2020年05月26日 (火)人生はハードル
アナウンサーの平﨑貴昭です。
大会やコンクールの中止。
情熱を燃やしてきた多くの生徒にとって、つらいニュースが続きますね…。
生徒、保護者、指導者の皆さんのやるせない思いは、察するに余りあります。
私も高校時代は陸上部員として、部活動に打ち込んでいました。
仲間や顧問の先生と過ごした日々は人生の財産であり、本当に多くのことを学びました。
忘れられないのが、円盤投げの同級生の練習姿。
黙々と自分を高めていく様は、伝統工芸を受け継ぐ職人のようでした。
そんな彼は1年生のころから中国大会に出場するものの、全国の舞台には届かず…。
そして、3年生の中国大会。
最後の6投目で逆転して6位となり、インターハイの切符を手に入れました。
目標の舞台があったからこそ、ドラマは生まれたのだと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大前、
結婚をする陸上部の同級生にメッセージ写真を送りました。
「人生はハードル」
かつて広島県記録を樹立するなど名ハードラーだった顧問の先生が、
卒業する生徒に送ってくれた言葉です。
当事者にとっては気持ちのやり場がないかと思いますが、
「高いハードルだったな」と、いつか仲間と話せる日が来ることを祈っています。
話が長くなりましたが、放送のお知らせです。
6月1日(月)、情報維新!やまぐちの「ぶちスポ」で萩高校柔道部を紹介します。
志を持って入学し努力してきた3年生の思い、
一番近くで見つめ続けてきた顧問の先生の思いが、
少しでも視聴者の皆さんに届けば幸せます。
投稿者:アナウンス | 投稿時間:10時00分