桑原りさのBehind the Scene~ここだけの話~

2014年08月27日 (水)番組の舞台裏:衣装編


番組をご覧の皆さんから、「この前の真っ赤な服、似合ってたね」とか「衣装は自前ですか?」などと、衣装に関する感想や質問をいただくことがあります。今回は番組での衣装選びについてご紹介します。

衣装選びは、まず、週のはじめに、スタイリストの女性が用意してくれた貸衣装を試着することから始まります。選んでもらった10着程度の衣装の中から試着を繰り返し、その週の番組のテーマに合うかなどを話しあって決めていきます。



そもそもスタイリストは、どのような基準で衣装を選んでいるのでしょうか。「海外ネットワーク」の場合、男性の傍田キャスターはジャケットが基本。ただ、スカーフやピンを効果的に使って、アクセントを加えるように工夫しているそうです。一方、私・桑原に関しては、「ニューヨークに住んでいたそうなので、ニューヨークでさっそうと働く女性のイメージを目指している」ということでした。とは言え、時々、丸襟にレースのついたかわいらしい服を“試しに”用意してくれることもあります。しかしそんな時、私はたいがい、試着室から出た途端に「あ、これは違う」とつぶやいてしまいます。2人で顔を見合わせて、思わず同時に吹き出してしまったことも。私には、かわいらしい衣装というのは、どうしてもしっくりこないのです。



試着後は、衣装を体型にフィットさせるため、必ずお直しをします。スカートの丈や幅をわずか1センチ詰めるだけで、見た印象が大きく変わるので驚かされます。これぞプロの技、といつも感心しています。

そして迎える放送当日。本番用の衣装に加え、必ず予備の衣装も一式用意されます。飲み物をこぼしたり、ボールペンのインクをつけてしまう、といったハプニングが起きた場合に備えてです。幸い、ハプニングに見舞われたことはこれまでにありませんが、スタジオの背景の色とのバランスを考えて、急きょ、予備の衣装に替えたことがあります。



そしてもうひとつ大切なのが、アクセサリー選び。最近、自分でも衣装に合わせてアクセサリーを作るようにしていて、持参したアクセサリーの中から、どれを使うか、相談しながら決めています。ピアスの大きさや、ピアスとネックレスとの間の距離など、バランスよくアレンジしていくことの大切さをいつも教わっていきます。こうして、衣装、ヘアメイク、アクセサリーと手順を踏むうちに、本番に向けて気持ちがシャキッとしていきます。



本番前のスタジオで、モニター画面を通じて衣装を確認するのもスタイリストの大切な仕事。スタジオの背景の色と調和がとれているかどうかを含め、私たち出演者が衣装をちゃんと着こなせているか、目を光らせながら見守ってくれます。

さて、私は異業種の人と会うと、ついつい「あなたに『職業病』といえるものはありますか?」とたずねてしまいます。さて、「海外ネットワーク」のスタイリストの「職業病」とは?まず、自分の服を買いに行っても「この服、あの人だったら着こなせる!」と、思わず考えてしまい、自分の買い物に専念できなくなることがあるそうです。そしてもうひとつ、初対面の人の服のサイズを無意識のうちに推測してしまうとのこと。初めて会った人に対して、「初めまして。(この人、体格いいな。海外サイズの●号かな。)」と一瞬にして相手のサイズを考えている自分に気づき、嫌になってしまうんだそうです。
そんな彼女、「出演者の衣装だけでなく、ヘアメイク、スタジオの背景、番組のテーマなど、すべてがバランスよく完璧にはまることはなかなかない」そうで、その理想を目指して日々試行錯誤していると話していました。
今回話を聞いて、衣装選びひとつをとっても、いろいろなことを考えて工夫していただいていることを改めて実感しました。感謝の気持ちを忘れず、今週も放送に臨みたいと思います。

投稿時間:21:11 | 固定リンク

2013年11月01日 (金)隠れた見どころ


今日は、「海外ネットワーク」の演出上、最大の特徴とも言える、CG(コンピューターグラフィックス)を駆使した“バーチャルスタジオ”の制作についてです。ニュースでお伝えする内容に合わせて、立体感のある画像を制作するのがCG。スタジオで全面的にCGを活用するのは、NHKのニュース番組では「海外ネットワーク」以外にほとんど例がありません。番組の見せ場の一つであり、どんなCGをつくるのか、ディレクターにとっては毎回、腕のみせどころです。

10月27日に放送した、イタリア・ベネチアの高潮についての特集では、スタジオにベネチアの街が登場し、運河から水があふれ出すという演出がありました。ディレクターの説明では、「ベネチアに実在するいろんな建物を組み合わせ、ひとつの画面に収まるように、街の様子を再現してみた」とのことでした。



