苦労のたまもの!特別な一反に思い込めて

 

皆さんこんにちは。

この春ついに花粉症デビューし、日々苦しんでいる木村奈央です。

 

さて、3月23日(木)のやままるでは
白鷹町で今作られている珍しい織物についてお伝えしました。
シルクとはまた違った光沢感に、私も魅了されてしまいました…!

 

 

みなさんは「天蚕(てんさん)」ご存じでしたか?
一般的な絹糸の繭は小屋の中で人工的に育てられますが、
天蚕は、屋外で飼育。
繭はきれいな緑色です。その色の鮮やかさには驚きました!


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ただ、害虫の被害が多いことから安定して糸の生産ができないのが天蚕の難しいところ。
今回製作している1反分の糸が集まるのには、
なんと“3年”の月日がかかったそうです…。

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その希少価値から「繊維のダイヤモンド」ともよばれている、
天蚕糸(てんさんし)。

野生の繭から採れる糸は非常に扱いにくく、
織るのには、かなり試行錯誤が必要だといいます。

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そんな数多くの手間がかかる中、
「白鷹町の特産品として残したい」という思いで
天蚕を守り続ける地元の皆さんの姿に、本当に心を打たれました。

 

3年かけてようやく集まった貴重な糸を使って
苦労の末に製作される、特別な一反。完成がとても楽しみです!

 

お忙しい中取材に応じてくださり、
ありがとうございました^^

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やままる    

木村奈央 | 投稿時間:13:00