【記者特集】どう備える?最上川のリスク

 

去年、最上川の氾濫などによって県内に大きな被害をもたらした「令和2年7月豪雨」から1年になります。最上川のリスクに私たちはどう備えればいいのでしょうか。

 

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山形県を縦断する全長およそ230キロの最上川。

大小さまざまな支流も含めた流域の面積は県全体の75%、流域の人口は85%を占める重要な河川ですが、これまでもたびたび被害に見舞われてきました。

 

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最上川の流域で、この10年以内に起きた水害をまとめました。

繰り返し水害が起きていて、そのたびに多くの住宅が浸水被害に遭っています。

特にこの3年間は、毎年発生していて、去年の豪雨では、4つの観測地点で過去最高の水位を観測しました。

繰り返し水害が起きている最上川のリスクは、どこに潜んでいるのか?現場の取材を通じて、ひもといてみます。

 

 

最上川は、その地形の特性から、水害が発生しやすいことがわかってきました。

 

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流域には「狭さく部」がいくつもあり、その手前には人口が集中している盆地があります。

VTRで示したように、狭さく部には水が流れ込みにくいため、その手前にある、これらの盆地すべてで、氾濫の被害が拡大する「リスク」があるのです。

 

私たちは、こうした川のリスクにしっかり向き合い、日ごろから早めに避難するための対策を考えておく必要があります。

 



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山形局記者 | 投稿時間:15:11