CGをつくるのにあたって、ディレクターは、まず、「水路があるベネチアの風景」という希望を制作担当者に伝えました。これに対し、担当者は、完成したCGをイメージして、スケッチを描きます。このスケッチをたたき台に、最終的にどんなCGにしていくのか、喧々諤々の議論が、ディレクターと制作担当者との間で行われるのです。



今回は、日本でもおなじみの観光地・ベネチアの雰囲気を、観光客の姿を一切登場させることなく、表現するのが難しかったそうです。それに、ヨーロッパ独特の建築様式にも注意を払わなければならず、参考資料を参照してつくっていくため、余計に時間がかかったそうです。このベネチアの街のCGづくりは徹夜での作業になり、原形ができあがったのは放送日当日の朝8時。さらに、番組スタッフからの意見も取り入れて微調整を重ね、完成したのは、まさにオンエアの直前でした。

このベネチアのように、実在する風景を表現するCGがある一方で、お伝えするニュースの内容との関わりが、すぐにはわからないようなCGもあります。例えば、6月に米中首脳会談についてお伝えした際に、スタジオの地球儀の上に現れた巨大なチェスボード。

これは、アメリカと中国という大国の首脳同士が、心理戦を戦っているかのようなイメージを、“頭脳のスポーツ”チェスで表現してみたのだということです。このように、CGの隠れた意味を想像していただくのも、面白いかもしれません。

CGの制作担当者に話を聞いたところ、いつも心がけているのは「ニュース本来の内容からかけ離れないようにすること。そして、CGを見ただけで、どんなニュースをお伝えしているのか、わかってもらえるようにすること」だそうです。CGを使うことで、映像だけでは表現しきれないことをわかりやすく伝えられるように。また、遊び心をちょっぴり加えることで、番組を楽しく見ていただけるように。番組担当者一同、心がけています。今後はよりいっそう、CGにご注目いただければと思います。

投稿時間:20:15 | 固定リンク

2013年09月25日 (水)すっかりゲームのとりこに


先週、千葉市の幕張メッセで開かれた「東京ゲームショウ2013」に取材で行ってきました。9月22日の放送でお伝えした、カナダがゲーム開発の新たな拠点になっているという企画の取材でした。「東京ゲームショウ」、ことしの来場者数は過去最高で、4日間で27万人を超えたそうです。

お恥ずかしい話ですが、実は私、携帯電話やタブレット端末向けのゲーム、それどころかパソコンゲームにも手を出したことがありません。私が小学生の頃、時代はまさに“ファミコン”ブームでしたが、桑原家ではゲームを買ってもらえませんでした。「これはもうサンタさんにお願いするしかない」と、子どもながらに知恵を働かせたつもりでサンタクロースに手紙を書いたのですが、私の元にゲームが届くことはありませんでした。それ以来、なんとなくゲームから遠ざかっていたのです。

そんな私が「東京ゲームショウ」を取材することになり、「私にゲームのおもしろみがわかるのだろうか」と少し不安を抱えつつ、会場に足を踏み入れました。
「かなり薄暗いな」というのが第一印象でした。これは、ゲーム画面を見やすくするためだとのこと。場内はゲームの音が鳴り響き、自分の声ですら聞きづらいほどにぎやかでした。そしてゲームの映像は、リアルで美しく、映画のようなストーリー性もあってびっくり。知らなかった世界にすっかり五感を刺激されたようで、「なんだかおもしろい世界かも」とテンションが上がる一方でした。

 


 

カナダに開発拠点を置くアメリカの企業が作っているサッカーゲームにチャレンジしてみましたが、初心者の私でもすぐに夢中になってしまうほどのおもしろさ。最初は簡単なのに、遊んでいくうちにどんどん難しくなっていき、チャレンジ精神をかき立ててくれます。これがゲームの魅力なんでしょうね。
 


 

カナダ政府は国を挙げて、ゲーム産業の育成に力をいれています。資源大国としても知られるカナダがゲーム産業に目をつけたのは、「資源は有限だが、人間の遊びたいという欲求は無限だから」だそう。うーん、この言葉に妙に納得してしまいました。ゲームの世界では今後もますます厳しい開発競争が繰り広げられていくのでしょうね。

投稿時間:18:24 | 固定リンク

2013年08月28日 (水)インドに旅した気分で


東京では、ギラギラと照りつけていた太陽の光が、ようやく柔らかな陽射しへと変わり、かなりしのぎやすくなってきました。8月に3回シリーズで放送した「世界の暑気払い」、どんな感想を持たれましたか?所変われば文化も変わる。暑気払いの発想もいろいろあるんだなと、私自身も興味深く見ていました。

シリーズで紹介したもののうち、「食べると舌がしびれる」というアマゾン川流域に生える香草を使った“タカカ”や、タイの不思議な赤い飲み物“ウタイティップ”は、いざ自分が口にするとなるとちょっと勇気がいるな、と思いました。いちばん魅力的に見えたのは、インドのデザート“マンゴークルフィ”でした。大量生産のアイスクリームに負けまいと、昔ながらの氷菓子にひと工夫加えてつくり出したデザートです。そんな背景を聞くと、応援したくなりませんか?

