2012年02月04日 (土)"イクメン"が増えるとともに


1月21日の海外ネットワークでは、アメリカで社会問題となりつつある"父親の産後うつ"について取り上げました。"産後"という言葉がついているように、日本では、出産した後の母親に見られる症状として知られ対策が進められていますが、アメリカでは育児に熱心な"父親"の間でも広がっているというのです。 ゲストは、ご自身も育児をなさっている、モデルの冨永愛さん。アメリカに行った際には、ベビーカーを押すお父さんの姿をよく見かけ、日本よりも育児に関わる男性が多いなという印象を持っていたそうです。確かに、アメリカでは父親が育児などに費やす時間が、日本の3倍にのぼるというデータがあります。しかしその一方で、おととしには、「父親になったばかりの男性の10%が産後うつとなり、睡眠障害や孤独感に襲われている」という専門機関の調査結果も発表されました。これに対し、冨永さんからは「もしかしたら、男性の方が多くの時間を家の中で過ごすということに慣れておらず、ストレスがたまりやすいのかもしれませんね」とのご意見が出ました。リポートの中では、カリフォルニア州で産後うつの男性を診察している精神科医が、「男性は周りに相談せず、精神的に追い詰められてしまう傾向が強い」と指摘。「男性は産後うつにはならないものだ、なってもそれを隠さないといけない」と考えてしまうというのです。専門家は、育児の不安や悩みを周りの人に打ち明けることが大事だと呼びかけていました。 冨永さんの場合は、お子さんが2~3才頃、何かを伝えたそうなのにうまく表現できず、冨永さんの言葉も良く理解できない時期が、コミュニケーションが難しく最も大変だったそうです。男性の育児参加が進むにつれ、新たな問題として浮かび上がってきた"父親の産後うつ"。日本では実態についてのデータはまだないということですが、事例は出始めているということです。"イクメン"が増えることを歓迎するとともに、日本でも、そうした症状への対処や予防の取り組みの充実が求められています。冨永さんは「女性だから、男性だからというのではなく、育児に携わる人に向けて同じように、カウンセリングなどのサポート体制を整えて欲しい」とおっしゃいました。その通りだと思います。日本の専門家によると、今は高齢出産が増え、その親もすでに高齢となっていることから、自分たちだけで子育てを頑張ろうという人たちが多くなっているということです。頑張り過ぎてもうやりきれなくなってしまう、周りに相談できずにストレスをためてしまう、そんなパパやママが増えないよう、時代背景も踏まえながら、周囲の理解や環境の整備を進めていかなければいけないと感じました。

投稿時間:19:41