly(宮崎県・50代男性)
⇒面白い句になりました。「一升瓶」ではなく「二合徳利」が現実的で微笑ましいです。

開地会(山口市・男性)
⇒句だけ読むと伝わりにくいかもしれません。少し具体的にしてみましょう。
●参考句●対の葉牡丹ヒヨドリへお福分け

きさらぎ(光市・70代女性)
きさらぎ(光市・70代女性)
⇒とても前向きな方です。最後の「へ期待する」を削っても気持ちは十分伝わります。
●参考句●今日よりも明日の私

河野一遊(下関市・80代男性)
河野一遊(下関市・80代男性)
⇒初めての神楽舞だったのでしょう。慣れない面がゆるんでしまう、気になるとそこばかり見てしまいますね。
●参考句●初神楽 面のゆるんで新米の鬼

塚本多美枝(岩国市・60代女性)
⇒亡くなったと分かっていても年賀状が届いていないかと、探してしまう。その方との強い結びつきを想像させます。
●参考句●届くはずのない一枚探す正月のポスト

コスモス栄ちゃん(周南市・70代女性)
⇒手作りのおせち、頑張って作った甲斐がありましたね。家族の皆さん揃われて楽しそうな様子が伝わります。

老人チャレンジ(宇部市・70代男性)
老人チャレンジ(宇部市・70代男性)
⇒初日の出ほど注目されない元日の月に思いを寄せ、よく観察されました。
●参考句●元日を照らすひとり満月

川田恵美子(下関市・80代女性)
川田恵美子(下関市・80代女性)
⇒よいお正月を迎えられたようですね。「お抹茶たてて」で穏やかで落ち着いた雰囲気は伝わります。
●参考句●お抹茶たてて正月の顔揃う

都忘れ(下関市・80代女性)
都忘れ(下関市・80代女性)
⇒今年も無事に終わり、そしてお正月が迎えられそうだという思いでしょう。良かったですね。
●参考句●私なりに動いて私なりの年の暮れ

藤井君江(宇部市・80代女性)
藤井君江(宇部市・80代女性)
⇒年末年始は寒かったですから、外出する人も少なかったでしょう。
●参考句●誰もいない寒風の正月を歩く

岡成安子(周南市・女性)
岡成安子(周南市・女性)
⇒悲しく胸の詰まる光景でしたね。
●参考句●左に靴右に下駄の老女がいて無人駅

形山弘子(光市・70代女性)
形山弘子(光市・70代女性)
⇒箱根駅伝ですね、いろいろなドラマがあり感動しますね。
●参考句●感動つないで新春路のタスキ

芝田隆至(下関市・80代男性)

亀田荒太(石川県・50代男性)
⇒何かの比喩ではなく、ずばりそのままのようです。電話は表情も身振り手振りも通じませんから、話す事に力が入って症状が強くなるのかもしれませんね。早く良くなるといいですね。お大事に。

希林(下関市・70代女性)
希林(下関市・70代女性)
⇒良い一年だったとか、やり残した事があるなど、年越しそばを食べた時の気持ちが表現されるといいですね。
●参考句●平凡で幸せ年越しそばの締めくくり

向井桐華(愛媛県・50代女性)
⇒青島は猫の島で有名ですね。猫、島、春、それだけで穏やかな印象が伝わりますね。
●参考句●猫の島にまた春

山のくまさん(岩国市・60代男性)
山のくまさん(岩国市・60代男性)
⇒眠い大人たちをよそにお孫さんたちのはしゃぐ声が聞こえてくるようです。それはそれで幸せなお正月の風景です。
●参考句●幼子はしゃいで元旦の枕元

しおみーたん(山口市・50代男性)
しおみーたん(山口市・50代男性)
⇒情景が浮かびます。冬らしい発見ですね。
●参考句●電線の形に続く落雪の線路

ねこはもも(山口市・70代女性)
ねこはもも(山口市・70代女性)
⇒以前は家族そろっての餅つきも、今は一人機械でついている、と言った寂しさが伝わります。
●参考句●賑やかな声がよぎる一人の餅つき