スタジオで試食できるかも、という淡い期待は裏切られ、「マンゴークルフィを食べてみたい!」という気持ちがふくらんだまま、局を後にした私。帰宅後さっそく、自家製マンゴークルフィに挑戦してみました。

その作り方です。
1)    マンゴーの種の周りに包丁で切り込みを入れ、種を引き抜きます。

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2)    アーモンドとピスタチオを袋に入れ、包丁の柄でたたいて細かく砕く。

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3)    牛乳と砂糖を煮詰めたものと、先ほどのナッツを、マンゴーの中に流し込む。

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4)    冷凍庫で凍らせればできあがり。

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5)薄くカットしていただきました。

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本場のマンゴークルフィをどこまで再現できたかは別として、上々の出来栄えでした。牛乳のアイスと濃厚なマンゴーとが混ざりあって、口の中にまろやかな味が広がりました。健康おたくの私は、ついつい砂糖を控えめにしてしまいましたが、やはりアイスクリームは思いっきり甘い方が美味しかったかな、とちょっと反省。一から手作りにしなくても、市販のバニラアイスを少し溶かして流し込んでもよさそうです。夏に限らず、一年を通して食べたくなるような、上品なデザートでした。みなさんもインドに旅した気分で、お試し下さい。

投稿時間:17:24 | 固定リンク

2013年08月14日 (水)スタミナごはんで猛暑と闘う


猛烈な暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。熊本で生まれ育った私は、暑さには強いつもりでいましたが、気温が体温を超えるほどの連日の暑さにクラクラしています。番組で海外の取材映像を見るたびに、「どこか外国の避暑地に飛んでいきたい・・・」と思う私ですが、ことしは世界じゅうで厳しい暑さが続いているようですね。NASA・アメリカ航空宇宙局によると、この夏の世界の平均気温は過去最高になる可能性が高いということです。

そこで、「これまで世界で最も暑かった場所はどこなんだろう?」と疑問がわいてきて、調べてみました。WMO・世界気象機関によると、1913年7月10日に、アメリカ・カリフォルニア州のデスバレー国立公園で56度7分を観測したのが過去最高の記録だそうです。これはもう、完全に思考停止してしまいそうな暑さですね。

さて、8月11日放送の“世界の暑気払い”でもお伝えしましたが、私の暑気払いの方法はなんと言っても「食」です。日々、医食同源をモットーに生活している私ですが、この夏は旬の夏野菜が主役のスパイシーカレーにはまっています。中でも欠かせないのは、激辛カレーパウダー、唐辛子、そしてニンニクです。



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スパイスの香りが広がる時間に、食材の原産地に思いをはせるというのが私流の楽しみ方。インドではその日の天気や体調に合わせてスパイスを選ぶと聞いたことがあります。暑さでぐったりとなっていた私は、「こんな日には、きっとインドでも激辛に仕上げるに違いない」と、スパイス多めで作りました。


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疲労回復に効くビタミンB1を豊富に含む豚肉も入れた、具だくさんのスタミナカレーのできあがりです。トマト、きゅうり、アボカドの夏野菜サラダを添え、栄養満点の夕食にしました。食べ始めるとすぐに汗だくになり、パワーがみなぎってきたような気がしましたよ。


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さて、8月18日の海外ネットワークでは“世界の暑気払い”シリーズ第二弾として、各国のナイトライフにスポットをあてます。世界の暑さ対策を参考に、一緒にこの夏を乗り切りましょう。

投稿時間:19:04 | 固定リンク

2013年07月24日 (水)鯨料理の未来はいかに?


