トップページ  情報維新やまぐち  自由律句らぶ
自由律句らぶ 案内
平成24年5月分
【番組内で紹介した投稿句】


【解説】
⇒「子供の頃が通り過ぎた」がいいですね。鯉のぼりを見て子供のころを思い出したり、ツバメが爽やかな風を切って追い抜いていく様子だったり、この時期ならではの日本の風景です。こうしてみました。
●参考句●
 鯉のぼり 子供のころが通り過ぎる散歩道

⇒「ふと」を削り「通り過ぎる」にすると情感豊かな句になります。 「過ぎた」を「過ぎる」にして現在進行形にしたところがポイントです。

【解 説】
⇒「自在」という言葉にスピード感が見事に出てますね。
●参考句●
 自在という言葉でツバメ

⇒作者の句も十分いい句ですが、こうして短律にするともっとスピード感が出ます。 引き算をしても「自在」という単語から十分ツバメの様子が想像出来ます。

【解 説】
⇒80代の方ですが、年齢を感じさせないとても若々しい感覚を持っていらっしゃいます。季節感も出ていて、幅広い世代で共感できる句になっています。 これも引き算ができます。
●参考句●
 逢いにきそうな初夏の夕暮れ

⇒「心地して」を引き算してみました。「心地して」というのは「逢いに来そうな」という言葉で十分わかります。こうすると想像力をかきたてる印象的な句になります。
【解 説】
⇒この句は「大根の花」が「蝶を遊ばせる」として、花の立場から表現しているところがいいですね。よくものを見ていらっしゃいます。観察力が素晴らしいです。  ここで言葉を差し替えてみました。
●参考句●
 大根の花しばらく蝶を遊ばせている

⇒「しばらく」として「ひねもす」よりも花と蝶の関係が密になります。
【俳人の句】
【解 説】
⇒これは山頭火が山口市の其中庵にいたころに詠んだ句です。この句は前書きに「庵中独座」と書かれています。其中庵で一人静かに座っているときに詠んだ句です。 庵から外を見ると蝶が舞っている。ここで山頭火はその蝶を見て自分を振り返ります。旅を「すみか」とする自分が座っている。「うたえない蝶」に対して「歩けない自分」という閉塞感を象徴的に詠みこんでいます。 
【解説】
⇒歩く山頭火に対して座る放哉と呼ばれましたが、放哉という孤独が座って蝶の影をみています。孤独感が出た放哉らしい句の一つです。
【その他の投稿句】 ※コンピューター環境で表示するため横書き表記としています。あしからずご了承ください。
清水美枝
(山口市・70代女性)
清水美枝
(山口市・70代女性)
⇒フィギュアスケートの大会をテレビでご覧になった時の句ですね。団体競技の美しさを「花の笑み」と表現したところはいいですね。「フィギュア」を入れるともっと分かりやすくなります。
濱田能婦子
(下松市・70代女性)
濱田能婦子
(下松市・70代女性)
⇒「広がって」は「伸びて」で十分わかります。「セーターのだらりと伸びて」とすると実感が出ます。「日が暮れる」で人生観を表現していい句になりました。
増田壽恵子
(防府市・70代女性)
増田壽恵子
(防府市・70代女性)
⇒引き算はいいですね。言葉の「差し替え」も工夫してみましょう。
●参考句● 芽吹いた妖精ゆれて光る
宮川初子
(下関市・80代女性)
滝部マーガレット
(下関市・70代女性)
滝部マーガレット
(下関市・70代女性)
⇒お孫さんの成長は早いですね。離れて暮らしていらっしゃればなおさらでしょう。
●参考句● 子どもの日また大きくなってやってきた
中野昭子
(下関市・70代女性)
⇒生まれた家で少女に戻りましたね。句ですからあまり長くならないように工夫してみましょう。
●参考句● かくれんぼした庭つつじが両手をひろげている
馬関のY
(下関市・70代男性)
⇒カイツブリは潜水が得意な鳥のようですね。なかなかカメラに向かってポーズはとってくれないようですね。
●参考句● カイツブリにも都合がありシャッター切れない春
前田壽義
(下関市・70代男性)
前田壽義
(下関市・70代男性)
⇒虫も人間も花の香りにうっとりしますね。
●参考句● 花に酔って春を生きる虫
竹田千恵子
(下関市・80代女性)

三宅仁代
(下関市・90代女性)

⇒90代とは驚きました。見事な句です。「ふるさとは過疎」で寂しさが伝わってきます。「満腹」は削ってもいいでしょう。
●参考句● 初夏の風吸ってふるさとは過疎
 こうすると風薫る初夏と過疎の落差の大きさが一層際立ちます。

