2019年10月15日 (火)高校野球秋の県大会


アナウンサーの荻山です。

夏の甲子園が終わり、新たな高校野球のシーズンが始まっています。

 

▽海峡の町・下関らしい景色の球場

先日、秋の県大会の放送で、下関の球場を訪れました。

山口県は、夏は山口市の西京スタジアムを使用しますが、秋は、下関や周南など

年によってメインの球場が変わります。今年の決勝大会(ベスト8)の会場は、

去年に引き続き、下関の球場でした。いろいろな球場で放送できるのは楽しい

ですね。

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この下関の球場は、市の中心部から北に10キロほど離れた丘陵地にあります。外野の

後方には、関門海峡や響灘諸島、そして対岸の北九州市の工場地帯も望むことが

できます。試合中に、タンカーなどの船舶が頻繁に行き来しているのも見ることができ

ます。実に下関らしい風景です。おととしは、周南の津田恒実メモリアルスタジアム

でしたが、ラジオの野球放送で、試合だけでなく、その土地らしい風景を描写することも

楽しみの一つであります。

 

▽伝統の豊浦高校が23年ぶりの秋制覇

その秋の県大会ですが、今年は豊浦と高川学園、南陽工業の3チームが中国大会に

出場することになりました。特に、豊浦は平成8年以来23年ぶりの秋の県大会優勝、

今年は創立120年という節目の年に、伝統校が、令和初の秋のチャンピオンの座を

つかみましたね。

 

ちなみに、この豊浦高校、「とよら」と読みます。

下関市内には同じ漢字で「豊浦町」もありますが、そちらの読み方は「とようら」。

豊浦高校は、下関市豊浦町ではなく、下関市長府にあります。

 

学校のHPによると、正式な創立は山口県豊浦中学校設立時の明治32年(1899年)

ですが、淵源をたどると、寛政4年(1792年)長州藩の藩校敬業館の設立までさかのぼり

ます。江戸時代からの流れを汲むという歴史の長さを感じますね。

 

▽県勢初の全国大会でプレーしたチーム

実は、豊浦高校の前身となる豊浦中学は、山口県のチームとして、春夏通じて初めて

「全国大会」でプレーしたチームなんです。当時は、まだ「甲子園」はなく、鳴尾球場での

開催だったので、山口県勢初の「全国大会」出場チームとなります。

大正8年(1919年)、山陽大会を勝ち抜いて、第5回全国中等学校優勝野球大会に出場、

初戦で東京代表の慶応普通部と対戦、0対2で敗れました。その34年後の昭和28年夏、

下関東高校時代に甲子園の土を踏んでいます。このときは、胸に「TOYORA」の文字、

左袖に「下関東」の文字が入ったユニフォームで試合をしたそうです。

その豊浦高校は、平成9年春から22年もの間、甲子園から遠ざかっています。その時、

ベンチ入りしていた佐々木浩一郎さんが、現在の監督です。今度は監督として母校を

甲子園に導けるか、佐々木監督の采配に注目です。

 

▽2年ぶりに山口からセンバツ出場校を

その他、山口県勢は、ソツのない攻撃を見せる高川学園と、終盤の粘りで勝ち上がってきた

南陽工業と強豪揃い。中国大会でどんな戦いを見せてくれるのか、今から楽しみです。

秋の高校野球中国大会は、鳥取県で10月25日(金)に開幕します。

 

投稿者:アナウンス | 投稿時間:10時00分

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