7月21日の放送では、調査捕鯨をめぐる国際法廷での裁判についてお伝えしました。
この放送に向けて、久々にロケに行った時の様子を紹介します。

ロケでの私の役割は、日本の伝統の食文化・鯨料理にみずから触れること。そして、店を訪れた人たちに、捕鯨についての考えを聞くことでした。実は、私が最後に鯨料理を口にしたのは、20年くらい前のこと。鯨の味は、おぼろげにしか覚えていません。期待と不安を抱きつつ、現場に向かいました。

うかがったのは、都内にある鯨料理の専門店。市場ではあまり出回っていないような、鯨の部位も扱い、工夫して料理にしているということでした。お刺身、ステーキ、竜田揚げ、味噌焼きなど、料理の数は20種類以上。「捕った鯨を無駄にしないように」というお店の方の思いが伝わってきました。

 

準備していただいた料理のおいしさも伝わるように、
照明にも気を使って撮影します。

 

私もお料理をいただきました。まずは鯨のお刺身。熊本生まれの私、「馬刺しによく似ている...」というのが第一印象でした。実際に口にしてみたところ、味も馬刺しと似ているような気がしました。特に霜降りがかかった肉は、口の中でなめらかに溶けるようです。鯨のお刺身、大好物になりそうです。竜田揚げやステーキもいただきましたが、久しぶりにいただいて「こんなにおいしかったんだ」と、鯨のおいしさに改めて気づきました。

捕鯨をめぐる国際法廷での裁判、判決によっては、日本の捕鯨にとって逆風になるかもしれないということです。日本のすてきな食文化のひとつが影響を受けるかと思うと、裁判の行方が気になります。今回の捕鯨をめぐる裁判のニュース、考え方や文化がさまざまに異なる各国が、お互いを理解し、認めあうことの難しさを、改めて感じさせてくれたテーマでした。

投稿時間:18:58 | 固定リンク

2013年07月03日 (水)ニュース制作の舞台裏


きょうは、海外ネットワークのコーナーのひとつ「ニュースパレット」を、どのように制作しているか、ご紹介します。

世界の面白い映像や、びっくりするような話題をお伝えする「ニュースパレット」。毎回、5つほどの話題を、海外の放送局や映像通信社が伝えた膨大な数のニュースの中から選んでいます。

「ニュースパレット」の制作を担当するようになって3か月。想像していた以上に難しい作業で、日々、苦闘しています。私が項目を選ぶ基準は「思わず誰かに話してみたくなるようなニュース」であるかどうか。でも、それだけでは、放送にのせるわけにはいきません。「短い時間で伝わる内容かどうか」「映像そのものが面白いか」「今、このタイミングで伝える必要があるのか」など、ニュースとしてお届けするまでにはいくつものハードルがあるのです。




こちらの写真は、あらゆる映像に目を通すディレクター。
1日で30本近くをまず選び出し、ひとつひとつ、内容を吟味していきます。




こちらは私のデスク。たくさんの資料に目を通し、ニュースの背景を調べていきます。
専門家への電話取材で、外国の放送局などが報じた内容を検証・補強もします。

放送するニュースの項目が決まり、編集作業に入る頃になると、ニュースをどんな順番でどのように伝えていくか、構成についても考えはじめます。
6月30日の放送では、まるで「スパイダーマン」のように壁を這うように見せることができるという鏡を使ったアートを紹介しましたが、この時、スタジオでは、私も「スパイダーマン」さながらに、手から糸を出してみました。




タネ明かしです。私が手にしている、お団子の形をした白い固まり。パーティーなどで鳴らすクラッカーと同じように、細い紙のテープが勢いよく飛び出すという仕組みになっています。本番当日は、どの方向に投げればカメラがうまくとらえてくれるのかをみんなで議論し、糸をきれいに出すイメージトレーニングを何度も繰り返しました。画面では、きれいに見えたでしょうか?

「ニュースパレット」をさらに魅力的なコーナーにするよう、これからもスタッフ共々精進していきます。来週のパレット、どうぞご期待くださいね。

投稿時間:19:33 | 固定リンク

2013年06月19日 (水)おいしいプーアル茶を入れるコツ


毎回さまざまなテーマを扱う「海外ネットワーク」。私自身、放送のたびに多くのことを学んでいますが、6月16日放送の“プーアル茶”についても、初めて知ることばかりでした。

スタジオでもご覧いただきましたが、持ち運びやすいようにと丸い形に圧縮してあるプーアル茶。直径18センチほどのもの、7つで1セットとして中国では売られているそうです。「餅茶」と呼ばれています。中国では円盤状のものを「餅」と表現するからだと言われています。ただ、見た目は餅というよりも、焼け焦げたお好み焼き風?

この餅茶、お茶を入れる時には、外のほうから少しずつ茶葉を削ぎ取って使っていきます。茶葉をポットに入れ、お湯を注ぐわけですが、ここでポイントは、最初に注いだお湯は、捨てること。「洗茶」と呼ばれるこの一手間で、茶葉に付いたほこりなどを取り除くことができるそうです。2度目以降に注いだお湯で、おいしいお茶になります。

放送の際にいただきましたが、濃厚な割に渋みは感じられず、まろやかでおいしかったです。プーアル茶は、「油っこい食事の時に飲むとすっきりする」ということで中国で人気。私もこれから夏に向け、プーアル茶ですっきりリフレッシュしたいと思っています。

 

投稿時間:17:51 | 固定リンク

2013年06月05日 (水)ワインリストラの効果はいかに?