佐伯吉郎
(山口市・90代男性)

佐伯吉郎
(山口市・90代男性)
⇒共同で田植機を購入して田植えをする時代になったのですね。時代を風刺的に詠みあげパンチのきいた佳句です。

植田鬼灯
(光市・60代男性)

⇒句ですから一息で言える程度にする工夫をしてみましょう。
●参考句● 若葉の餅が妻の手を包んでいる

サクハル
(防府市・30代男性)
サクハル
(防府市・30代男性)
⇒「山の青さにとける」は巧みな表現です。見事です。
●参考句● それからずっと山の青さにとける
takuonly
(宮崎県・50代男性)
青子
(東京都・50代女性)
青子
(東京都・50代女性)
⇒「扉開けだした」と「新芽」で季節感が見事に表現されました。今月の秀句の一つです。
ほろほろ
(東京都・50代男性)
皆川 貢(秋田県・50代男性)
⇒50代でお孫さんの初端午とはめでたくうらやましい限りです。「大志という風孕め」で孫への期待の大きさが伝わってくるいい句になりました。
吉敷の難行
(山口市・70代男性)
吉敷の難行
(山口市・70代男性)
⇒文字どおり花鳥諷詠になりました。それを見た時の湧き上がる気持ちや感動を表現してみましょう。
ボランテア
(防府市・70代男性)
ボランテア
(防府市・70代男性)
⇒完全に有季定型になってしまいました。自分のリズムで日常使っている言葉で表現すると印象的な句になります。「鳴蛙」は「カエル鳴いている」で十分です。
おろれっく
(周南市・30代女性)
おろれっく
(周南市・30代女性)
⇒「遊び尽くしたクレヨン」が見事です。空想世界は多少説明になったかもしれません。
●参考句● 遊び尽くしたクレヨンの夢
角田 誠
(岩国市・70代男性)
⇒大変実感のよく出た句になりました。「日溜まり」である程度ご年配の方を想像します。「老いた」は削ってもいいかもしれません。
●参考句● 日溜まりに足投げ出してみる
和侮。人
(下松市・60代男性)
和侮。人
(下松市・60代男性)
⇒少し漢字が続いて読みづらくなりました。
●参考句● ゆく雲も写して大鏡の水田
河村政義
(下関市・70代男性)
河村政義
(下関市・70代男性)
⇒ささやかな幸せを感じる句になりました。
●参考句● チューリップ黄三本ほどの暮らし
形山弘子
(光市・70代女性)
形山弘子
(光市・70代女性)
⇒季節に応じて花の手入れをされているのですね。夏の花の準備をしてきっとすがすがしい気持ちになられたことでしょう。「変身」は面白い表現ですね。
よしあき
(下関市・60代女性)
⇒夢でもいい。人生は夢のようなものかもしれません。またいい夢が見れるといいですね。
よしあき
(下関市・60代女性)
⇒「けなげな」で作者の気持ちが伝わります。藁と泥どちらかでいいでしょう。
●参考句● 泥も啄みけなげに燕の巣作り
綽迎雲
(東京都・50代男性)
綽迎雲
(東京都・50代男性)
⇒自由律ならではのいい句になりました。次の句を思い出しました。  
●今日は今日のどれだけ仕事した手のひら 酔魚
37cafe
(山口市・40代女性)
37cafe
(山口市・40代女性)
⇒自由律句は短い文学ですので一字空けはできるだけ避けましょう。そのためには漢字、かなの使い方も工夫してみましょう。
四角い丸
(山口市・20代男性)
四角い丸
(山口市・20代男性)
⇒「なってしまった」が分かりにくいですが、息子さんの成長が楽しみですね。
ニューヨークヤンキーズ
(岡山県・60代男性)
ニューヨークヤンキーズ
(岡山県・60代男性)
⇒自然の驚異を句にされたのでしょうか、多少分かりづらいかもしれません。上下を逆にして「恐怖の舞台」としてはどうでしょう。
荒木勉
(東京都・50代男性)
荒木勉
(東京都・50代男性)
⇒「したたる」は削ってもいいでしょう。そうすると「一番」が強調され、鮮度がよくなるのでは。
ゴンちゃん
(防府市・60代女性)
⇒自由律では時代に即した言葉を使います。夫は妻でいいでしょう。囀りを二度使うと長くなりますので削りましょう。
(参考句:富永鳩山)
ページの先頭へ