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自由律句らぶ 案内
平成24年6月分
【番組内で紹介した投稿句】


【解説】
⇒アジサイと傘は調和する。短律で季節感のある句になりました。
●参考句●
 傘を連れてくるアジサイの空模様

⇒アジサイと空模様は直接関係ありませんが、こうすることで印象的になります。「傘」と「アジサイ」が「空模様」で結びつき、一つの余韻になりました。

【解 説】
⇒雨の日を様々な擬音を使って楽しみましたね。
●参考句●
 ぽつんばしゃんぴちゃん雨はおしゃべり

⇒「雨はおしゃべり」としてみました。こうすることで、擬音語が生きてきます。

【解 説】
⇒「どっこいしょ」に実感がよく出ています。「風の中に座っていた」は主体性があって いいですね。ただね「座っていた」は過去形ですので、こうしてみました。
●参考句●
 どっこいしょと風の中に座る

⇒進行形にすると句に動きが出ます。自由律句は「今、その瞬間」を切り取るといいですね。
【解 説】
⇒句読点もあり「丘」を二度使っていますが、あまり違和感はありません。それは恋の歌は、誰もがうなずけるからでしょう。恋の歌は平安時代からありますが、誰もが経験することですから人は分かろうとするんですね。だからすっと心に入ってきやすいんです。
【俳人の句】
【解 説】
⇒これまで何度か紹介してきましたが、リフレインといいます。山頭火の日記に、「歩かない日はさみしい」と書かれています。山頭火は自然の中を歩きながら句を詠んでいました。その「歩くリズム」が山頭火にとって自然のリズムなんです。
絶えず歩いているから、自然とこのリズムが生まれたんでしょう。リズムがいいと人の記憶にも残りやすいんです。幼い頃に母親を亡くしたり、実家が破産したり、大変な人生だった山頭火ですが、これらの句はそれをあまり感じさせません。
山頭火は「うたうものの喜びは、力いっぱいに自分の真実をうたうことである」と言っています。皆さんも、力いっぱいに自分の真実を自分のリズムで詠って見て下さい。
【その他の投稿句】 ※コンピューター環境で表示するため横書き表記としています。あしからずご了承ください。
清水美枝
(山口市・70代女性)
清水美枝
(山口市・70代女性)
⇒文字も句の内容に合わせてみましょう。「老鶯」は「鶯」でいいでしょう。「豌豆」は「エンドウ豆」かグリーンピースにするとより句の内容がよく表現されます。
●参考句● うぐいす力一杯鳴いてエンドウ豆むく
竹田千恵子
(下関市・80代女性)
竹田千恵子
(下関市・80代女性)
⇒待っている便りではなく届いたのは後期高齢者医療費通知書が一枚きりで少しがっかりされたのでしょう。待っている便りがあるのはいいことですね。
●参考句● 郵便は一通だけ後期高齢者医療費通知書
せいとう
(山陽小野田市・30代男性)
せいとう
(山陽小野田市・30代男性)
⇒雑草はびっくりするくらいの速さで大きくなります。厄介な雑草ですが、生命力の強さには感心させられますね。
●参考句● 次から次へ雑草にも生きる力
Takuonly
(宮崎県・50代男性)
西村桂子
(宇部市・70代女性)
西村桂子
(宇部市・70代女性)
⇒作者が運転されているのでしょうか「始めての遠乗り」が初々しいですね。どんな気持ちだったのでしょうか。
ほろほろ
(東京都・50代男性)
ほろほろ
(東京都・50代男性)
⇒巧みな表現です。オタマジャクシは勿論、赤ちゃんや小さな子供たちもあっと言う間に成長していきますね。生命の力強さに驚かされます。
前田壽義
(下関市・70代男性)
前田壽義
(下関市・70代男性)
⇒どんなに咲き誇っていた花も時期がくればしおれ、初夏を告げる紫陽花もまた同じように次の花にバトンタッチしていくんですね。  
●参考句● 春を越していくアジサイ背伸びしてきた
宮川初子
(下関市・80代女性)
宮川初子
(下関市・80代女性)
⇒葛の蔦が伸びている様子が五線譜のように見える感性が素晴らしいです。
●参考句● 廃屋で描かれていく蔦の五線譜

青子
(東京都・50代女性)

青子
(東京都・50代女性)

⇒「やわらかい味」が小気味よい表現になりました。初夏の雰囲気がよく出ています。「新 物」は「初物」でどうでしょうか。
濱田能婦子
(下松市・70代女性)

濱田能婦子
(下松市・70代女性)

