2011.6.11
藤本 隆宏さん

ゲスト:藤本 隆宏さん

18歳でソウル五輪、22歳でバルセロナ五輪と2大会に連続出場。
バルセロナ大会では400m個人メドレーで8位入賞、同種目で
日本人初のファイナリストに。
1989年には200m・400m個人メドレーで日本記録を樹立。
97年に劇団四季「ヴェニスの商人」で初舞台を踏み、俳優活動を開始。
スペシャルドラマ「坂の上の雲」で海軍中佐・広瀬武夫役を熱演して話題に。
来年放送の大河ドラマ「平清盛」では清盛の腹心・伊藤忠清役での出演が決定。

ドイツ脱原発の行方

2022年までに17基あるすべての原発を段階的に廃止する方針を閣議決定したドイツ。世界の注目が集まる一方、産業界からは懸念の声も。包装紙の製紙から印刷までを行う大型機械が24時間態勢で稼働する製紙工場。福島第一原発の事故の後、工場で1秒足らずの停電が起きた。工場の機械はすべて停止、大量の紙が駄目になった。経営者は「ごく短時間の停電でも企業にとっては影響は甚大だ」と話す。一方鉄に酸素を吹き付けて不純物を取り除く特殊なノズルを作っているメーカー。特殊な合金を鋳造し削り上げる機械を動かすのに電力は欠かせない。価格が安い韓国メーカーの追い上げを受ける中、脱原発によってもし電気料金が引き上げられると大きな影響が出るという。

産業界からの不安にも政府は問題はないと強調。不足分の電力は最新型の火力発電所の建設でよって補うほか太陽光や風力などの発電を行う企業に補助金を出す。万一電力が足りなくなっても、ヨーロッパ全土に伸びる送電網でほかの国から電力を購入する事も可能だとしている。一方省エネに対する意識も高まっている。大手部品メーカーは電気のむだづかいを見張る「省エネ監視隊」を結成。機械から不必要な熱が出ていないかなど工場内のおよそ10か所を週一回チェック。日本円で年間1000万円以上の経費を削減。工場の廃熱も暖房に再利用するなど徹底した省エネの取り組みを進めている。一方、太陽光パネルや断熱材いかした省エネ住宅も急速に関心を集めている。

「きれいな歯に」中国で歯科ブーム

経済発展が続く中国の女性の間でファッションや美容に続き「美しい歯」に関心が高まっている。中国では人口に比べ歯科医の人数が圧倒的に不足。上海では日本を含め外資系の歯科診療所の参入が相次ぐ。新潟市の歯科医療グループが設立した診療所は日本の歯科医から技術指導を受けた中国人の歯科医師が診療に。治療だけでなく予防にも力を入れ衛生管理も徹底。1日に患者40人が訪れる。会社員の女性は2年前、国営の病院で虫歯の治療を受け歯茎が炎症を起こした。友人の勧めでここに通い始め歯ぐきの状態もよくなり「予約制で便利だし安心して治療が受けられる」と信頼を寄せている。診療費は国営の病院と比べ4倍から6倍と割高だが女性は売り上げは開院当初の6倍に増えた。

一方千葉市の日本企業が北京に開いた歯科診療所。年収3000万円以上の“富裕層”を ねらって日本人医師を現地に派遣。レーザーを使った治療など最先端の治療と日本流のきめ細かなサービスを中国人の歯科医師に指導している。この会社が力を入れているのが 差し歯や入れ歯などの加工の技術で上海に加工所を開く準備を進めている。独自に開発した人工の歯の卸売価格は中国製品と比べ3倍から5倍もするが、中国の富裕層に受け入れられると見込んでいる。診療所を経営する医療グループの寒竹郁夫社長は「日本の歯科医療自体がジャパンプレミアムといわれているように非常に高付加価値でみられている。夢のある市場だと思う」と話している。

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