ボンジュール!先日の放送はフランス特集で、傍田キャスターがパリから伝えてくれました。傍田さんがいつにも増して生き生きして見えたのは私だけでしょうか。

ニュースパレットのコーナーでも、フランスの話題を取り上げました。緊縮財政の中で、大統領府の所蔵ワインの1割にあたる1200本がオークションに出されたというニュースです。2日間でおよそ9400万円もの売りあげがあり、そのうち3000万円でお手頃なワインを購入、残りは国庫に入れるとのこと。著名なワインコレクターたちからは「国の遺産(heritage)の一部であるワインが世界中の富豪たちに売り払われるのは遺憾だ」と反対の声もあがっていたようです。こんな資金調達の方法があるんですね。さすがワインの国です。



ところで、パレットのコーナーの背景と、エンディングの3人の子どもたちが変わったのは気付いて頂けましたでしょうか。これまではパリの街角をイメージした背景だったのがスイスの鉄道の駅になり、子どもたちの服装は夏バージョンに変わりました。シャボン玉の中にバイキングまで登場してかわいいんですよ。番組のバーチャル映像を作ってくれるスタッフはどんどんパワーアップし、いつもユニークな発想で驚かされます。これからの番組のバーチャル映像の進化にも、どうぞご注目くださいね。

 

投稿時間:15:22 | 固定リンク

2013年05月29日 (水)アフリカを探せ!


みなさん、マンボ!これ、スワヒリ語で「元気ですか」という挨拶だそうです。なんだか響きがかわいいですよね。

 

先日の放送がアフリカ特集でしたので、先週から気分はすっかりアフリカンムードの私です。しかしアフリカに行ったことがない私は、どうしてもアフリカを体感したくなり、ついにきのう(火曜日)行ってきました、人生初のアフリカンレストランへ。

 

店内に入るとアフリカらしい絵とアフリカンミュージックが迎えてくれて、「これがアフリカか~」とテンションは上がりっぱなしです。

 

そして、アフリカンフード。粒々のクスクスや、ひよこ豆のコロッケのようなファラフェルなど。北アフリカの料理だそうです。さっぱりとした味付けの野菜が中心のお料理ですが、存在感のあるおいしさでした。暑さを吹き飛ばしてくれそうな爽やかさです。

 

その後もアフリカ気分から抜けられず、家の中でもアフリカ探しをしてみたところ、ありましたよ!健康・美容効果が高く、“不老長寿のお茶”と言われているルイボスティー。原産地は南アフリカでした。他に、ブラックペッパーも南アフリカ産でした。

 

 
 食を通じてアフリカがすっかり身近になりました。今アフリカの経済が注目されていますので、これから益々アフリカの食文化が日本に入ってくるかもしれませんね。楽しみです。

投稿時間:17:39 | 固定リンク

2013年05月22日 (水)私を支える"三種の神器"


「海外ネットワーク」の制作は、水曜日の朝の全体会議からスタートします。ここで各コーナーの今週のテーマや、そのニュースをどう伝えるかを話し合います。その後、それぞれのコーナーのチームに分かれ、構成や演出を考えて、日曜日の生放送に向けて全力疾走していきます。

私は「ニュースパレット」の制作に加わります。パレットチームは、海外のニュース映像をかたっぱしから見て、興味深いニュースを探し出し、その背景を掘り下げます。映像を編集し、音楽やナレーションを入れて完成なのですが、映像のつなぎ方やナレーションの言葉ひとつで印象が全く違ってくるので、慎重に慎重を重ねて何度も練り直します。

こういった根気が要る作業を各チームが毎日行い(しばしば深夜まで!)、生放送の準備が整うのは放送直前なんです。私もこの番組に携わるまで、こんなに長い時間をかけて制作されているとは知らず、びっくりしました。

“健康が勝負”と思っている私は、不規則になりがちな日々をいかに元気に乗り切るかに全力を注いでいます。そこで私の“三種の神器”をご紹介します。

神器1:喉にいいお茶や、体のむくみを取るお茶、野菜不足を補う青汁など。机の引き出しに常備し、必要に応じてグビグビ飲んでます。

神器2:体のツボ押し器。体の中の血液が滞ってきたなーと思ったら、これで首筋や肩をマッサージ。ついでに頭も。あなどるなかれ、びっくりするほどスッキリするんですよ。

神器3:アロマオイル。疲労回復や風邪の症状改善の効能が期待できるというレモングラスのオイルを、USBタイプのデフュ-ザーに入れて使っています。

この心強い三種の神器に支えられながら、今週もエネルギッシュに走り抜けます!

