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現代の山伏
皆さんは「山伏」を知っていますか?
ホラ貝を吹いたり滝に打たれたりする姿を
思い浮かべるかもしれません。
坂本大三郎さん(46)は
出羽三山で厳しい修行を積んだ山伏です。
でもお会いしてみると、
カジュアルなシャツ姿でスマホも持っていました。
坂本さんは山伏について
「古くから山菜や薬草などの
知識を生かして『山と人をつなぐ』役割を担ってきた」
と教えてくれました。
月山に春が来た
そんな坂本さんが楽しみにしている「春の宝物」が
雪どけが進む月山で僅か3週間しか採れない
イタヤカエデの樹液です。
冬の間、樹木が凍らないように蓄えてきた養分は
寒暖差によって、甘い樹液として滴ります。
坂本さんは毎年集めてメープルシロップにしています。
千葉県出身の坂本さん
20代のころは東京でデザイン関係の仕事をしていて
4年前に西川町に移住しました。
都会と山の暮らしの両方を経験した坂本さんに
東北の春について尋ねると
「東京にいるとき春はほのぼのとした気持ちでいましたが
東北の春はものすごく厳しいというか激しい。
雪どけしてそこから一気に生き物たちがワーっと湧いてきて…」
山伏として日々山に入る坂本さんだからこそ、心がざわつく
「激しい春」。
ダイナミックな生命のうごめきを
ぜひ、映像でご覧ください!
山形局映像グループ | 投稿時間:17:16