【記者特集】英語"教科化"で学校現場は?

 

まだ幼いお子さんがいる皆さん、ご存知でしょうか?来年度から、小学校の英語教育が大きく変わろうとしているんです。

 

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実は小学校の授業には、「必修」と「教科」の2種類があります。

 

「必修」は慣れ親しむのが目的で成績もつきません。一方、「教科」は、教科書もあって成績がつくので、より本格的と言えます。

 

これまで、小学5年生と6年生の英語は「必修」でしたが、来年度から「教科」になって、授業時間も、週1時間から2時間に増えることになりました。

 

英語が教科になるまで半年あまりと迫る中、学校も対応に追われています。

 

 

小学校では「プログラミング」が必修になり、今年度からは「道徳」も教科になりました。そこに英語が加わることになって、先生たちは、ますます多忙になっています。

 

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こうした中、川西町の取り組みは全国的にも注目されています。

教科書を取り扱う大手出版社のホームページで紹介され、学校の先生などに向けて指導用のDVDを作っている企業からも、町の取り組みをDVDにまとめたいとオファーがあったそうです。

 

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また、ほかの市町村も対策を取り始めています。

先生の英語力を伸ばそうと、放課後にALT(=外国語指導助手)から英語を教えてもらう講座を定期的に開いたり、中学校で英語を教えていた”先輩”が、小学校の授業を見学して改善点などをアドバイスしたりと、それぞれに工夫を凝らしています。

 

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一方、先生たちにも、うかうかとしてはいられない事情があります。

 

大手玩具メーカーは、おととし、3歳から小学6年生の子どもを持つ親を対象に「子どもの英語学習に関する意識調査」を行いました。

その結果、およそ5人に1人が、幼稚園や学校以外で英語を勉強していることがわかったんです。

 

専門家の中には「小学校に入る時点で英語ができる子どもは、これからどんどん増えていく可能性がある。そうなれば、子どもと先生の間で、英語力に差が出てしまうおそれがある」と指摘する人もいます。

 

忙しい先生たちが、日本の将来を担う子どもたちに英語を教える力を身につけられるよう、自治体や大学が中心になってサポートしていく必要があると感じます。

 



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山形局記者 | 投稿時間:16:50