投稿時間:16:45 | 固定リンク

2013年05月15日 (水)気分はソーラーパネル


こんにちは。早く暖かくならないかなぁ・・・と思っていたら、全国的にいきなりぽかぽか陽気で、ニュースでは熱中症の話題まで出てビックリですが、みなさんはいかがお過ごしですか?

 

私はきのう(14日)、いい天気に誘われて、渋谷の代々木公園でジョギングしてきました。ほぼ毎日、筋トレとジョギング5キロを欠かさない私ですが、普段は“屋内派”です。ジムだと温度設定も完璧だし、車や障害物も無いし・・・という理由からですが、外でのジョギングはやっぱり気持ちいいものですね。代々木公園には、私のようにジョギングをしている人やひなたぼっこを楽しんでいる人が結構いました。

 

植物が光合成をするように、私たち人間も太陽からエネルギーをもらっている気がしませんか。実際、太陽に当たると人間の脳内では「幸せを感じる神経伝達物質」が分泌されて、不安感や憂うつな気分が軽減されるそうなんです。太陽が私たちをハッピーにしてくれるなんて、ありがたいですね。というわけで、私は普段から太陽が当たっている道を選んで歩くようにしています。

 

こちらはニューヨークのセントラルパーク。暖かくなるとセントラルパークはピクニックに訪れる人で溢れます。これから、ひなたぼっこに最適の季節になりますね。

投稿時間:18:29 | 固定リンク

2013年05月08日 (水)誇るべきスクランブル交差点!?


こんにちは。先日の放送では、スイス生まれでタレントの春香クリスティーンさんをゲストにお迎えしました。今年度初。私にとっても初めてのゲストでした。

 

番組では、EUを率いるエリートたちを養成する学校を取り上げました。春香さんにスイスでの授業について尋ねたところ、「スイスにはいろんな国の人たちが来るので、その人たちの文化を理解しながら話し合う授業が多かった」とのことでした。私の中で、ヨーロッパの人たちは「主張」よりも「対話」を大事にするような漠然とした印象があったのですが、春香さんの話を聞いて「なるほど」と納得してしまいました。やはりその土地を知るゲストの生の声を聞くと理解が深まるなと感じた瞬間でもありました。

 

「ニュースパレット」のコーナーでは、着用したネクタイを汚さないための “ネクタイ袋”をご紹介しました。ネクタイを簡単に包める発明品で、「食事の時に安心できる」のだそうですが、シャツやジャケットは汚れてもいいの?と思ってしまいました。春香さんも「女性には理解できないですね」。

 

春香さんが日本に来た際に、このネクタイ袋と同じくらい驚いたのが、雨の日にお店の入り口に置いてある透明の傘袋の存在だったそうです。「なんでわざわざ?」と。雨に濡れた傘の水滴がお店の床に落ちるのを気にするのは、日本人らしい一面なんですね。ちなみに、そんな春香さんも今ではしっかりと傘袋を愛用しているそうです。

 

 

さて、こちらは東京・渋谷駅前のスクランブル交差点です。多い時には3000人が一斉に渡ることで有名なこの交差点。撮影している外国人の姿をよく見かけます。外国人が驚くものの一つのようですが、驚きのポイントは人の多さだけではないようなのです。

 

ニューヨークから来た私の友人いわく、「みんながぶつからないように譲り合ってあんなにうまく渡るなんて、他の国では考えられない。普通はぶつかってケンカになりかねない。さすが日本人!」とのこと。まさか渋谷のスクランブル交差点の光景から、“日本人の譲り合いの心”を読み取ることができるとは思いませんでしたが、そう思うとなんだかあの交差点がとっても誇れる存在に思えてきました。

投稿時間:18:48 | 固定リンク

2013年05月01日 (水)動物に感謝!


みなさん、大型連休はいかがお過ごしですか?私は普段の休日と変わらず街歩きを楽しみました。きのう、ふらっと立ち寄ったペットショップで見慣れない光景を目にしました。たくさんの仔犬たちの中に、大きなコーギーの成犬が1匹いたのです。近寄ってみると、そこには「里親募集中」の文字が。そのペットショップは保護された犬の里親探しに協力しているそうで、里親は通常1週間くらいで見つかるとのことでした。ペットショップの活動に胸を打たれると同時に、なんだか切ない気持ちにもなりました。

 「ニュースパレット」のコーナーでも動物の話題をお伝えすることがありますが、かわいそうな境遇の動物も少なくありません。前回お伝えした、トラ、ライオン、クマの3頭がアメリカの動物保護センターの同じ柵の中で仲良く暮らしているというニュースもそうでした。3頭がまだ子どもだった8年前、飼い主から虐待・飼育放棄されていたところを保護されたそうです。保護センターは、幼い時に受けた精神的なショックがこの3頭の結束を強めたのではないか、と分析していました。仲良くじゃれ合う3頭を見て、人間の身勝手を考えさせられました。

前回の「パレット」では、セラピードッグについてもお伝えしました。人間は動物と接することで血圧が安定し、気持ちが落ち着くそうです。私たちは、普段、想像以上に動物に癒やしを与えてもらっているのかもしれません。感謝の気持ちを忘れず、付き合っていきたいですね。


(うちで飼っているワンコです!)