むらたかずゆき(防府市・70代男性)
むらたかずゆき(防府市・70代男性)
⇒湯舟に浸かっての年越し風流ですね。どんな思いで除夜の鐘を聞かれたのでしょう。
●参考句●除夜の鐘しみじみ湯につかる

中筋 祖啓(島根県・30代男性)
中筋 祖啓(島根県・30代男性)
⇒「なんか」は、ふっとこぼれたつぶやきのようです。人生のようでもあり滑稽な中に切なさがあります。

舞田純子(岩国市・60代女性)

福村益子(下関市・70代女性)
福村益子(下関市・70代女性)
⇒お正月の忙しさから開放されると、安堵と寂しさが一緒に来るようです。
●参考句●皆帰って行ったやれやれ今から寝正月

道草(周防大島・80代女性)
道草(周防大島・80代女性)
⇒「元気でね」が嬉しくも寂しいですね。活発でかわいらしいお孫さんの様子が浮かびます。

宮川初子(下関市・80代女性)
宮川初子(下関市・80代女性)
⇒「元旦の陽を添えて」に作者の細やかな気遣いが感じられます。きっと美しい写真が撮れたことでしょう。

清風(山口市・80代男性)
清風(山口市・80代男性)
⇒「ありのままの自分で生きよ」との師の言葉、簡単なようで難しいですね。少しシンプルにしてみましょう。
●参考句●未練残して今日の川は流れる

泉天柱(岡山県・70代男性)
泉天柱(岡山県・70代男性)
⇒自嘲の句ですね。みんな同じです、共感できる句になりました。

昼寝じーさん(下関市・70代男性)
昼寝じーさん(下関市・70代男性)
⇒寂しいお正月でした。お兄様との思い出が蘇ってきますね。
●参考句●兄の好物ならんで偲ぶ三が日

翠(下関市・80代女性)
翠(下関市・80代女性)
⇒コメントから「煩悩」は他の表現がいいかもしれませんね。
●参考句●過ぎた日が掠めて思い出だけが友達

竹田千恵子(下関市・90代女性)
竹田千恵子(下関市・90代女性)
⇒家中のガラス拭きをしてくださるとても親切なご近所の方、ありがたいですね。

やよい(宇部市・70代女性)
やよい(宇部市・70代女性)
⇒「ぽっかり」に気持ちが表現されました。いろいろと不穏な世の中で昼間の月に安堵されたようです。

角田誠(岩国市・80代男性)
角田誠(岩国市・80代男性)
⇒掴むだけでなく懐に入れるのですから、発想がユニークでスケールの大きな夢です。

和侮。人(下松市・70代男性)
和侮。人(下松市・70代男性)
⇒元気になられて良かったですね。久しぶりのご夫婦そろっての旅はひとしおだった事でしょう。「妻の笑顔」に全てが込められています。

チャトラ(静岡県・70代男性)
チャトラ(静岡県・70代男性)
⇒大概の猫は爪切りを嫌がりますね。猫も人も悪戦苦闘の修羅場ですが、「陽だまり」が和ませてくれます。

コスモス(山口市・70代女性)
コスモス(山口市・70代女性)
⇒若々しい句です。いつまでもこういった思いを忘れないことは素晴らしいことです。
●参考句●あなたの肩の牡丹雪になりたかった初恋

大鷹睦美(下関市・70代女性)
大鷹睦美(下関市・70代女性)
⇒小林一茶の「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」を思い出されたようです。雀を驚かせないようにという作者の優しい気持ちが出ています。

くちなし(下関市・70代女性)
くちなし(下関市・70代女性)
⇒店先はいつも季節を先取りしているようですが、雪の白とスイートピーの可愛らしい色の対比も美しいですね。春を待ちきれない思いが伝わります。

竹下善造(下関市・男性)
竹下善造(下関市・男性)
⇒静寂と水鳥が作る波紋の美しい様子を想像させます。

滝部マーガレット(下関市・70代女性)
滝部マーガレット(下関市・70代女性)
⇒「自由律句らぶ」が終了する知らせを聞いての句ですが、希望のある句になりました。いつも投句いただきありがとうございました。

