【記者特集】大学生が温泉改革!?


酒田市の山あいにある第3セクターの温泉施設「アイアイひらた」。平成17年にオープンしたこの施設、当初は年間15万人以上が訪れていました。

しかし、徐々に利用客は減少。

特に昨年度は新型ウイルス感染拡大の影響もあって、約8万人にまで落ち込みました。

 

温泉施設の経営陣が課題と感じているのが、若者たちがあまり来てくれないこと。

打開策の1つとして、若者を呼び込むべく、この施設は地元の大学のサークルとタッグを組んで、新たな挑戦に取り組みはじめました。

 

 

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VTRの中で学生たちが張っていたテントのほか、バドミントンのセットやフリスビーなどの外遊びの道具について、「アイアイひらた」は、今後、貸し出しのためのルールを作り、来年の春にも本格的に貸し出しを行いはじめたいとしています。

 

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「酒田おもてなし隊」と同じように、新型ウイルスによって、思うように課外活動ができなくなった大学生は数多くいます。

全国大学生活協同組合がことし7月に全国の大学生・大学院生に行ったアンケートで、このうち1~4年生の7637人は「大学に対応を強化してほしいと思うこと」(複数回答)という項目では、42.8%が「課外活動(サークル・部活)の再開・活性化」を選択しています。

 

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一方、今回の温泉施設と同様に、新型ウイルスで業績に影響を受けている企業も少なくありません。
民間の調査会社「帝国データバンク」の山形支店がことし7月、県内企業を対象に行った調査によりますと、「新型ウイルスが自社の業績にマイナスの影響がある」と見込む企業は、回答した企業(127社)のうち74%に上りました。

 

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今回の取り組みは、新型ウイルスの影響に悩まされてきた大学生と企業の双方がウィンウィンとなるような、今の時代ならではの「マッチング」だったと感じています。

この取り組みが、新型ウイルスの影響に悩む、多くの大学生や企業のヒントとなり得るのか、今後も注目していきたいと思います。

 

 



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山形局記者 | 投稿時間:17:50