⇒そうですね、同じ場所で見られるのは三百年後らしいですから、しっかり記憶にとどめ ておきましょう。

形山弘子
(光市・70代女性)
形山弘子
(光市・70代女性)
⇒「きびんさ無く」は説明になりました。削っても状況は伝わります。
●参考句● どっこいしょで次の仕事始める
佐伯吉郎
(山口市・90代男性)
佐伯吉郎
(山口市・90代男性)
⇒いいですね。地域がまるごと家族だった時代がありました。学校が廃校になろうと運動会だけは続ける。地域を思うふるさとのみなさんの気持ちが素晴らしいですね。
●参考句● お隣もお向かいもそろって廃校の運動会
滝部マーガレット
(下関市・70代女性)
滝部マーガレット
(下関市・70代女性)
⇒スカイツリーがあまりにも高いので、花火大会も見下ろすことになるんでしょうか。世の中どんどん変わっていきますね。
●参考句● 見下ろしている花火夢のスカイツリー
三宅仁代
(下関市・90代女性)
三宅仁代
(下関市・90代女性)
⇒新茶を飲むと自然にわらべ唄を思い出されたのでしょうね。
●参考句● 新茶の香り八十八夜が浮かんで消えた
中野昭子
(下関市・70代女性)
⇒面白い景色をご覧になりましたね。ユーモアとちょっぴり切なさの感じられる句となりました。
馬関のY
(下関市・70代男性)
⇒奥さんの見舞いで病室の空気がガラリと変わったのでしょう。嬉しいですね。入院生活は私もこりごりです。よく分かります。
●参考句● 四角い景色をまるくした妻の見舞い
皆川貢
(秋田県・50代男性)
⇒誕生日に「おめでとう」の一言はは嬉しいものですよね。その期待とは裏腹だった寂しい様子がよく分かります。誰もが共感できる句ですね。
ニューヨークヤンキーズ
(岡山県・60代男性)
おろれっく
(周南市・30代女性)
М・М
(下関市・60代女性)
М・М
(下関市・60代女性)
⇒今の時期は雑草は取っても取ってもきりがないですね。でも草取りした分だけは必ずきれいになって清々しい気持ちになりますね。きれいになった時の気持ちを表現してみましょう。
増田壽惠子
(防府市・70代女性)
増田壽惠子
(防府市・70代女性)
⇒日頃は忘れていても花芽が目立つようになると、ふっといろいろな思い出がよみがえってきそうですね。会話のできる花があるのはいいですね。
よしあき
(下関市・60代女性)
よしあき
(下関市・60代女性)
⇒嬉しいことも悲しいことも思い出となって過ぎて行きます。「時だけが過ぎてゆく新緑」は実感が鮮やかに表現されています。
植田鬼灯
(光市・60代男性)
植田鬼灯
(光市・60代男性)
⇒60代はおいぼれではありません。
●参考句● 老い加減よく「歳だから」と笑う
37cafe
(山口市・40代女性)
37cafe
(山口市・40代女性)
⇒よほど気持ちのいい午後だったのですね。
●参考句● カーテンが風のかたちで眠りを誘う 
ボランテア
(防府市・70代男性)
ボランテア
(防府市・70代男性)
⇒「鳴蛙」は通行口語ではありません。伝わりやすい言葉にしてみましょう。漢字を多用すると句の印象が硬くなるので工夫してみましょう。
●参考句● 雨だろうか蛙の棚田いっせいに鳴く
茶々(防府市・60代女性)
⇒昔、「リンゴは何にも言わないけれど…」という歌がありましたが、文句も言わずに堪えている動物たちに尊敬の念すら感じることがあります。抱きしめるしかない飼い主の気持ちは猫に伝わっているはずです。「そっと」は削ってもいいかもしれません。
荒木勉
(東京都・50代男性)
荒木勉
(東京都・50代男性)
⇒山頭火の句に「生死の中の雪ふりしきる」があります。生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なりと前書きしています。生死をさまよっている人間はいつだって泣いていいのです。
和侮。人
(下松市・60代男性)
和侮。人
(下松市・60代男性)
⇒「つつみ込む」がよく効きました。自由律として、自分の気持ちが出ていますね。
わんぱく旋風
(周南市・60代女性)
わんぱく旋風
(周南市・60代女性)
⇒「乳母車」がベビーカーになりましたね。お孫さんのかわいい様子がよく分かります。
水野直樹
(神奈川県・50代男性)
水野直樹
(神奈川県・50代男性)
⇒現代社会の闇を生きる様子がよく表現されていて、自由律ならではのいい句になりました。
山口難行
(山口市・70代男性)
山口難行
(山口市・70代男性)
⇒原発についての句は、意外と難しいんです。「秋刀魚の腸を食らう」、ここに原発の難しさが象徴的に語られています。社会派の自由律として見事です。
(参考句:富永鳩山)
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