【記者特集】酒井家入部400年 忠次の活躍ぶり伝える新発見!

 

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ことしの庄内地方、歴史に関するイベントで盛り上がっているのをご存じでしょうか。

 

江戸時代初期の1622年に酒井家3代当主で、初代庄内藩主の忠勝が庄内地方に入って、ことしで400年。

地元では、これにあわせてさまざまな催しが行われています。

 

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(左下:酒井忠次  右上:徳川家康)

 

酒井家の歴史を語る上で、忘れてはならないのが忠勝の祖父「忠次」です。家康を支えた重臣の1人で、「徳川四天王」とも呼ばれ、来年のNHKの大河ドラマ「どうする家康」にも登場する予定です。

その忠次の活躍ぶりを伝える新たな資料が鶴岡市で見つかりました。いったいどんな資料なのか、その活躍ぶりとは何か、取材しました。

 

 

 

意義深い“酒井の太鼓”記述発見

 

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今回取材するにあたって、複数の歴史の専門家の方にお話を伺いましたが、皆さん今回の発見には大きな意味があると話していました。

 

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こちらは、静岡県磐田市が所蔵する「太鼓」の写真です。

忠次が打ち鳴らした「酒井の太鼓」と伝えられてきました。ただし、本当に忠次が打ち鳴らしたのかどうかはわかっておらず、磐田市でもこれまでに「酒井の太鼓」について具体的に文字で記述した古文書などは見つかっていないということです。

 

磐田市の担当者も、今回、「酒井の太鼓」の記述のある資料が酒井家ゆかりの鶴岡市で見つかったことは喜ばしく重要なことだと話していました。

 

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また、「道中日記」を分析した「鶴岡市史編さん委員」の秋保良さんは「これまでの認識を新たにするような発見だが、『酒井の太鼓』の逸話が創作なのかそうでないのかはまだ断定はできない。今後もさまざまな資料を見て調べていく必要がある」

と話していました。

 

さらに、秋保さんが「道中日記」での発見をきっかけにほかの資料についても確認を進めたところ、酒田市の図書館の1つ、市立光丘文庫が所蔵する「三河御開国備考大全」にも「酒井の太鼓」の記述が見つかったということです。

この資料は、史実だけでなく言い伝えや脚色を交えて徳川家の成り立ちや歴史について記した軍記物です。いつ書かれたものなのか記載はありませんが、秋保さんによりますと、注記などから、江戸時代中期に書かれたとみられるということです。

 

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こうした「酒井の太鼓」に関する資料が次々と発見され、歴史関係者も注目する中、「道中日記」の持ち主・鳥海良明さんは

「宝の持ち腐れにならないよう、どんどん公開して400年に花を添えたい」

と話していました。

 

 

来年の大河ドラマ「どうする家康」では?

 

そして来年の大河ドラマ「どうする家康」で、忠次がどんな活躍を見せるのか。

 

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酒井家18代当主の忠久さんも楽しみにしています。忠久さんは

「忠次公は尊敬する大事な存在です。さまざまな場面で忠次公が取り上げられることは大変うれしく思います」

と話していました。

 

大河ドラマで「酒井の太鼓」の逸話が紹介されるかどうかはわかりませんが、俳優の松本潤さんが演じる家康を大森南朋さんが演じる忠次がどう支えていくのかは見どころの1つ。ぜひ多くの人に見てほしいと思います。

 



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山形局記者 | 投稿時間:16:44