M.M.(下関市・70代女性)
M.M.(下関市・70代女性)
⇒娘さんご一家と亡きご主人の思い出話などされて、賑やかなお正月でしたね。
●参考句●亡き夫も一緒におせちの輪

賀代(静岡県・女性)
賀代(静岡県・女性)
⇒喪中のお正月。「お正月」に「さびしい」がつくと、本当に寂しいですね。冬鳥の鳴き声も寂しさをより強調しています。実感の伝わる句になりました。

すずめうり(下関市・60代女性)
すずめうり(下関市・60代女性)
⇒冬になると沢山の鳥が里にやってきますね。猫も大興奮だったことでしょう。
●参考句●猫も私も窓に釘づけ小鳥の団体さん

よしあき(下関市・60代女性)
よしあき(下関市・60代女性)
⇒いつもと違う少し寂しい新年を迎えられた様子が伝わります。

清水美枝(山口市・80代女性)
清水美枝(山口市・80代女性)
⇒遠くに嫁がれたお孫さんと久しぶりの楽しいお正月を過ごされたようです。すでに嫁いでおられるので「嫁いだ孫も」にしましょう。
●参考句●嫁いだ孫も嬶天下と初笑い

三上栄次(東京都・男性)
三上栄次(東京都・男性)
⇒短律ですが、背中の措辞に孤独感も伝わり幻想的で詩的な句です。

美都(下関市・女性)
美都(下関市・女性)
⇒楽しそうです、共通の話題で盛り上がれる仲間がいることは素晴らしいことですね。
●参考句●童顔で笑っている新春同窓会

高村ノリ子(山口市・70代女性)
⇒迷ったあげく赤い靴と決めた様子が伝わります。どんな思いが赤い靴を選ばせたのでしょう。最後の「に」は削ってもいいでしょう。

ひかり(山口市・70代女性)
ひかり(山口市・70代女性)
⇒コーラスの経験を生かして、ちょっとアルトで歌ってみると、溶け込んで美しいハーモニーに満足されたようです。
●参考句●アルトでハモって密かに楽しむ四季の歌

倉敷のNY(岡山県・70代男性)
倉敷のNY(岡山県・70代男性)
⇒倉敷のNYさん、いつも投句いただき感謝申し上げます。句を通して御縁ができたこと本当に嬉しく思います。無念のリフレインに気持ちが表現されました。

百合(佐賀県・60代女性)
百合(佐賀県・60代女性)
⇒冴え冴えとした冬の空気に、ライトアップされていたのでしょうか、一段と威厳に満ちたお城が想像でき、作者のお城に対する思いが伝わります。

広場 太郎(静岡県・60代男性)
広場 太郎(静岡県・60代男性)
⇒駅伝の選手の走る息が聞こえるようです。力強く五五五のリズムも心地良く、人生の応援歌のようで、元気の出る句です。

ほろほろ(東京都・60代男性)
ほろほろ(東京都・60代男性)
⇒二句ともほっこりします。「七日の角を曲がる」の表現が巧みです。もの言わぬ物に対する労りも感じられ秀句です。

キラークイーン(防府市・40代女性)
キラークイーン(防府市・40代女性)
⇒大あくびと蛸壺の取り合わせが妙です。せっかくですからもう少し柔らかくしてみましょう。
●参考句●大あくびの蛸壺わたしがゆるむ

りんくう(山口市・40代男性)
⇒雨のリフレインが効果的で、現実と幻の狭間を彷徨っているような余韻があります。

こちふかば(千葉県・60代男性)
こちふかば(千葉県・60代男性)
⇒LEDの時代にあえてランプを灯す。柔らかな炎は気持ちを落ち着かせてくれますね。郷愁が込み上げてきます。
●参考句●ランプに雪明りの記憶が灯る

自由律バイク(茨城県・50代男性)
⇒「木枯らしと二人旅」に「クリぼっち」の寂しさが伝わりますが、バイクの旅を満喫されているようです。どうぞお気をつけて旅を楽しんでください。

(参考句:富永鳩山)
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