投稿時間:21:38 | 固定リンク

2013年04月25日 (木)ゆるキャラの広報力


「いったいどうして日本人はそんなにキャラクターが好きなの?」と、日本に遊びにきた外国人によく聞かれます。確かに、これだけたくさんの“ゆるキャラ”が日本中に溢れているのは、外国の人達には謎なのかもしれません。

私の出身地、熊本のゆるキャラ“くまモン”は、今やスーパースターです。去年、ゆるキャラコンテストで日本一になり、アメリカの新聞ウォールストリートジャーナルにも掲載されたほどです。熊本に一歩足を踏み入れると、食べ物のパッケージからお仏壇まで、街じゅうがくまモンで溢れ、くまモンを見ないようにする方が難しいくらいです。

くまモンが登場するイベントには追っかけファンがどっと押し寄せ、集客効果も抜群です。熊本で開かれたイベントに友達同士で来ていた“追っかけ”アメリカ人は、「アメリカにはこんなキャラクターはいないもの。ジャパニーズカワイイだわ!」。大人気のくまモン、2012年の経済効果は、なんと293億円6200万円だということ。恐れいりました!!

 

※画像をクリックしますと拡大でご覧になれます。

前回の放送でお伝えしたフィンランド大使館のフィンたんも、頑張ってましたよね。取材後も人気は増すばかりで、今やフィンたんのTwitterのフォロワーは9万人を超えたそうです。グスタフソン大使が、フィンたんの活躍ぶりについて尋ねた瞬間に(オンエアではカメラには写っていませんでしたが)思わず顔をほころばせていらっしゃったのも納得ですね。

    

 

フィンたんの魅力は、かわいいのはもちろん、なんと言っても絶妙なつぶやきのセンス。「僕、よく手がゴツいって言われるんだけど6歳だよ!( ー`ω´ー )」なんてつぶやくんですから(笑)。人々の目を一身に集めるキャラクターは、笑わせ、惹きつけ、愛されなければいけないんですから、奥が深いですね。これからどんなキャラクターが登場して、私たちを魅了してくれるのか、楽しみです。

投稿時間:17:31 | 固定リンク

2013年04月17日 (水)国のアピール力


みなさん、こんにちは。14日の放送をご覧頂いた皆さん、ありがとうございました。アフガニスタンの仏教遺跡、ロシアの折り鶴、そして北朝鮮情勢などありましたが、どのニュースが印象的でしたか?

 

私には、ロシアの折り鶴の話が印象的でした。(こちらからご覧頂けます。)折り紙の早折り競争に負けて涙を浮かべる子どもの姿が愛おしくて!それにしても、日本の折り紙がロシアであんなに大人気だったとは、ただただ驚くばかりでした。

 

確かに、日本文化や日本製品は海外でとても人気があって、畏敬の念すら抱かれることもあるんです。アメリカにいた頃、外国の学生たちを日本へ連れてくる“ジャパントリップ”を企画したことがあります。東京、広島、京都など日本各地を旅して歴史や文化を学んだり、中曽根元首相や小泉元首相の話を聞いたりと、国際交流・相互理解を目的とした旅でした。驚いたのは、参加した学生たちの、日本の製品やサービスへの評価の高さでした。タクシーの自動ドア、温かい飲み物の自動販売機、時間通りに来る電車、そしておもてなしの素晴らしさといったひとつひとつに「Awesome(すごい)!」「Unbelievable(信じられない)!」。私たち日本人にはあたりまえすぎて気付かないような日本の素晴らしさを教えてもらいました。

 

ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授によると、現代の国際政治・国際関係に求められるのは、軍事力や経済力のような“ハードパワー”ではなく、文化や政策で他国を魅きつける“ソフトパワー”だそうです。日本は魅力的なソフトパワーを持っているにも関わらず、発信力が弱いという指摘をしばしば目にします。私が通っていた大学院の教授にも「日本はせっかく素晴らしいソフトパワーを持っているのに、それをうまく利用できてないのがもったいない!」と言われたことがありました。個人にできるのは小さいことかもしれませんが、私も日本の魅力をどんどんアピールしていきたいなと思いました。

 

さて、来週の放送の「ワールドトレンド」の中でも、国の発信力について考えていきます。フィンランド大使館が行っているユニークな広報戦略に迫っていきますよ。お楽しみに!

