【記者特集】"子ども食堂"はいま

 

皆さん、「子ども食堂」と聞いてどんな場所を思い浮かべますか?

 

生活に困っている家庭の子どものために、無料や格安の値段で食事を提供する場所。そんなイメージを持っている方が多いと思います。

 

しかし、最近では、こんな風に呼ばれる「子ども食堂」が増えてきました。

 

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その名も「地域食堂」です。子どもから高齢者まで幅広い世代が交流できる場所として、今、注目を集めています。

 

 

増加する食堂 その一方で…

このように、地域の誰もが参加できる「地域食堂」や、子どものための食堂は、全国で急増しています。

 

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NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」によると、全国の食堂の数は、3700か所以上(2019年6月時点)。

県内でも、ことし11月までの1年間で、およそ1.7倍に増えています。

 

ただ、取材をすると、こうした食堂が、多くのボランティアの人たちに支えられていることがわかってきました。

 

 

食堂を続けるために

NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」の湯浅誠理事長は、地域食堂や子ども食堂が「ヒト・モノ・カネが集まらない」という課題に直面していると指摘しています。

 

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中には「スタッフが少ない」とか、「会場の確保や食材の調達が難しい」といった理由で、厳しい運営を迫られている食堂も少なくないそうです。

 

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湯浅理事長は「地元の企業や学校、近所の人たちが、食堂の必要性を理解して、寄付金や食材の確保など、さまざまな形で支援することが大切だ」と話しています。

 

人がつながる場所に

運営に協力する地域の人たちからは

「ここに来る子どもたちが、地元をもっと好きになって、大人になったときにまた戻ってきてくれたら」

という声も聞かれました。

 

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地域のつながりが失われつつある今だからこそ、地域の大切なふれあいの場として子ども食堂が必要とされているのかもしれない。

今回の取材を通して、そう感じました。

 

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山形局記者 | 投稿時間:14:43