2011.7.23
パックンさん

ゲスト:パックンさん

タレント
アメリカ コロラド州出身
ハーバード大学卒業
1993年 来日
1997年 お笑いコンビ パックンマックン結成
テレビのバラエティ番組や情報番組などで活躍

南沙諸島巡り深まる対立

<軍事力増強し”譲らない”中国>
南シナ海で、中国と東南アジア各国が南沙諸島の領有権をめぐって、対立を深めている。NHKがフィリピン軍から入手した写真によると、中国は島や浅瀬へ建造物を設置し、実効支配の動きを強めていることがうかがえる。ベトナムやマレーシアなど他の国々も対抗している。海洋権益を守るためだとして、海軍力の増強を続ける中国。南シナ海では、5月下旬、中国の監視船が、ベトナムの石油探査船の調査を妨害し、調査用のケーブルを切断する事件が発生。ベトナム政府は強く抗議したが、中国側は正当な行動とはねつけた。中国は「南沙諸島をもっとも早く発見、開発し、その主権は中国にある」という立場だ。南シナ海をにらむ中国の拠点、海南島を訪ねると、港には南シナ海をパトロールする巡視船が停泊。海軍の基地は南シナ海をにらむ潜水艦隊の発進拠点で最新鋭の潜水艦が配備されている。街には元の名前から変更した「南沙通り」という道路など見られ領有権に対するこだわりが感じられる。中国は海洋権益の確保に向けて着々と布石を打っている。

<中国に対抗 フィリピンの戦略は>
これに対するフィリピン。7月、南沙諸島の島の1つを下院議員たちが訪れ、領有権を主張し中国の動きをけん制した。フィリピンはたびたび、この海域で中国側から妨害行為を受けていると主張。今年2月、南沙諸島にある浅瀬の近くで漁船が、中国の海軍から威嚇射撃を受けたほか、3月には、石油探査船が中国の艦隊から妨害され、5月には、中国の艦艇が建設資材をおろしていることが確認されたという。フィリピン政府は、中国の狙いの1つは海底に眠っているとみられる豊富な天然資源と見て警戒を強めるとともに、一切譲歩せず強気の姿勢を貫く。6月下旬には一帯にある油田やガス田の一部を開発する権利を国際入札にかけると発表。フィリピンの主権を国際社会に強く印象づける狙いだ。海の名称も「南シナ海」から「西フィリピン海」と改めるとした。さらに中国の軍事力に対抗するため、同盟国アメリカとの結びつきを強め、6月から7月にかけて、南沙諸島に近い島で、合同軍事演習を行った。

<国際会議で解決策の糸口は>
南沙諸島をめぐる問題の解決策を探るためインドネシアのバリ島で開かれたASEAN・東南アジア諸国連合の地域フォーラム。出席したアメリカのクリントン国務長官は、南シナ海における各国の主張は複雑に重なり合っているとした上で、多国間で話し合うべきだと主張。これに対し、中国は、2国間の話し合いで解決できるとの姿勢を崩さず、議論は平行線をたどった。南シナ海の安定のためには、法的拘束力を伴った実効性のあるルール作りが不可欠だが、今後、作業が具体化するのは簡単ではないとみられる。東シナ海で、中国と問題を抱える日本にとっても、決して他人事ではない。

アメリカで地ビール人気

世界第2のビール消費国、アメリカ。今、地ビールが人気となっている。6月、全米からメーカー100社が集まって開かれた地ビールの試飲会にはおよそ4000人が参加。1万円もする入場券がすぐに売り切れるほどの人気だった。アメリカのビール市場は、これまで、大手メーカー3社でシェアのほとんどを占めてきたが、各地で地ビールメーカーが急増。いまでは全米で1700社を超える。「もっと違う味を楽しみたい」「地元のビールが飲みたい」という消費者のニーズが人気の背景にある。

政治の中心地、ワシントンにこの春およそ60年ぶりに地ビールが誕生。社長のブランドン・スカルさんは、政界や経済界など世界中から人々が集まるこの地に地ビールのニーズは必ずあると考え、今年4月から本格的な生産を開始した。独特の苦みとこくが特徴のこの地ビール。扱ってくれる飲食店はこの3か月で5倍の100店舗に増えた。スカルさんは「魅力的で自分も注文したくなるビールをつくっていきたい」と意気込む。ワシントンには企業の利益のために政治家に働きかけるロビイストから、地ビールづくりを始めた女性もいる。ホーリー・スティーブンソンさんが目指すのは女性らしさを特徴にした新しい味。借りている倉庫で週に1回、試作品をつくり独自の味を探している。個性的な地ビール。全米で新たな味が次々に生まれようとしている。

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