投稿時間:19:05 | 固定リンク

2013年04月10日 (水)教育は財産なり


7日、初めての放送を終えました。ご覧頂いた皆さん、楽しんで頂けましたでしょうか?

番組でも話しましたが、『海外ネットワーク』はCGを駆使しているからでしょうか、生放送だと知った方はびっくりされます。ここだけの話、最近まで私も収録だと思っていたくらいですから(笑)。私は、特に番組の最後の方でスタジオに出てくる3人の子どもたちがお気に入りです。1人ひとりの動きをよーく見ると、かわいいですよ。早く名前を付けてあげなきゃと思っています。

 

※画像をクリックしますと拡大でご覧になれます。

 

さて、私が今回の放送で特に興味深く感じたのは、特集コーナーの「教育立国シンガポールが誇る『未来の学校』に迫る」でした。(放送の一部はこちらでご覧頂けます。)土地や資源に恵まれていないシンガポールは“人こそが財産”という考え方で、国を挙げて教育への投資に力をいれているのです。

教育熱心と言うと、私が留学していたアメリカをはじめ、世界各国のユダヤ系の人たちが頭に浮かびます。“The real wealth is portable. It’s knowledge. (真の富は持ち運ぶことができる。それは知識である)”。彼らの教育に対する考え方だそうです。マルクス、フロイト、アインシュタインといった“知の巨人”たち、ノーベル賞受賞者などを数多く生み出していることを考えると、「ふむふむ、確かに教育って最高の財産かもしれない・・・」と妙に納得してしまいます。

というわけで、私も『未来の学校』のような環境で子ども時代を過ごしてみたかったな、とシンガポールの子どもたちを羨ましく見ていました。

さて、今週の放送で私が注目しているのは、ワールドトレンドのコーナーでお伝えするロシアで大流行している折り紙の話です。日本のアニメや漫画が世界で大人気なのはよく知られていますが、まさか折り紙が人気だとは!私たちの想像を超えるハイレベルな折り紙が登場しますよ。オンエアをどうぞご期待下さい!

投稿時間:19:46 | 固定リンク

2013年03月30日 (土)はじめまして


みなさん、こんにちは!4月から『海外ネットワーク』のキャスターを務めます、桑原りさです。どうぞよろしくお願い致します。



※画像をクリックしますと拡大でご覧になれます。

 

熊本県出身です。これまでは、NHKで教育テレビの科学や英会話、国際放送の番組に出演したり、CSの経済番組でキャスターを務めたりしていました。10年の歴史を持つ『海外ネットワーク』で初めての外部からのキャスターということで身が引き締まる思いですが、自分らしく楽しくお届けできればと思っています。

私を一言で表現しますと、ずばり“健康オタク”。週に6日はジムに通って筋トレとジョギングに勤しみ、旅先へもランニングシューズは欠かさず持っていきます。私をよく知る友人からは「りさ、マドンナでも目指してる?」。

日々の食事の選択基準も「今の私に必要な栄養素は何か?」です。最近、趣味が高じて“オーガニックセラピスト”という資格も取得しました。ゆくゆくは『海外ネットワーク』に“世界の健康コーナー”を作ろうかと、ひそかに目論んでいます(笑)。

私は以前、国際関係を勉強するために、ニューヨークの大学院に留学していました。100か国近くから学生が集まっていて、世界の縮図のような環境でした。カザフスタン、グルジア、トルクメニスタンなど、なかなか出会うチャンスがなかった国の人たちと接し、遠い存在だった国との心理的距離がぐっと近づいたのを感じました。

大学の外でも、ピザを食べながら運転するタクシーの運転手や、接客中にマニキュアをつけるスーパーの店員など、習慣やカルチャーの違いに驚かされながら刺激を受けた日々でした。 

私にとって海外とは、気付きを与えてくれる存在です。みなさんにとって“海外”とはどんな存在ですか?これから番組を通して、皆さんと一緒に色んな発見をすることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

投稿時間:20:21 | 固定リンク

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桑原りさのBehind the Scene~ここだけの話~
桑原りさキャスター

熊本県出身。大学卒業後、
NHK教育「サイエンス
ワンダーワールド」
「英会話トーク&トーク」
「英語ビジネスワールド」
など、TV・ラジオ番組の
司会を務める。


2008年に米国コロンビア
大学大学院にて国際関係修士
号を取得。
帰国後は経済番組キャスター
を経て、国際問題・社会貢献
をテーマに活動。

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